そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

扁平上皮がんと闘う白ちゃん

2016-09-05 08:40:18 | 病気&事故の話し/猫編
捨てられていたり、迷い込んできた猫を見捨てることができずにいる方って
けっこう大勢いますが・・・


以前からの相談者のSさん
避妊去勢手術をしたいという猫がいるということで訪ねたところ
前回関わった猫の白ちゃんの病気が悪化していました


進行を食い止めるために、耳だけでなく鼻のがんも切除したそうです
毎日お薬はかかせないそうです



白ちゃんは、今ではすっかりおとなしくなり、わたしに体を触られても嫌がりません


もともと白っぽい毛の色の子は皮膚が弱くて、日光過敏症やこうした扁平上皮がんになりやすいので
室内のみで暮らせればそれがいちばんいいのですが、外で暮らす子がこうした病気にかかると
本当に大変なことです


耳が無くても、鼻が無くても、お世話をしてくれる人がいれば
生きていくのには困りません



白ちゃんは、家の中に入れてもらって暮らしているので
日光に当たらないようにねと伝えてきました



Sさんのそばにいたことが、白ちゃんの命を救ったことになります
他の人だったら・・・ここまではやってもらえないからです


Sさんのこうした優しさや思いやりを知って、無責任にも便乗しようと捨て猫をする人もかなり多いそうです
先日は、飼い猫と思われる猫の置き去りもありました


動物と関わったら、最後まで関わり続けてほしいと思います
どんな理由でいらなくなったのかはわかりませんが
困ったら誰かに押し付けるというのは最低ですね


猫なんか・・・とか、猫だからしかたない・・・とか
そんな風に考える人は、初めから動物と関わってはいけないと思うのです


Sさんが、
『この子があまりに痛がるようになったら、痛み止めも効かなくなったら安楽死も考えているよ』
・・・とつぶやきました
Sさんの懐の深さに感服したわたしです
そして、白ちゃんが少しでも長く暮らせることを祈って帰路につきました

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ランちゃんまたね | トップ | 自分を馬鹿だと思うとき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

病気&事故の話し/猫編」カテゴリの最新記事