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黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

桐生亦(又)次郎親綱家臣および諸家家臣団・その2

2025-04-07 14:31:12 | 桐生老談記の世界

桜の季節になりました

4月4日、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、満開の鹿の川沼にお出かけしてきました。

 

2019年4月の、ひめちゃんとタバサねーちゃんです

 

 

6年前、みんな若かった

獅子丸は、まだ実家に帰っていません。

 

 

 

桐生亦(又)次郎親綱家臣および諸家家臣団・その2

 

桐生勢新田へ降参人

悪(阿久)沢能登守    松島式部太夫    東宮修理    高草木右京    犬目山城守

神梅右京    平佐大和守    田村(沢)加賀守    和久丸佐渡守    瀧川伊賀守

高瀬丹後守                         右十一人外に数十人有り

 

細川内膳正家臣桐生へ降参の人十二騎

村岡右近之助    八木伝七郎    根津采女   奥布木宮内    畑山庄兵衛

稲鍋庄兵衛     小宮山一学    細淵金弥   松井金五郎    新藤弥平

小川出雲      小川随見

 

佐野より桐生親綱へ付け家老

山崎出雲守    津布久常陸之介

 

 

 

菱の細川家から桐生市に寝返った12騎を本文中の桐生代々の事、付けたり、細川滅亡の事・その 6(誠は家老右京盗み取りて、売買の沙汰あり)で確認です。

 

桐生代々の事、付けたり、細川滅亡の事・その 6(誠は家老右京盗み取りて、売買の沙汰あり)

時に細川の家中、公方軍役には八十二騎なり。

小川出雲、其の子随見、八木伝七郎、奥布木宮内、根津采女、村岡右近、細淵金弥、畠山庄兵衛、松井金吾、稲垣彦兵衛、新藤弥兵衛、小宮山一学、これ細川の十二騎なり。

此の外軽率ども二十人ばかり桐生に隨身す。

されば細川小家なれども、公方軍役に十二騎なり。

また、細川にさまざまの家の宝あり。住吉、隈の、諏訪、宇都ノ宮、北野八幡、高尾、八王子、鞍馬、津嶋これ十二社の神系図あり。聖徳太子自鋳奉る黄金一寸八分多聞天、阿満国の小脇差、国綱の小長刀、細川の系図に添えて桐の箱にこめて秘蔵せしに、此の度破れ見えず。

向かいたる諸士にかくしたる由と常陸之介讒言に依って、さまざま吟味あれども更に出ず。甚だ過役として、其の人々を半地せらるるこそ無法なり。

誠は家老右京盗み取りて、売買の沙汰あり。所々にて買い取り寺社の宝物となるこそ分明なり。



若干の違いはありますけど、写し間違いや勘違いを考えると、ほぼ同じです

ただしその後に「此の外軽率ども二十人ばかり桐生に隨身す。(此の外の軽率ども二十人ばかり桐生氏に寝返りました)とあります。

カウントされない身分の低いものもいたようです。


細川内膳は、名馬小雀を桐生氏に渡さずに、攻め滅ぼされたと云います。

この話は『桐生老談記』にのみにある話だとか


郵便局の隣に、小雀を祀った小雀観音があります。

細川内膳の物語・総集編(名馬小雀と八条殿)


もとは菱支所のあたりにあったけれど、道路の拡張で、現在地に移ったということです。

菱カルタもあります



「小雀は主君の後を追って舌をかんで死んだ」とあります


細川家の滅亡では、裏切り者が目立ちます
戦国時代の価値観だと、自己の利益優先の行動をとるという選択肢も普通にあったようですね
小雀が舌をかみ切って主人の後を追ったというのは、江戸時代の価値観でしょう。

 

 

初稿  2019.09.24  FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」

改稿  2025.04.07

 

 

(つづく)


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