【創作びより】

【今、読むべき一冊】「転職の思考法」

久しぶりに価値観をぶっ壊してくれる本に出会いました。

「このまま今の会社にいていいのか?  と一度でも思ったら読む  転職の思考法」 

これ、近いうちに絶対ドラマ化されると思います。

ひと昔前、話題になった「夢をかなえるゾウ」と同じくらい、一大旋風を巻き起こす予感がします。あ、それ以上かも。

それほど面白くて、核になる言葉が心の中に、ストンストンストンと落ちていった一冊です。

タイトルからして、自己啓発本かと思っていました。

その手の本はたいてい、目次だけを読めば十分。あとは膨らませているだけなので、お金を払ってまでは読みません。


この本も立ち読みで済ませよう…と思っていたのに、物語形式で進んでいくではないですか!

グイグイ引き込まれて、思わずそのままレジに並んでしまいました。

主人公は、新卒で入社した会社で10年間、印刷機器の法人営業をしている青野。ウソがつけない真面目でお人好しなタイプ。

その彼が転職について悩んでいたとき、謎の経営コンサルタント黒岩から、転職の思考法を学んでいくストーリー。 


先ほど「面白くて」と書きましたが、実際に読んでいる最中は、「怖いよ~、怖いよ~、恐ろしいよ~」と震えながら読んでいました。

何が怖いって、上司の裏切り、転職エージェントの実態、部長の陰謀、組織の裏側…。思い当たることが多々あるだけに、怖いのです。

物語としてハラハラする展開というだけでなく、今まで知らずに生きてきたことの怖さ、危うさを思い知ることになります。

 

この本を多くの人が読むと、どうなるのでしょう

きっと仕事に対する価値観が変わり、転職に対する考え方が大きく変化し、もっと生き心地のいい世の中になる気がします。


著者は最後に書いています。

「転職は善」なのだと。

「すべての働く人が『いつでも転職できる』という交渉のカードを持てたとしたら、この国は変わると本気で信じています」と。

「やりたいことが見つからない」という人にも、目からウロコの答えが書いてあるので、その部分だけ読んでも、勇気が湧いてくるはず。

気持ちが晴れて、前を向いて歩きたくなる一冊。

転職を考えている人にも、就職活動をしている人にも、おすすめです。


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