アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2011-04-30 19:19:50 | 競馬
ケイアイヘルメスのしぶとさはやはり一級品だね。
スタートの遅さは全く予想通りで、
先行馬の少なさに助けながらの好位確保も予想通り。
余裕の手応えで直線に入ったところまで文句なしだったが、
トキノの差しが完全にはまってさすがに負けそうに見える。
実際、一旦半馬身出られてるんだがそれを差し返すんだから強い。
鞍上にも追い出しのタイミングに一工夫あったかな。
ダイワメジャーとダンスインザムードの毎日王冠を思い出した。
とにかくこういう差し返し方を出来る馬は強いよ、出世すると思うね。
お見事。

タニノエポレットはいつも通りに馬の気持ちを尊重した競馬。
外に出さずずっと馬群の中にいるのは基本として、
最後、見事に狭いところを突き破ってきたねえ。
「狭くなったほうが走るんじゃないか」と予想を書きはしたけど、
ここまで上手く行くとは正直思ってなかったw
強い4歳世代の1頭として上を目指して頑張って欲しい。
お見事。

ウインバリアシオン、見事にダービー出走権を確保。
スタートは上々だったが、ゆっくりと入らせた。
あのスタートなら主張すればもう少し行けただろうけど、
バリアシオンの力を信じるならば当然馬なりで。
位置は後方3番手からになったが、馬の選んだ位置なら何ら問題なし。
これまで不利を食らい続けて負けてきた馬なので、
とにかく気持ち良く走らせてあげようとした騎乗だ。
途中、少しだけかかりそうなシーンがあったが、
それもすぐに宥められて、しっかりと脚を溜めていけたね。
目の前のショウナンマイティがペースに焦ったのか早々に動き出したが、
バリアシオンとアンカツはじっと直線が来るのを待っていた。
先に動いた馬達の動きを見極めながら、じわっと外目に出てスパート。
そこからはひと追いごとにどんどん加速してくる。
最後は押し切り態勢に入っていたショウナンパルフェをあっさりとパス。
久々に不利なく走って、この馬の全力を見ることが出来たね。
マイティと末脚比べでは厳しいと見ていたんだけども、
相手が逸ったのとこちらのエネルギーが全開になったことが重なって、
マイティが相手にならないレベルで切れたのにはびっくり。
強い馬はこう乗って欲しいというお手本みたいな競馬。
お見事。

バリアシオンにはダービーでも騎乗することになりそうだ。
やはり好結果を出して行くのと大きく負けて行くのでは違うか。
皐月賞前の選択と同じ事だね。
今年もまたわらしべ長者的なことになってきたがw
昨年の3歳牝馬と違うのは、自分で権利を取った馬ばかりってことだ。
渾身の力を込めて奪い取った権利。本番でも頑張って欲しい。
まだまだ奥がありそうな馬だしね。
ベルシャザールには乗れなくなってしまったが、
こちらはとにかく調子を戻して頑張って欲しい。
VSオルフェーヴルという意味では分が悪いのだが、
それは置いといて、こちらはとにかく調子に尽きるはずだ。

7年前、キングカメハメハとハーツクライの選択になり、
キングカメハメハを選んで見事ダービージョッキーになったアンカツだが、
時を経て、ダービーでカメ産駒を蹴ってハーツ産駒に乗ることになるとは、
なんというか・・・やっぱり競馬は面白いな。


今日は重賞勝ち含みの3戦3勝。もちろん言うこと無し。
9Rで馬単買ってりゃ余裕で当たってたなあと、
そこは本気で後悔してるんだけどw
それを差し引いても大勝利で気分が良いね。
さあ、明日はもう2つか3つくらい期待してみようかな。

ちなみに今日の11Rの全周パトロールで分かったことは、
先週の雨のせいなのか知らないが、東京芝の内目があまり良くない模様。
後方にいたアンカツは内を走ることも出来たのに、
わざとだろうけど道中から早々に外に出してたからね。
もちろん、バリアシオンの飛びの大きさも関係しているんだけど。
馬場を見させたら天下一品のアンカツがそう動いてたんだから、
内のほうは何か力がいる状態になっていると思われる。
少なくとも「差し馬が博打覚悟で突っ込むメリットがない」ということ。
東京芝を買うにあたって、鉄板である内枠の先行馬、
少なくとも明日はこれにこだわらなくても良いかもしれない。
ちょっと様子を見ていきたいな。






