アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

来週の特別騎乗予定馬・・・は久々に未定w

2011-04-10 18:29:41 | 競馬
いやあ、今回の桜花賞は何度見ても凄い。
針の穴を通すような勝ち方をしている。
全周パトロールビデオを見てもらうとよく分かるのだが、
まず最初は出遅れつつも少し出していったところ、
5枠の2頭に徐々に絞られて道がなくなったのが分かる。
あれ以上は当然出れず、待機を決めるしかなかったが、
ここで余計なことをしなかったのがやはり良かった。
予想外に下がってしまったが、静かに我慢したね。

それから最後の直線。
勝ったことが分かってても絶望的な進路のなさなんだがw
こっからが凄い。マルセリーナだけレース全体と違う動きをしてる。
道を求めて外へ外へ外へ外へ。
仕掛けて勢いをつけながら他馬を押しのけつつ外に出続け、
5分どころまで出てきたところでようやく1頭分の進路を発見。
そこに目掛けて突っ込むと、馬の勢いが桁違いであっという間に進路確保。
確保してから進路がまた狭まる感じになったが、これを強引に突破。
瞬発力に加えて、見た目からは感じられないパワーがあることも判明。
前の3重の壁を華麗に抜け出してから、元いた内目に戻っていったw

2着、3着のホエールキャプチャとトレンドハンターは、
外枠からオーソドックスな走りを見せたが、
陥った状態から一瞬の脚に全てを賭けたマルセリーナの爆発力が上回ったね。
よくぞあの進路にたどり着いた。本当に感心するばかり。
何度見直しても正解は一つしかない。
決して運が良かっただけではわけではない。
全周パトロールを見て欲しい。それを見ずには語れないレース。
簡単に勝負を投げず、諦めずに探してそれを掴み取った勝利だ。
俺の大好きな福本漫画の天貴史みたいな勝利だった。

これが今年の重賞初勝利。G1初勝利でもあるか。
毎年のことだが、やはり1つ目ってのはホッとするねw
そしてそれがクラシックとなれば、勝利はやはり格別の味。
アンカツはこれで桜花賞4勝目。本当に相性の良いG1だ。
ここ6年で4勝、2着1回だから、もう無敵としか言いようがない。
16年前、人気を背負ったライデンリーダーで4着と苦杯を舐め、
それ以降は「4着の壁」に苦しんだレースなんだけども、
今はかつて負けた馬たちが勝利の女神となって助けてくれているかのようだ。
気の早い話だが、来年の桜花賞も楽しみだなw

さて、マルセリーナはここからオークスを目指す。
何度も書いていることだが、この馬は距離が延びて良いはず。
次はおそらくホーエルキャプチャが敵ではなくなるので、
今回のメンツでは同厩のトレンドハンターが最大の敵といえるだろう。
後は別路線から来る馬にどんなのがいるか。
オークストライアルをじっくりと見学させてもらおうか。
正直、これは3冠まで貰ったなと思ってるw
もしレーヴディソールが秋華賞に間に合うなら、きっと最高の頂上決戦となるだろう。


後、メインを勝った後で少しになってしまうがジンガロについて。
マイポジションを奪ってよく食い下がってくれたと思う。
レース直後、俺は何を勘違いしたのか分からないけど前は交わしたと書いてるがw
ダート戦らしく、前に行って渋太く伸びる馬たちに負けた。
ペース自体はこれまで経験してきたものと同じだったが、
ラストになお速い脚を繰り出されてはね。
今回はヨシさんが仰るように勝ち時計が速かったのが大きいかな。
今回ほどのレベルの高いレースの経験はないから。
ただ、ジンガロは今回これを経験したことで、
もっともっと強くなっていく馬であると思う。
良い経験をした。カメ産駒特有の成長も期待できる。
次も期待しよう。





って、来週の特別はどちらも予定がなしw 
たまにあるけど久々だな。
まあ小倉遠征ってのはありえないので阪神として、
セトノアンテウスとかマコトヴォイジャーとか、
鮫島厩舎の馬をどうするか考案中ってところか。
再来週にはベルシャザールとパドトロワの大事なレースがあるので、
今週の勝利を肴に、一休みさせてもらっても良いかねえw

