アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2011-04-02 19:38:33 | 競馬
フォーチュンはさっぱりだったなあ。
出遅れ気味なのはまあ想定内で、そのままゆっくり入ったのは当然。
最初の3ハロンのペースが意外にも上がらなかったが、
逆に4ハロン目からもペースが落ちないというレースで、
結果として、期待していた前に行くと苦しい消耗戦になってくれた。
ラスト1ハロンは12.9とガタッと落ちる形で、
この落ちたところを12秒フラットくらいで伸びて欲しかったのだが、
全くと言って良いほどに伸びてこなかったね。
勝ったセイクリムズンは斤量差も含めて大楽勝なんだけど、
この流れならせめて2着馬くらい捕まえないといけない。
ここ3走の結果を、数字だけから判断すると、
「追走に手を焼いて末を失っている」ということになるんだけど、
実際は過去走と同じ程度のラップでレースに入っているので、
もうちょっと、せめて35秒ではあがって欲しいのだが。

ま、今回は距離が1400mだったことが大きいか。
マイルの武蔵野Sでも直線でしょっぱいことになってたし、
1200mで差してこそ、ということなのだろう。
予想できていたことを改めて確認した、ということになるかな。






8R アイソトープ ◎
池江師
「差す競馬が板について、レースぶりが安定してきた。
 スムーズにさばければ勝機はある」
板についたといえば板についてるのか。
頑張って先行していた日々を思えば、今は最後まで伸びてはいる。
前走について今一度詳しく振り返ってみると、
道中はずっと前と左右が壁で窮屈な格好だったがなんとか宥めながら。
4角から上手く浮上してきたは良いけど、直線入り口からが問題。
突っ込もうとしたオオトリオウジャとメイショウデイムの間を突けず、
メイショウデイムが抜けた後を外に出して追う形だったので、
力を出し切ることが出来ていないと思われる。
この壁になった2頭は既に1000万条件を抜けており、
(メイショウデイムはご存知の通りに既に準OPも突破)
相当にレベルの高い一戦だったとは言えるわけで、
オオトリオウジャ、メイショウデイムがもし今回のレースにいたら、
この相手関係なら断然人気を背負うであろうことからしても、
前走は着順や着差よりも高く評価して、強気に行って良いのかも。
待機する以上はどうしてもどこかで窮屈になるシーンは生まれるだろうけど、
それでも先行して苦闘していた日々よりは勝つ可能性が高いと考えたい。

逃げるのは12番のアグネスレイザー。
長期休み明けの前走を前半3ハロン33.3でぶっ飛ばしており、
距離600mの重賞があったなら通用しそうな馬。
さすがに前走みたいなことは無いとしても、
34秒台の半ばくらいでは行くだろう。ハイペース確実。
続いて2番手固定の6番エビスオール。これもゲートから速い。
行くだけなら14番のブルーソックスもテンは速く、
この3頭が行くとなるとハイペースが濃厚だ。
差すにあたって心強い限りである。

先行馬も揃っているが、アドマイヤロイヤルは前目にいたいはず。
砂を走る走らない以前に、包まれたくないはずで、
出来ることなら2番手が欲しいくらいだろうけども、
メンバー的にそれは無理だろうから4~6番手あたりに。
内から4番クレムリンエッグもいつも通りに先行。
人気を背負う9番フィールドシャインも前走を踏襲すれば前。
その外の10番フェスティヴマロンも前で組み立てようとする馬。
後は4番マルタカラッキーがその後ろあたりに続いて、
かなり速いペースで先団の8頭が形成されることになりそうだ。

中団以降はそこから少し離れそう。
アイソトープは中団の前目、10番手あたりに位置することになるかな。
行く馬と待つ(もしくは行けない)馬が分かれている感じで、
15番のティアップゴールドとともにじっくりとロスなく進めそう。
3番ハイローラー、13番グリッターエルフらを引き連れての追走になる。

レースはアドマイヤロイヤルが早めに動かしにいく事が明白で、
先団にはかなり厳しいものになると想像される。
ロイヤルが砂が得意であれば先団で1頭独走だろうが、
抜群に良いということがなければ、フィールドシャインとの叩き合いになるはず。
速いペースを自ら行って渋太く2頭が叩き合うところ、ラスト50あたりで、
アイソトープ、ティアップゴールド、ハイローラー、グリッターエルフの強襲。
ペースをどうとるかでどちらが軸か変わると思うが、
このメンバーだと前が崩れると期待して、後ろを中心に考えたい。
まずはアイソトープの単複を買って期待するとして、
後はアイソトープを軸に、残りの3頭へ流して高配当狙いかな。




