黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

桐生川紀行総集編・出没しているのは何?(猿澤山鷹林寺)

2019-09-04 21:25:32 | 桐生川紀行
朝一番でお散歩に出た七海ママは、デナちゃんに逢いました。
ちょっと荒っぽいご挨拶です。







ナちゃんもママです。
母は強しです





県道66号線梅田界隈のお寺巡りを続けます。
梅田中学校を過ごし、忍山(おしやま)川を渡り、かなり上ります。
たしか北向き観音の大きな看板があったはずなんだけど

ありました
右折して細い路地を上ります。

山門前に石造物がたくさんあります。
このお地蔵様はお首が無事だったようです。



「この付近に  が出没しておりますので     してください。」
何が出るのでしょう?
イノシシか、熊か、鹿か、はたまた猿か、鷹(たか)か、鷲(わし)か?
一番大切な文字が消えています



猿澤山鷹林寺(えんたくざんようりんじ)、山門が市指定の文化財なのですね




山門下の石造物にも庚申の文字があります。
庚申塔がたくさんあります


山門を裏から眺めます。



素朴だけど、質実剛健な鎌倉時代という感じです。
だれもいなかったけど、何か工事中らしいです。



さらに上がって本堂です。







こちらにも石造物がいっぱいです

さわやか青年のような青麺金剛がありました



見ざる聞かざるの2猿がはっきりわかります

桐生市仏教会のHPによると、「堂宇は火災のため焼失、山門と客殿のみ残ったため、客殿を本堂として使用している。」とあります。
「寺の歴史については建物の焼失によってわからない。」としています。
そういいながら、一方で、「牛久の金龍寺の徒弟宝山宗珍和尚の山居の道場として開かれた。」ともいってます。
古くからあった可能性もあるし、由良氏がらみで何かあるのかもしれません



本堂の左手に、北向観音(きたむきかんのん)です。





はたして北を向いているかどうかは、わかりません。
でも、額に確かに北向観音とありました。

縁結び安産子育ての御利益があるということです。

御利益にふさわしく、お産婆さんの像があり、狛犬ではなく招き猫がいました



裏山には墓地が広がり、本堂の右手には「砂防指定地鷲沢」の表示がありました。



桐生川の支流になるのでしょうか?



南を望めば、柄杓山かな?





ここは現在無住で、菱の泉龍院が兼務しているそうです。
泉龍院は、厄除け・厄落としの寺として有名だそうです
そして、あの細川内膳の屋敷門が移築されているのだそうです



(訪問は2018年10月27日です)


コメント
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