ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内の西の方を歩いてきました。
寒かったけれど、一緒に歩けました
タバサねーちゃんは、昨日動物病院に行って、緑内障の左目の状態を見てもらいました。
良くなっているようです
目薬の滴眼を続けましょうとのことでした。
冷蔵庫で保管するように言われた不思議な目薬です。
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
太郎の一族(葛塚の要害の地を闊歩する自由な飼い犬たち)
2003.9.25 太郎とその一族
冷たい雨の朝、ボクの目には、太郎とその一族が天下の公道を我が物顔に歩いているのが見えた
まもなく視界から消えたけど、Iさんちのおばあちゃんの言ったことは本当だった
「早起きしたある日、家の脇の道を、太郎君が先頭に10匹くらいが続いて下(南)に降りていった。」と。
大勢連れて先頭行くのって、キモチいいだろうな。
でも、人間や他の犬達はどう思うだろう。
ちょっと恐怖じゃあないのかな
「三四郎が赤ちゃんの頃(この家に来てまもなくの頃)、前の畑に4匹の犬がいたことあってね、その犬たちが太郎一族と似ているの。三四郎がいることが分かってから、前の畑には、来なくなったみたいだけどね。」とおかあたんは、言った。
2003.9.25 かなわぬ恋の顛末
朝、おかあたんがちょっと用事を済ませて帰ると、ちょうど太郎とその一族・5名が門を入るところだった
門の所で匂いを嗅いで、ボクのウチだと確認していた。
おかあたんが、クラクションを鳴らすと、二手に分かれて逃げた。
太郎ともう1匹は、隣の家の影から顔をのぞかせ、裏の道に出た3匹もなかなか帰らない
その中に、ちっちゃい茶もいた。
ボクに用があって来たらしい。
そのうち、一瞬の隙をついて、ブチがちっちゃい茶に飛び乗った
ちっちゃい茶は女の子で、ボクに愛の告白に来たらしい。
その他は、付き添いというか野次馬というか。
そういえば何日か前も付けられた。
振り返ると隠れていたけれど。
でも、折角来たけれど、ボクはいなかったし、おかあたんには「帰りなさい」と言われるしで、ちょっとした隙ができた。
折あらばと狙っていたブチに、乗られてしまったのだ
太郎は2人の上からチャチを入れて、しつこく邪魔をした
けっこう大騒ぎになり、Iさんちのおじいちゃんも裏のウチのおじさんも出てきた
そんな場面に、ボクとサマンサとおとうたんは、帰ってきた。
心配してお迎えに出たおかあたんも一緒に、彼らを傍目にお家に入った。
2003.9.29
太郎一族の南下に遭遇
朝、ボクはおとうたんとサマンサと一緒に、西畑の方にお散歩に行った。
ちょうど太郎一族が南下中だった。
ボクはサマンサに、「お前は黙ってろ ボクが戦う」と言った。
サマンサは「アタチも戦う」
「うるさい黙れ」「そっちこそ黙れ」とやり合っているうちに、彼らは脇の畑に散らばって身を潜めて、ボクらの通過を見ていた。
ちっちゃいシロだけが、かわいく吠えていた。
まだ状況判断が出来なかったみたいだ。
おとうたんは、「5匹と遭遇しちゃったんで、どうしようと思ったけど、引き返すのもシャクだから、行っちゃえと直進したんだ。」
それって、近親○○じゃあないの?
昼下がり、ボクはミニドッグランの草の上にうたた寝をしていた。
ハッと気がつくと、約10m先の向こうの道に、太郎の一族がいた
ボクは「帰れ」と叫び、おかあたんを呼んでるうちに、シロに太郎が飛び乗った
天下の公道で、まただ
その他は見ている。
今度は邪魔をしている奴はいない。
ボクもおかあたんも、Iさんちの子供達も、見ていた。
そのうち、中学生の集団が何かを言いながら通過した。
太郎とシロは、祖父と孫だと思う
おとといのちっちゃい茶とブチも、父と娘か、兄妹か
これっていいの
ボクとサマンサは、血縁関係ゼロだよ。
おかあたんは、サマンサをペットショップから連れ帰るとき、「他人ですか?」と3回聞いたけど、「女の子ですか?」と一度も聞かなかった。
サマンサのあまりの元気に、連れ帰ってから不安になったおかあたんは、「三四郎見せて」「ムーちゃん、見せて」と、ボクらのお腹をひっくり返して見比べた
(つづく)
残念ながら、太郎一族の写真はありません。
本日の写真は、サマンサママと子供達です。
かわいいかった
太郎の一族は、野良犬ではありません。
ちゃんと飼い主もいました。
でも、繋いでなくて、自由に行動していました。
他にも自由な子たちがいました。
今では信じられない光景です。
太郎の家の入口には、今でも古墳の天井石と思われるような大きな石があります。
付近には、古墳の名残がいっぱいです。
また、このあたりは、中世葛塚村です。
葛塚の要害の地と言われ、幾多の戦乱に巻き込まれました。