アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2011-04-21 23:53:43 | 競馬
土曜 京都
7R 4歳以上500万 ダート1800m ボリュームゾーン
村山厩舎、サクラバクシンオー産駒の4歳牡馬。
初めての騎乗だった前走は後方から追い込んでの6着。
これまでずっと追い込み競馬をしている馬だが、
前走も追い込みの依頼が出ていたようで、それに従っての競馬。
とりあえず上がり最速タイの脚は使っているのだが、
4角から直線までに捲くられたのがきつかった。
途中、上がってくる時の脚なんかは悪くなかったので、
もう一つ前で競馬してみるのも悪くないと感じた。
というのも、この馬のスタートはむしろ良い部類だからね。
前走乗って何らかの感触を手に入れているだろうし、
前進必至のアンカツ継続騎乗で期待したいところ。

オースミマリオンとピサノルビーの2頭が必勝態勢のレース。
さすがにこの2頭には一目置かざるを得ないが、
それ以外はどう見ても大したことが無いので、
無難に走ってくれば3着はあるんじゃないかな。




9R シドニートロフィー 芝2000m クリスティロマンス
友道厩舎、シンボリクリスエス産駒の4歳牝馬。
半年ぶりの1戦を3着にまとめた素質馬。
新馬戦と出遅れた前走以外は堅実に走っており、
まだまだ上を目指せそうな馬だな。
前走はやや遅めのスタートから少し押し上げて好位馬群の中。
直線に入って前2頭の間がずっと開いていたのだが、
そこに割って入ることが出来なくて進路を内に切り替えていた。
それからしぶとく脚を伸ばしての3着という内容で、
休み明けがどうこうより、この馬の特徴がそのままだったと感じた。
好位でジリジリと脚を伸ばす競馬でずっと来ているので、
今回もそれで臨むことになるはずだ。
ちょっとスタートが悪化しているので、そこだけ気をつけたい。
オレルアンノオトメが逃げるので、それを見ながらで良いだろう。

前走に続き、アスカトップレディ、コンカランの2頭が相手。
おそらく実力差はないため、展開次第と言えそうだ。




11R オーストラリアトロフィー 芝1200m パドトロワ
鮫島厩舎、スウェプトオーヴァーボード産駒の4歳牡馬。
1400mの前走を圧勝してOP入り。
楽勝ではあったが、しかし終いはばてていた。
1400mを使えるとレース選択が楽になるが、
1200mに専念したほうが出世は早いだろう。
今回は今後の進路を決めることになりそうな気がする。
これから自由に重賞を使うためにも、出来れば勝ちたいレースだ。

トップハンデで重賞の上位常連アーバニティ、
宮記念で大きな不利を受けたスプリングソング、
京阪杯2着、どれだけ走っても人気しないケイアイアストン、
ひたすら逃げるのみの快速馬エーシンダックマン、
このあたりがライバルとなりそう。
これを倒したらG1での好勝負が見えるくらいの相手関係だが、
だからこそ楽しみは大きい。
アンカツが乗った調教の動きは文句なしだ。






日曜 東京
11R 皐月賞 芝2000m ベルシャザール
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日----------------------------------------

20日は予定通り、ベルシャザールの追い切りに騎乗しました。
先週と同じように坂路で、
オープン級のモンテクリスエスを2馬身ほど後ろから追う形。
1週前はわずかに遅れましたが、
今回は並び掛けてスッとリードを奪いました。

後半の2ハロン、12秒5と12秒7という優秀なラップタイムをマーク。
追い付いて抜け出す時の反応が鋭く、一気にちぎりそうな勢いでした。
ところが1頭になると遊んでしまい、左へ、左へ行こうとしたのです。
そこで左からステッキを3発入れ、態勢を立て直してゴールイン。
真っ直ぐに走っていたようでも、実際には少しテクニックが必要でした。
ただ、全体的には十分に及第点を与えられる内容とタイムだったと思います。

追った後、息遣いが荒いとか、息の入りが遅いといったこともなく、
すぐに落ち着きました。
前走時から体が引き締まり、
引き続きいい方向に向かっているのは間違いありません。