6R ジャービス ◎
葛西助手
「差す形が出来てきたし、頑張れるようになった。
 ダートも良さそうな走りなので新味を」
格下を相手に楽に勝つには有効な手段である逃げという作戦だが、
上に上がったら何の役にも立たないどころか、むしろ足枷。
重賞の京成杯で酷い負け方をしてしまったが、
それを上手に修正しながら来ており、現状は良い方向に向かっている。
このまま差しをきっちりと覚えさせたいところなんだけども、
ここでダートへの参戦となるとまた話は別に。
ダートで求められるものはまた芝とはまったく違い、
馬に行く気が無い場合を除いて、下がれば下がるほどに不利。
少し出しつつ、行き過ぎないようにした競馬をしたいところ。
まあ、相手を見渡すと行ってくれそうな馬がいるので、
オーソドックスに進むだけで大丈夫だろう。
ごちゃつかないようにだけ気をつけながら入りたいレースだ。

5番のサワヤカユウタか10番のジェネスサンキューが逃げる。
どちらも力がある馬だとは思わないが、行くだけなら平均くらいは。
それを追って、おそらく6番のアルデュールが3番手へ行くんじゃないか。
前走は初ダートということで慎重に入っていただろうけど、
最初から最後まで力強い動きをしていたので、自信を持ったはず。
今回が初ダートのジャービスを除けばほぼ1強と呼べる存在で、
楽に、安全に勝つために出てくると見ている。
それから9番のイカルスがこれまで通りに先行策。
11番のゴールドロジャーがどこまで押して出てくるか分からないが、
これらの後ろ、中団の前目にジャービスという形が予想される。
綺麗にレースに入れればこの位置になるはずだ。
そして1番クラリスピンク、3番バクサ、13番ラブミーニキータが、
後方で脚をタメて終いに賭ける組となる。

逃げ馬が強いレースだとはとても思えず、
アルデュールが動いて4角先頭くらいがあるかもしれない。
ゴールドロジャーとジャービスはこれを見ながらの競馬。
この2頭を頼りに、後方の差し組も押し上げてくる。
最後は、アルデュールを交わせるのがいるのかというレースになるだろう。

ジャービスが砂をこなすなら、正直競るところすらないと思う。
この時期の芝砂にはまだまだ大きな格差がある。
砂を被って嫌がって下がるとかの自爆が無い限りは、
軽く何馬身差かつけて勝ってしまうだろう。
駄目だった場合に、競り合いになるんじゃないかと思う。
(全く駄目だった場合には勝負にならないとして)
アルデュールの前走を見る限り、半端な馬に負けるとも思えず連は堅そう、
それ以外は差し脚がしっかりしていそうな4頭が上位として、
かなり簡単な馬券になると思っているがどうか。
単勝1点、馬単1点、3連単4点で。




8R ウエスタンディオ ◎
田中助手
「この条件はベストですからね。
 勝ち負けになると思っていますよ」
1頭だけこちらより上の強い馬がいるのを承知で、
あえてこちらが上だと考えて馬券を買いたい。
得意の東京、距離も1400mに短縮されて気合の入る一戦。
近走の不振を一気に振り払いたい。

逃げ馬らしい逃げ馬がいないのだが、
12番オチャノコサイサイと13番ラインチェイサーが逃げれる。
本来ならラインチェイサーなんだろうけど、
1年ぶりとなるとさすがに大した脚は使えまい。
行くだけならオチャノコサイサイになりそうだ。行くだけだが。
続いて、2番のエアソードーがマイポジションの3番手。
人気の16番ウインドジャズが慎重に4番手の外かな。
それから・・・何だろうな、この後が分からんな。
大外のマシラが中団の前で競馬する馬なのでこれが続くか。
3番のダート馬ヨシステップも好位につくだけなら可能。
5番グッディグッディ、9番ロードカイザーあたりが押し出されて前目。

