そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ここがお家だよ、ここちゃん

2024-02-25 05:45:09 | 天に還った猫たち犬たち
昨年、会に寄付のフードを申し出て下さったHさんから
スタッフさんのところにご連絡が入りました。

寄付の受付をしたそのスタッフさんに
その当時、外にいる耳カットをした猫を
室内に入れるにはどうしたらいいのかの相談をしていたようです。

すでに飼い猫もいる中、相性の問題、病気の問題
思い切って室内に迎えるにはやはりいろいろな準備も必要ですから。
背中をそっと押すアドバイスができたようです。

病気の検査もして、11月23日に保護をされ
今月2月に入って先住さんとの仲も
ようやく落ち着いてきたところだったそうです。

ここがお家だよ
そういう意味を込めて、ここちゃんと名付けられた可愛い女の子。



1週間前にいきなり体調を崩し、あわてて受診したところ
肥大型心筋症を告げられて入院。
頑張っていたようですが2月17日に息を引き取ってしまったそうです。

最期が5分間に合わず、ひとりで旅立たせたと嘆いていらっしゃいました。
猫は、自分のお世話になった人に
最期を見せる子と見せない子と分かれます。

看取らせてくれたから互いに通じ合っていたとか
看取れなかったから申し訳ないことをしたとか
そんな話ではまったくないと思っています。

最期を見せない愛情、見せない恩の返し方もあるのだと思います。

お家の子になったのは3か月間。
その前からの様々な心の葛藤の期間を入れたら
ここちゃんは、たくさん気にしてもらっていたんでしょう。

ここがお家だよのここちゃん。
なんて素敵なお名前で迎えてもらえたのかと思います。
温かさいっぱいの中で旅立てたことは
何にも代えがたいものだと思います。

外で暮らすことを強いられた、いわば野良猫は
その終わりの時を密かに迎えるしかありません。
それも致し方ないことなのです。

大人猫で、しかも耳カットしてあって
それでも家に入れたことそのものが奇跡なんだと思います。
しかも、どうして亡くなったのかその原因までわかっているのは
家猫になれた何よりの証です。

たくさんのありがとうを残して天に還ったここちゃん。
とっても穏やかで控えめで優しい性格だったそうです。



ここちゃんみたいにお家に入れる猫たちが
これからもっと増えてくれたらいいな・・・。
そんな願いを込めて、ここちゃんのことを記録しておこうと思います。

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