1月30日、飼い猫のちぃちゃんがマンションの3階から脱走してしまったとご相談を受けました。
連絡をいただいたのは3日後の2月2日のことでした。
すぐに電話をし、状況をうかがってやっていただくことを伝え
猫と暮らす会のホームページに掲載しました。
飼い主さんは、猫はすぐに死んでしまうと思いがちですが、どんな高齢の子でも
けっこうな長い期間放浪しても、ふたたび再会することはできるのです。
まして若いちぃちゃんがすぐにどうこうなるはずもありません。
根気よく探してほしいことをお伝えしました。
そして、昨日。
ついにちぃちゃんに奇跡が起きたのです。
この奇跡を呼んだのは、紛れもなく飼い主さんたちの強い想いだったのではないでしょうか。
お昼に電話がありました。
「最近うちに餌を食べに来る子がいて、人馴れしている感じだったので
ネットで調べたら似ているのですが」という事でご連絡いただきました。
妻(一番懐いている)がすぐ向かったところ、まだその方の家の周りにいて、
庭に来たところで、優しく呼びかけたところ、
尻尾を立てて少しずつ近づいてきて、最後スリスリしてきたところを捕まえて、
持参してきたキャリーケースに入れたそうです。
3~4分ほどのことだそうです。
最近食べに来ていて、人馴れした感じはしていたそうですが、
触らせてくれたのは妻だけだったそうです。
家に戻ってきた当初はしきりに鳴いていましたが、たくさん餌を食べて、今はすっかり落ち着いたようです。
飼い主さんのご自宅からはけっこうな距離のある場所での目撃情報だったのです。
痩せていましたが、とりあえずは元気そうで本当にうれしいです!
念のため病院で診てもらおうと思います。
この一カ月近く、寒い中本当にがんばってくれたと思います。
これからは脱走に気をつけて大切に飼育してゆきたいと思います。
お電話でアドバイスをいただき、励ましていただき、本当にありがとうございました!!
猫と暮らす会のホームページを見て
連絡を入れてくださったそうです。
ちぃちゃん、よく頑張りました。
本当に良かったです。
脱走したら、まず近隣を探したり、ボランティアの掲示板に情報を載せてもらったり
チラシを貼ったりとやれることは必ずやってもらいたいと思います。
中には、飼い猫の写真が1枚もないと言われてびっくりしたことがあります。
脱走は絶対に避けたいところですが、それでも、それでも万が一のときのために
心がけておかないといけないことはたくさんあります。
そして、飼い主さんはあきらめない心で飼い猫を探してあげてください。
その子のことを、見つけ出してあげられるのはやはり飼い主さんしかいないのですから。