そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

まつりちゃん☆じんべい君☆またね

2024-07-25 19:00:00 | 天に還った猫たち犬たち
遺棄として保護された産まれたばかりの仔猫4匹。
行政からの相談で、これは一刻も早く迎えが必要だと
すべてのことをそっちのけで、お迎えに行きました。
7月3日の夕方です。
日中、栄養不良の子猫たちが来たばかりでした。

迎えに行くと、へその緒がついた目の開いていない小さな・・・
いえ小さすぎる仔猫たちが4匹折り重なるようにそこにいました。



すぐに連れて帰る決断をして、スタッフさんに連絡を入れました。
この大きさのミルク飲みのお世話って、誰ならできるんだろうと
ちょっとだけ悩みました。
3人のスタッフさんに着信を残しました。

その後、折り返してくれたスタッフさんに、事情を説明して
お迎えにきてもらいました。
キャリーをのぞいた瞬間

ちっちゃい・・・・とひとこと。
場所を変えて体重を計りました。


わずか100グラムのまつりちゃん

この大きさだし、こちらに来るまでの状態は何もわかってないから
いつ何時何があっても、貴女のせいではないからねと伝えます。
本当に小さくて、儚さいっぱいです。

もちろん心の中で、どうかがんばって生き延びてほしいと祈りました。
4匹もの幼子のために不眠不休の日々に突入するスタッフさんに
生命力を信じて託しました。

折り返しの電話をくれたこと。
この子たちと強い縁で結ばれていたんだと思います。
4匹は、夏にちなんだお名前をそれぞれつけてもらいました。

そして、お世話に突入したのですが、
さびのまつりちゃんが、弱っているのか自力でミルクを飲めない状態だと
連絡が入ります。



点滴をしてシリンジで少しずつミルクをあげてもらいます。
カテーテルで胃までミルクを入れる方法もすぐに習得してくれて
こまめにミルクをあげてもらいました。



7月4日の23:40
他の兄弟姉妹に囲まれて、
ふわふわぽかぽかのフリースにくるまって
静かに息を引き取りました。

こんな小さな子が、ずいぶんがんばってくれました。
生きようと一生懸命でした。



まつりちゃんを見てくれたスタッフさんは、昨年からミルク飲みの
お世話をお願いしている方です。
初めて・・・自宅で、預かりっ子を看取ることになりました。
たった1日なのに、思っていたよりもずっと悲しいですと・・・。

昔、たくさん泣いて悼んであげると成仏できるんだってと
お友達に聞いたことがあります。
その言葉が、心の中にストンと落ちてきて
そこからたくさん泣くのは悪いことじゃなくて、
いいことなんだろうなって思ってきました。
だから、がんばったことをほめてあげて、そしてたくさん泣いて
見送ってねと伝えました。

翌日、ミルク飲みのベテランスタッフさんたちが同行してくれて
まつりちゃんを斎場に運んでお見送りを済ませてくれました。





ただ、これで終わりではありませんでした。

その翌日、いちばん小さかったじんべい君が旅立っていきました。
同じ時間、23:40でした。


86グラムだったじんべい君。

保護に至るまでがきっと相当過酷な状態だったんだろうと思います。



まつりちゃんとおんなじ舟に乗ったんだと思うと
そこだけは何となくほっとしました。
みんなが待ってるね。
これまで見送った子たちと仲良くするもよし。
生まれ変わって戻ってくるのもよし。


娘さんといっしょに折り紙のお花と猫も
作って入れてくれました。

がんばった姿はきっと今後に生かされるだろうし
この子たちと縁のあったスタッフさんのお家は
きっと居心地もよかっただろうと思います。



あったかくて、お腹も満たされて、他の兄弟姉妹といっしょ。

大きくすることはできませんでしたが、まつりちゃんもじんべい君も
向こうに着いたら大きな声でご挨拶してると思います。

向こうで開催される夏祭りは、きっときみたちが主役だね。


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