力を出し切れる状態にあるのを確認できて、
あとは日曜日の勝負の時を迎えるだけ。
色々と戦略を考えていますが、馬場状態や枠順によっても変わってきます。
後方から行くタイプでは無いと思うので、恐らく前々で戦うことになるでしょう。

メンバーの層は結構厚い半面、ずば抜けた馬はいない、と見ています。
ベルシャザールも上位数頭の中には入るはず。
開幕週とあって芝の状態がかなりいいと思うので、内枠が有利なのは確か。
できるだけ内を引きたいものです。

週末に天気が崩れるとの予報もありますが、
デビュー戦を重馬場で勝ち上がったように重馬場もこなします。
前々走で4着していますし、右回りで外々へ行くことからみて、
左回りも問題無いでしょう。
楽しみです。応援のほど、よろしくお願いします。

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まず調教に関して。
アンカツの書いているとおり、モンテクリスエスに軽く先着。
先週は遅れたので、大幅に良くなった錯覚を受けるが、
実は追走した差が少なかっただけで、先週と今週にそんな大差は無い。
時計は馬場が悪かった分だけかかったものであり、
だいたい51秒台を出した前走くらいに走れていた。

並ぶまでは非常に速く、すぐに交わしに入っているが、
そこから寄れてスパッとは抜け出せず。
気合を入れられてジリジリと引き離したという感じで、
現在のベルシャザールの特徴がそのまま出た感じだろう。
状態は良いと思うが、切れ味の強化には至らなかった。
まあ、それはそれとして把握した上でレースに挑めば良いわけで、
とても難しいレースになるがアンカツに期待したい。

雨はやはり降っていたほうが有利だろう。
カメ産駒全般が基本的に雨を得意としているし、
ベルシャザールの馬体ならば、力がいればいるほどに有利になりそう。
・・・というか、ちょっと太すぎるかもしれないw
木曜日段階で550キロ。つまり前走からプラス22となっている。
輸送で10キロ減るとは思うが、それでも540キロ。
前走の馬体のほうが良いと思うんだけどねえ、
これは540くらいあったほうが良いということでの調整なのか。
それとも、ビシビシやったけど体が増えているということで、
大幅なパワーアップを見込んでしまっても良いものなのか。
現状のキレのなさを思うと、重い気がしてならないが。
まあ、これはやってみないと分からないか。

右回りで外々(左方向)へ行くと触れているけど、
調教でも左へと行こうとしているところがあった。
つまりそういう癖らしきものを持っている馬だが、
そこはアンカツが癖を掴んでいてくれるのが心強い。
上手く誘導してくれると期待しよう。
そういう特徴があるなら、内の馬を絞り込むように運ぶのが良い。

さて、枠は11番になった。
やや外ではあるが、まあ真ん中と言っても構わない枠。
大歓迎って事も無いが、悪くない、ってところだろう。
自分よりすぐ内に逃げ先行馬が集まっていることもあり、
これらを内に見ながらその後ろに待機、というのがオーソドックスな運びだな。
大外枠からプレイがどこまで無理してくるか分からないが、
無難に行けば7、9、10番を行かせて4番手か5番手のやや外目としたいところ。
突っ込みすぎるとこれらの外をずっと走ることになって最悪なので、
一つ下がったところを上手く奪えるかが鍵になる。
やはりスタートが決まって欲しいね。
出さえすれば、そこからの位置が決めやすいはずだから。
もしトップで飛び出せたら、カフナらを締め上げて行って、
2番手の外を奪う事だって可能になるのだが。
まあ、そこまでのスタートは期待薄かな。普通で良い。

他にもいろいろと思うところはあるが、ひとまとめにすれば、
アンカツの書いている通りに「楽しみ」である。
そろそろカメ産駒での重賞勝ちが欲しいところなのだが、
それがG1、しかも勝っていない皐月賞となれば最高。
今年流れが悪すぎる松国厩舎だが、逆にそろそろ幸運があって良い。
どうあれ複数の馬の接戦になると思うが、大いに期待している。