後はもう、いつも後方で競馬している馬ばかり。
木曜日に書いたとおり「弱すぎて後ろにいる馬」ばかりだ。
なので、基本差しで来ているディオでも、
意外に前のほうにつけられる可能性が十分ある。
というか、どう見ても前残りになりそうなので、
出来うる限り障害物を前に置かないようにしたい。
スタートが重要だが、後ろ目だとしても中団にいたい。
ここはもう、普段の習慣との戦いになってくるだろう。
もちろん、ガツガツとしてまで行く必要はどこにも無いが、
前を促してある程度の位置を奪えるかどうか、それが勝負の分かれ目。
今回のメンバーなら何とかなると思っているんだが。

直線、ウインドジャズが持ったままで先頭に立つだろう。
抵抗できる馬がいるとはとても思えず、そこが実は付け入る隙になる。
目標もなく先頭に立った馬が最後まで全力で走れるかと言うと、
答えはまずNOである。
ゴール板を認識している馬というのはほとんどおらず、
騎手が追っている限りは仕方なく走るってのが馬の姿だけど、
前にいる馬を交わせば良いと思っているのもまた大半の馬であり、
程度の差はあれ、どうしたって先頭に立てば気を抜いてしまうもの。
それは「どこまで頑張れば良いか分からないから」であると言われる。
人間だってそうだろうが、ゴールが分からないに頑張り続けることは出来ない。
走らされているだけの馬ならば、なおさらのことである。
ちょっと余計な話が長くなったが、
完全に抜けたウインドを一気に追いかけるディオの態勢になれば、
スパッと差しきってしまう可能性は十分にあると言える。
大いに期待したい。

単勝1点、馬単1点、押さえに馬連1点で。




9R ミッションモード ◎
葛西助手
「動き、馬体共にパワーアップしている。
 これからの馬だが、昇級でもやれると思う」
敵はミカエルビスティーのみと思っていたが、
同じく昇級のタガノバッチグーも入れて3頭が人気しそう。
タガノは確かに急激に良くなってきた馬だが、
2000mの距離はどうだろうと思ってるんだけどね。
トワイニングの子供でこの条件が得意って事はあるまい。
陣営が2000mを使ってこなかったのには理由があると思う。
直線で相手になりそうだったら馬体を併せれば良いが、
やはりミカエルのほうが敵なんじゃないかな。
まあ、その辺はアンカツが考えることなんだが。

さて、誰も逃げないように見えるメンバーだが、
10番のアグネスエナジーが今回ブリンカーを着用しているので、
この過去に逃げたことがある馬が行きそうだ。
もしかすると、タメ逃げじゃなくて思い切って行くかもしれないね。
どちらにでも対応できると思うので構わないが。
もう1頭、12番のセタガヤフラッグもブリンカー着用。
このベテランの急な着用は少し不気味かもしれない。
近走、前に行く気をなくしているような感じだが、
周りの状況によってはこれが行く可能性もあるか。
この2頭と9番のマイネルグート。3頭が先団を形成。
形成と言っても、それぞれバラバラになっているかもしれないが。

ミッションの理想はこの後ろの4番手。
集団を引き連れるような感じになるかもしれない。
ライバルのミカエルは完全にこちらマークだろう。
そのほかの人馬も、ミッションを指標に動くはず。
難しいところだが、上手にスパートのタイミングを見つけたい。

直線、まずマイネルとセタガヤが抜け出しを計るので、
それを指標に進出を開始をするわけだが、
ミカエルビスティーとの末脚勝負だとやや分が悪いので、
ワンテンポ早く動いて持続力も問えるようにしたいところか。
ただし、その後ろにさらに切れるタガノがいるので、
あんまり早いとその餌食になってしまうので注意。
まあ、その辺は外野が結果(数字)を見て回顧することで、
実戦でリアルタイムに乗っている鞍上はその時の感触でやってくれれば。
ミカエルの末脚は強力だとは思うが、勝てない相手ではない。
むしろ多くの重賞経験があるミッションが上と見て応援したい。
単勝と馬単1点で。