9R シャイニーホーク ◎
橋口師
「右回りでも結果は出ているし、2走前には14のOPで2着。
 ここでも引けはとらない」
ここは相手に恵まれており、
引けは取らないどころか実績上位なんだけども、
レースぶりを見ると、とても信頼の置ける馬ではない。
とりあえず東京の左回りでは内にもたれる面を見せておらず、
これは確実にサウスポーであると思う。
右回りは能力の違いで何とかしているだけのこと。
ここも力の違いで乗り切りたい。
ここを超えれば、楽しみな左回りのマイル戦が待っている。

500万の初戦で2着になったレース、
最後は内にもたれて目一杯に追えずエイシンオスマンに逃げられたが、
このエイシンが高レベルのスプリングSで5着に奮闘してくれたおかげで、
まともなら重賞の上位でも通用しそうだと確認できた。
その次のシンザン記念は見るも無残なレースぶりで、
テンション高く引っかかって暴走して先頭に絡み捲くったあげく、
直線では逃げばてたシゲルソウサイに向かってダイレクトアタックを連発。
全周パトロールを見てると笑え・・・ない。酷い。
これが直近の右回りのレースぶりであることを思うと、
怖すぎて突っ込むことはとても出来ないけれど、
「ハイレベルのレースを演出するだけの脚力はあった」
ということで、それ以外のことには目を瞑りたい。
考えたら負けだw

この超難しい馬が乗り代わりの連続なのは大問題だと思うが、
アンカツは3度目になるので、それは大きな大きなプラス材料。
細かいテクニックはプロの技なので素人が語れるところではないが、
上手いことモタレ癖を改善方向に向かわせてくれると信じよう。

オースミイージーが大外枠の17番になったので、
これよりも8番クリアンサスのほうが速いかもしれない。
最内に1番ダンシングロイヤルが入ったのは嬉しいことで、
外2頭がちんたらやっていると、気合が乗って先頭に立ってくれるだろう。
どうあれ、スローペースって事はありえまい。
考えたくないが、その時はシャイニーが一気に交わして逃げになると思われ、
その場合はなんとか「先頭にいながら差す競馬」を試みないといけない。
まあ、それは最悪のケース。上記3頭がいればハイペースじゃないかな。

15番エーシンブラン、16番タガノラヴキセキ、4番キタサンフクジン、
そして大外の18番プランスデトワール、
スローならば逃げも打てる馬が2番手集団を形成するだろう。
出来ればシャイニーはこれらに包まれる形をとりたい。
外から切れ込まれてふさがれて中団くらいで十分だと思う。
ただまあ、各馬のテンの速さを考慮していくと、
シャイニーの抑えてるペースのほうが速いんだろうけども・・・。
理想は8番手くらいからだが、おそらく4番手で我慢しながらになると思う。
それから9番ゼフィランサス、12番トツゼンノハピネスあたりが続き、
後は・・・後方でそのまま尽きる馬たちか。

どれが先頭かは分からないが、速いペースで直線に入ると仮定する。
それでもシャイニーは抑えきれない手応えであがってくるだろう。
前の馬は特に相手にせずに直線入り口で先頭に立つと思われるが、
そこからどれだけもたれずに走れるかが勝負。
逃げ先行の3頭は力が無い馬たちではないので、
ラスト100mくらいまで抵抗してくれると最高にありがたいが、
俺の思うシャイニーの力はこの3頭を優に上回っており、
あっさりと交わして先頭に立っているので、
後は変なことをやらかさないことを祈るだけである。
追ってくる馬たちにも目に付くような走りをしてきた馬はおらず、
ただ真っ直ぐ走ってくれれば楽勝なんじゃないか。
それを出来るかどうかについて、楽観視出来ないのが非常に辛いが。

とりあえず単勝勝負で。
後は、オースミイージー、エーシンブラン、ゼフィランサスあたりへ適当に。




11R ダノンシャンティ ◎
松田国師
「余分な肉がとれて馬体にメリハリがついてきた。
 中間の調整過程も順調だしメンタル面を含めていい状態で臨める」
イギリス遠征が実現するかどうか、最終ジャッジの一戦。
負けたら負けたで、日本レコードを出したベスト距離に帰るわけで、
実は何か困るということが無いんだけども、
やっぱりより大きな舞台での走りを見たいのが本音。
ヴィクトワールピサは初めてドバイワールドカップを制した。
シャンティが目指すのはイギリス王室主催のロイヤルアスコット開催。
まずこの開催に参加した日本馬が過去にいないし(いないはず)
その上で勝てば、ヴィクトワールと並ぶ歴史的快挙。
招待状は既に届いており、出来れば大きな夢を見たい。

