アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・水曜日

2011-04-06 23:22:22 | 競馬
アンカツ手記・水曜日----------------------------------------

さあ、今週は僕が3勝させてもらっている桜花賞です。
一昨年がブエナビスタで勝ち、昨年はオウケンサクラで2着。
今年もマルセリーナという頼もしい相棒と共に挑戦することが出来幸せです。

昨年12月にマルセリーナが新馬勝ちした直後、
朝日杯FSウィークの手記の中で「底力を感じました」と書いています。
デビュー戦を勝ったばかりの2歳馬に対して、
こういうジャッジが出来る若駒は滅多にいません。
さらに「軽快なディープインパクトの子にしては良い意味のズブさがあり、
距離が延びても大丈夫。楽しみです」と付け足していました。
その1ヵ月後に牡馬が相手のシンザン記念に格上挑戦して3着に好走。
これは走ると確信しました。

牝馬同士の前走、エルフィンSを好位から差しきって、
早々と桜花賞に向けての賞金を加算できたのが大きかったです。
ここで約2ヶ月のレース間隔を確保できたことで、
減っていた馬体が回復でき、非常に良い状態で臨めるようになりました。

先週の追い切りにまたがって、しっかりとコンディションの良さを確認。
楽に走らせて最後だけ伸ばすと、抜群に反応が良くて感心。
本当に乗るたびに魅力的な牝馬になってきてくれます。
6日の最終追い切りはこれまでのように、
松田博厩舎のスタッフにお任せすることになりました。
同厩舎の大エースだったレーヴディソールが骨折し、
マルセリーナも何頭かと並んで主力の一角に。
こんな時だから、結果を出したいと思っています。

これまで、桜花賞を勝ち負けした名牝と比較しても、
マルセリーナの能力と素質は勝るとも劣らないと評価できます。
どこが優れているのか、どのあたりが魅力なのか、明日書いて締めます。

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明日も早いので簡単に。

ここまでのマルセリーナについて大雑把な回顧だが、
とにかく純粋に走る馬であるというジャッジと、
日に日に良くなっている、という2つが軸になっている。
特に後者のほう、どんどん良くなっているという面がお気に入りみたいだね。
若い時期なので、人間の成長期のようにどんどん変わっていくのは当たり前だが、
月単位じゃなく「1日単位で良くなっている」と言われる馬。
こんな評価はなかなか貰えないと思う。
新馬戦前の調教ははっきり言ってもっさりとしており、
7割くらいとかなんとか言われていたくらいだったが、
ロスなくこの桜花賞にたどり着いたことは賞賛に値する。
ディープインパクト産駒らしく、使って体が減る傾向はあったが、
前走を勝ったことでこのマイナス点をフォローすることに成功。
軽い調整自体は休まずに続けられて、3~4週間ほど前に馬体は完全に回復。
後はビシビシと追って素晴らしい動きを見せつつ仕上げられた。
1週前の追いきりでもう言うことは無いと思っているが、
今日の追い切りでも文句の無い動きを見せてくれた。

後は当日までに体調の変化が無いこと、それだけ。
サラブレットは繊細で、たった1日で急激に悪化することもあり、
特に3歳牝馬では顕著。牡馬や古馬のように信用することが出来ない。
それで駄目になる馬が各レースに1頭や2頭はいるくらいなので、
絶対に大丈夫ということは出来ないが、
95%くらいは大丈夫であろうと思っておくことは出来そうだ。
最大のライバルであるホエールキャプチャの動きが相変わらず凄く、
力的にも簡単に退けるということは出来ないだろうけども、
良い勝負をして、その上でこちらが上であると嬉しい。
大いに期待したい。




ジャミール 文句なし
先週に引き続きアンカツが乗って調整。
CWでエーシンマダムジーを4馬身先行させて追いかけた。
66.2-51.6-38.4-12.5
内に入って終いを強めに追われて頭だけ先着。
もう出来上がっているので、次に備えて目一杯の仕上げではないが、
しかしこの「頭先着」の事実が嬉しいね。
過去のジャミール出走時の記事を振り返ってみれば分かることだが、
この馬、調教でも併走馬に対して前に出ることが無い。
「アンカツ苦笑い」と、いったい何度書いたことかw
今回の、一杯に追わずに先着、その事実だけで十分だ。
これまでとは違うジャミールが見られると期待している。




タガノジンガロ 動きは素晴らしいが
マーチSへの出走を予定しているジンガロ。
CWコースで追われたのだが、素晴らしい動きを見せた。
86.4-69.7-54.5-39.8-11.6
終い重点で切れたね。絶好の動きと言えるだろう。
この状態なら重賞でもやってくれそうなんだけども、
どうも除外対象の2番目になってしまっている感じ。
体調を崩す馬がいない限りは、除外されてしまいそうだ。
この調子でレースに出れないってのは残念でならないね。




オメガブレイン 好調子
ニュージーランドトロフィーに出走するオメガブレイン。
美浦南のポリトラックで軽く追いきられた。
64.9-51.0-37.9-13.0
OP馬のビービーファルコンを追走して楽に併入した。
引き続き好調ということが出来そうだ。
2歳王者グランプリボスがどうやら出走を決めたようで、
NHKマイルの席が1つなくなってしまい、
それ以外にもいる強敵を相手に厳しい条件になるが、
何とかして3着に滑り込めないものか。
今回の相手がそのままNHKマイルの相手になりそうだから、
ここで権利を取れば本番も勝ち負け確実なんだが。
まずは13分の11の抽選があるけどこれは抜けると信じるとして、
これまで通りに力を出し切ることで好勝負を期待したい。