10R カジノドライヴ ◎
葛西助手
「行きっぷりはさすがと思わせたが、最後は久々の影響だね。
 1400でスピードを生かして」
アドバンスウェイ、トーホウオルビス、カホマックスと、
速い逃げ馬が3頭もいればハイペースは確実。
スプリントの逃げ馬であるカホマックスが一番速いように見えるが、
今回はトーホウが譲らないような気がするね。
どうあれ、並の馬では簡単についていけるペースではあるまい。
その後ろに人気の2番インペリアルマーチが待機。
この馬にとっては絶好のペースメーカーと言えるだろう。
それから4番のマルブツイースターも追走できる。
そして我らがカジノドライヴだ。
1400mは初めてでペースに戸惑わないかどうかだが、
フェブラリーSで2番手を追走していた馬なので、
状態さえまともなら、楽々と追走することが叶うはず。
というか、インペリアルと同様に非常に乗りやすいと思う。

1番スターボードも仕掛けながら続き、
13番ブライトアイザック、6番ファイナルスコアーらが追走。
この後ろ、中団に3番ナムラタイタンとなると見ている。
どうも最近のナムラタイタンは行き脚が鈍く、反応も鈍い。
能力があるので盛り返しては来るけど、最初は駄目だよね。
ただ、今回はハイペースの前崩れの可能性があるので、
前走よりはインペリアルに先着する可能性があるだろうけども。
14番ワンダーポデリオと共に追走だ。
ここより後ろはもう出番が無いだろう。

飛ばす前3頭に対して、インペリアルかカジノか、
どちらかが凄い手応えで並びに行くと思われる。
出来ればインペリアルを先に行かせてその外に並びたいが、
この枠順だと、カジノが先に先頭に立って、
その後に外に出したインペリアルな感じだろうか。
どうあれ、2頭がほぼ並んで先頭になるシーンがあると見る。
ここから、2年前のカジノならばインペリアル程度は一蹴だが、
今のカジノにインペリアルマーチを退ける力があるのかどうか。
こればかりはやってみないことには。
信じて買うしかない。単勝1点で。
このレースを見るのにそれ以外の馬券はいらない。




12R ジャズピアノ ◎
加藤征師
「前走は流れに乗れなかった。
 相手に合わせるよりも積極的に行ったほうが良く戦法を変える」
まあ、そうだわな。
近2走が正直現級の上位馬とは言いがたい走りなので、
何か違うことを考えなければいけない状態である。
俺は、そもそも馬群の中を走っているのがアウトだろと書いたが、
この逃げを主張という作戦は問題の解決方法の一つ。
このまま停滞するよりも良い作戦だと思う。
実際に行ききれるかどうかはまた別問題だが、
ざっと相手を見渡す限り、頑張れば行ける筈だ。
たとえ行けなかったとしても、外の2番手なり3番手なら文句は無いしね。

ジャズピアノが8番枠から先手を主張。
これに対して、2番プロスペラスマムと15番シーガルプリンセス、
この牝馬2頭がどう動いてくるかだけども、
どちらも先手を取るだけで1000万では力不足の馬なので、
ジャズピアノが主張したら下がってくれそうな気がする。
意地でもこられたら大変だが、とりあえず跳ね除けるしかない。
そんな走力のある馬たちとは思わないけどね。
大惨敗したくなかったら下がるはずだ。その程度の力しかないだろう。
どれだけ早くゲートを出て、隊列を決めてしまえるかが鍵だね。
楽に奪ってこの2頭が番手についてくれたら、
今度はこれらが壁になり、一気に勝機が高まるのでそれにも期待している。

人気の一角である7番ワーズワースが4番手につくだろうか。
13番スイングエンジンとともに前を追走。
他に先行馬と呼べる存在がいないため、
11番スガノメダリスト、9番エイシンアマデウス、1番エイワナギ、
このあたりが好位を形成することになりそう。
6番ドンビザッツウェイ、12番ガルビスティー、
それから3番シルクファルシオンの3頭が後ろで力のある馬になるが、
俺にはそれほどペースが上がるとは思えず、
後ろになればなるほどに勝機が薄れていくだろうね。

直線、いったんは独走態勢に入ると思う。
そこからどれだけ粘れるのか。
どこまでの力があるのかまだ分からないが、
1番人気を背負い続けるだけの素質があると期待して単勝に行くか。
今回はさすがに3番人気くらいに落ちて買いやすいだろうし、
前記の通りに問題を一つ改善して挑めそうなので期待したい。
すんなりならばワーズワースとスガノメダリストが雪崩れ込みと見て、
頭固定の馬単と3連単を2点ずつ買っておきたい。