肝心な状態だが、これは絶好と言って構うまい。
2走前の有馬記念は骨折明けでさすがに厳しい条件だった。
レースではイレ込みが激しくさらに他馬との接触でエキサイトしてしまい、
とても力を発揮できるような状態ではなかった。
前走の京都記念でもテンションが上がってしまっていて、
なんとか押さえ込みながら進んだが、力を出し切るには至らず。
メイショウベルーガ1頭に前を塞がれ続けたのも痛かった。
今回はいわゆる叩き3走目の走りごろ。
昨年のようにアンカツが調教に専念することが出来るようになったし、
文句の無い落ち着きぶりで坂路を走っていることに好感。
単走で最初の入りが14.1であることが、好調かつ落ち着いている証だ。

後は斤量と距離との戦い。
距離については、2000mくらいなら大丈夫と楽観視している。
少なくとも、昨年の春くらいの落ち着きがあれば絶対に大丈夫。
それは取り戻せていると確信している。
問題はやはり斤量のほう。
59キロってのはG1馬の証だが、やはり重い。
全馬が同じなら何の問題も無いが、軽くて強い馬がいるからね。
まあ、これは世界へ向かうための大きな壁だということで、
史上初を目指すならこれくらい超えないといけないということだわな。
それくらいの力はある馬だと思っているが、どんなものか。

逃げるのは5番キャプテントゥーレ。
この馬しかおらず、楽逃げになりそうに見えるが、
「過去に逃げて負けた相手はヴィクトワールピサだけ」という馬であり、
それくらいのことは誰もがよく把握しているだろうから、
番手につく集団が潰しに行くことが容易に想像できる。
ゲートの出方次第だが、2番リディル、9番イケドラゴン、
14番ダイワファルコンに、もしかすると15番エイシンフラッシュ。
このあたりがぴったりと張り付いていくことになりそうだ。
特にエイシンは前走で出遅れて仕掛け遅れをやらかしてることがあるからね。
そしてそんな簡単なことはキャプテン鞍上の小牧も百も承知のところで、
ずっと突かれるのはペースに関わらず息が入りにくくなるので、
多少脚を使ってでも、後続を1馬身は離してレースを進めるはず。
以上をもって、このレースが平均ペース以上になると推察できる。

3番ミッキードリーム、4番タッチミーノット、8番ヒルノダムール、
それから10番ダノンシャンティ、13番ダークシャドウ、
これらが一団で中団を形成する。この組はとにかくこの絶好位で折り合いたい。
それから後ろに1番ヒカルカザブエ、6番トーホウアラン、11番ナニハトモアレ、
12番オペラブラーボ、そしてマイポジションに出遅れるであろうドリームジャーニー。
後ろの馬たちはついた位置でジックリと進んで末脚勝負になる。

レースを進めるのはキャプテントゥーレだが、
レースを動かすのはまずエイシンフラッシュじゃないか。
牽制しあいつつ、しかし勝つために互いに潰しておきたい相手。
伏兵リディルやダイワファルコンらを巻き込みながら、
4角の入りからの持続力勝負が始まると思われる。
それを見てから中団の組が始動。
おそらくシャンティが外目を最初に動いていると思う。
ヒルノは前走を早仕掛けで失敗しているので少し待ちそう。
こちらの始動にあわせてジャーニーも捲くりに入っており、
一気に馬群が一団となって急激なペースアップと共に直線へ。

前では、粘るキャプテンに対してエイシンが並びかける。
俺はエイシンフラッシュのほうがはっきりと強いと考えているがどうか。
斤量差もあってキャプテンのほうが人気しているけれど、
4歳世代の上位馬なら、ヴィクトワールくらいに圧倒することが出来て良い。
粘られつつもキャプテンを叩き潰したエイシンに対して、
まずシャンティが襲い掛かり、その外からジャーニーが強襲。
内を捌きながらヒルノダムールが追ってきてラスト100。
どの馬にもチャンスがありそうだが、後は強い馬が勝つということで、
俺はシャンティの快勝を期待したいと思う。

単勝と、エイシン、ジャーニー、ヒルノの3頭へ流したい。