日曜日の結果

2011-04-10 15:50:32 | 競馬
11R マルセリーナ 1着
参ったねこれは。凄いところ抜けた。
とにかく素晴らしい結果で何より。
詳しくは後程ということでw


改めてレースを見直した。
まずスタート。やっぱり遅いな。ひと息で後方から5番手。
ただ、仕掛けてもそうかからないことは過去走で試しており、
いつもの中団を取るためにある程度行っておこうということで少し仕掛けた。
すぐに加速がついて10番手から9番手へあがっていったところ、
9番ラテアートと10番スピードリッパーに挟まれるような感じに。
物理的に道が無いのではどうしようもないので、
ここは引っ張って待機を決め込んだ。
こういう場面でマルセリーナはすぐに従ってくれる。
ここがまず今回の勝因の1つだ。
ここで嫌がり続けてたり行こうとしたら、当たり前だが終わっていた。

3ハロンが過ぎたところでは内で既に折り合っている。
外をホエールキャプチャが走っており、位置は文句なし。
完全に外を塞がれた格好なので、腹をくくって待機するのみで、
インコースを淡々と走って脚を溜めていた。ここが勝因の2つ目。
じっと待っているうちに後方3番手まで下がったが、
それに焦っていては話にならなかっただろう。
徹底的に脚を溜め込んだことで、抜ける瞬間のあの爆発的な脚を引き出した。
直線では相当に狭いところ突っ込んだので、
脚が抜けてないととてもじゃないと無理だった。

内もそれなりに頑張っていたことから、
内目に馬が集まる感じで物凄い密集。2重3重の壁が出来ており、
それを見ながら4コーナーを回った。
これは厳しいんじゃないかとさすがに思わされたが、
そこから通ってきた道と脚が凄まじかったね。
まず前にハブルバブルがいたがこの馬は無視して外へ。
外にいたラテアートをどんどん外に押圧して1つ目の進路を確保。
内のエーシンハーバーを桁違いの脚で交わして行くと、
外から詰めて来るライステラスと前のスピードリッパーの間が窮屈に。
ここをライステラスを押圧しながら強引に進路を作って突破。
これは、マルセリーナの脚が桁違いすぎて成しえたこと。
突き抜けると後は必殺の風車鞭でグイグイと脚を伸ばすのみ。
伸びていた内目に持って行きながら逃げるフォーエバーを一刀両断。
外から伸びていたホエールキャプチャを寄せ付けずに押し切った。

凄いレースだった。
またパトロールを見ながら考えたい。




12R タガノジンガロ 5着
まずまずのスタート。
隣のマチカネニホンバレがトップスタートで、
内のメテオロロジストがグイグイと上がって行き、
好スタートを切ったのに挟まれる嫌な感じではあったのだが、
とりあえず気合を入れて行って4番手のインを確保できた。
この馬としては上々の位置取りと言って良いだろう。
メテオロロジストが軽快に飛ばしていき、
離れた2番手でニホンバレが引っ張る形。
ペースはミドルと言って構うまい。追走は楽だった。
ただ、やはり今日も4角で少し反応が鈍いんだよね。
追っつけ気味に前の3頭を追いながらコーナーを回ったが、
先団の中で、後ろから上がってきたテスタマッタだけが桁違いの脚。
あっという間に前を飲み込んで行く感じで行ってしまった。
ジンガロも頑張って前の馬の間を狙っているんだけど、
切れが無いのでジリジリと外に出すのが精一杯。
決して止まっているわけではないんだけども、
雪崩れ込む感じの5着で終わってしまった。

まあ、これは仕方ないね。
現状の力がこれくらいということだと思う。
テスタマッタの力が凄かったことは認めざるを得ないし、
ブラボーデイジーやインバルコもさすがは重賞の常連といったところ。
しかし負けたとはいえ、ジンガロはこれが初めての重賞だったのだから、
こういう経験を積んでいけば、すぐに上位で戦えるようになるはず。
とりあえずは5着を守れたことを称えたい。
前にいた馬たちは交わしているし、よく走っている。
これは、重賞の常連への第一歩をしっかりと踏み出したということだ。