アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の騎乗馬と予想

2011-04-01 23:45:55 | 競馬
10R シルクフォーチュン ○
藤沢則師
「ひと息入れた効果で今は落ち着きがあるし、
 今週の動きも良かった。久々も問題ない」
カペラSから4ヶ月の休み明けだが、まったく心配していない。
3走前の中山オータムプレミアムが3ヶ月ぶりだったわけだが、
それであの走りだったわけだから、4ヶ月でも大して変わるまい。
実際、調教で素晴らしい動きを見せてくれており、
(63.1-12.6で、今週のCWの1番時計をマーク)
前走時よりも状態は良いんじゃないかと思われる。
敵はやはり距離ということになるだろう。
スプリント戦で頭角を現してきた馬であり、
1400mとなるとどうしても1200よりは脚が鈍るだろう。
どれくらいのタイミングで仕掛けるべきか、そこは少し難しいが、
前が引っ張ってくれそうだから、ゆっくりと行けば良いんじゃないかな。
十分にこなせるという考えで話を進めたい。

5番と内目になったインオラリオが逃げる。
そんな強い馬だとは思わないが、最初のスピードだけは重賞でも上位だ。
他馬は一気に飛び出すであろうこの馬を見ながらになるが、
大外枠に入った2頭、インペリアルマーチとアドバンスウェイが2番手に。
あまり考えられない話だが、インオラリオがペースを落としたら、
この2頭のうちのどちらかが被せ気味に行ってしまうだろう。
共にそれだけのテンの速さ、34秒台前半の脚を持っており、
インオラリオは半端な逃げを打つことはできない。
(まあ、過去全レース逃げている馬に向かって考えることでも無いが)
ハイペースは確定、34秒台の前半でレースが始まるだろう。
ハイペースと言っても順当なら激しく競り合うことは無いと思われるが、
インペリアルマーチの前走はかなり適当なレースだったので、
後遺症が残っていたらやらかす(無意味に絡む)かもしれないが。
どうあれ、この3頭が先行態勢をとるわけだから、
追い込み馬であるこちらに都合の良い展開しか思いつかない。

番手追走で脚質が定まっている2番エーシンクールディだが、
前記3頭よりはさすがに遅いと思われ、無難に4番手から。
続いて、同じく番手追走型の7番ティアップワイルドも先行3頭の後ろ。
それから12番セイクリムズンはハンデを背負うので必ずや前目のはず。
最近反応が鈍い8番ナムラタイタンも仕掛け気味に前が予想される。
これらとは力が違うが、4番ブライトアイザックも好位にいたい馬。
もう1頭、14番スターボードもできるだけ前を求めそうだ。

ハイペースでぶっ飛ばす3頭を見ながら人気どころが行く。
いかにもダートの短距離戦らしいレースになりそうで、
この先団9頭は、ハイペースで誰が生き残るかの消耗戦を演じるだろう。
厳しいと分かっていてもペースを落とすことは無いと思われる。
今回は、生粋の逃げ馬インオラリオと、暴走の可能性があるインペリアル、
それから斤量を背負うティアップワイルド、セイクリムズン、
そして近走は脚を余す感じがあるナムラタイタンの5頭の存在が大きすぎる。
このメンバーでハイペースにならない状況が微塵も想像できない。
場合によっては、33秒台に突入しそうな流れまであると考えている。
そんな流れでも前で粘りきるのがダートで真に強い重賞級の馬であり、
そうありたいと願っている(自負している)であろう実力馬が揃っているのは大きいね。

団子になりそうな先団とは逆に、
後ろのほうはバラバラになりそうな感じがする。
単純について行けない馬がいくらか出てきて、
後半がしっかりしている馬が徐々に上がって行く形が想像される。
後ろでしっかりとした脚がありそうなのは、大目に見て3頭。
まずフォーチュンは文句の無いところ。重賞でも最速の脚を使う馬だ。
それから、1番のタガノクリスエス。
ちょっと総合力が足りない気はするが、追い込みはするだろう。
最後に、10番のビクトリーテツニーは末脚だけなら重賞級。
ただし、典型的な「勝負が終わってから追い込んでくる馬」であるので、
フォーチュンとしては、この馬より後ろにはいたくないな。
まあ、この馬よりコンマ5くらい速い脚を使えたら、
重賞でも頭まで捕まえきる可能性がある計算なわけなんだけども、
常に最後方にいるこの馬よりは上手に走りたいものだ。

とにかく中団から後方はばらけそうなので、
気合が乗って浮上しだしたら一気に行けるであろうと考えている。
4角に入ってから外に出て行けば十分だろう。
思いっきり加速をつけた状態でコーナーに入りたい。
一切のブレーキなしでエンジン全開と行くためにも、
迷うことなく大外へ向かって欲しい、というかそうするはず。
ハイペースの消耗戦で脱落して行く馬がいる中で、
どの馬が真に強いかは分からないが、しつこく粘る馬がいるはずで、
レース前半に力の大半を注ぐ今回のレースの有力馬たちに対して、
レース前半ではなく後半に全てを賭けるフォーチュンの追撃。
どこでこれが交差するのか、実に楽しみである。
ゴールの前に交わるところが来ると信じて買おう。

ティアップワイルドとセイクリムズンの2頭は強敵だが、
フォーチュンが前走から据え置きなのに対して、
ティアップが2キロ増、セイが3キロ増なのはとてつもなく大きい。
計算上はひっくり返ることになる。
そこに距離の200m延長が加わっているから多少ややこしいんだけど、
展開的にこちらのほうが有利であろう事を考慮に入れると、
やはり逆転可能なんじゃないかと思える。
それよりは、同斤量のインペリアルマーチとナムラタイタンが敵だが、
インペリアルマーチは能力云々ではなく「組み合わせが悪い」ので、
戸惑って厳しいのではないかと考えている。
まともなら、ナムラタイタンが最大の敵だろうかね。
連勝が止まって負けだしてからの内容は一息続きだが、
それでもダノンカモンとある程度戦った前走の内容ならば、
9割くらい戻ってきていると考えられるからね。
もう一度軌道に乗るなら重賞の上位級の馬として、敬意を表して◎を譲りたい。
相手にとって不足なし。これに勝って重賞の舞台に向かって欲しい。

まずは単勝、それから複でもつきそうなので複を押さえに。
後は、ナムラタイタンとの馬連、馬単を1点ずつ、
3連単2頭軸で、ティアップとセイの重ハンデ2頭、
それからハンデが軽いように思えるエーシン、この3頭に流したい。