黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

西伊豆紀行 4(土肥金山・後編)

2020-03-20 15:52:57 | 西伊豆紀行

暖かい朝でした。

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内の突き当たりを左折しました。

おや、ひめちゃんが立ち止まりました。

何かを見付けたようです。

ミーナちゃんです。

ミーナちゃんがお散歩から帰ってきたのです。

ひめちゃんは右足をあげて「あたちの方が強いんのよ」と、臨戦態勢に入ります。

でも、結局ミーナちゃんはこちらには来ませんでした。

 

 

土肥金山つづきです。

金山では、いろいろな仕事があったんですね

 

女の人も働いています

お風呂もあったんですね

女の人が入浴中に見えます

背負って運んでいるようです。

お地蔵様です。

ちょっと新しいような?

基本的に暖かい、暑いのでしょうか?

 

天正の記憶です

 

坑道の外に出ました

ここにもお地蔵様です

外の仕事の人達もいるのですね

資料館&売店に自然に入ってしまいます

金を江戸に運んだ千石舟ですね

ここだったかな、それとも次の売店だったか?

御朱印がありました

まさかと思っていたので、御朱印帳は持参していません。

スタンプを押すので、御朱印帳がないとダメだそうです

御朱印帳も売ってましたけど、まあ諦めるか

 

ここで咲き始めている桜は、土肥桜だそうです。

外にも人形で、運搬の様子が再現されています。

 

もう一見の売店を過ぎると、赤い橋がありました

心字池ではなかったと思います。

付近にあった説明板です。

土肥金山は、火山の贈り物だそうです

池にカラフルな鯉がいます。

金色の鯉といえば、そう見えなくもないけれど?

2月7日、訪れていたのは、日本人観光客だけでした。

おばさんたちからは、「やっぱり中国語は聞こえなかったね」の声があがりました。

 

 

さて、伊豆を後に帰路につきます。

富士山が見えるには見えますけど、白雲に隠されています。

 

ちょっとの間だけ、頂上が見えました

 

高校時代の古典の教科書の最初は、山部赤人の「富士山を詠んだ長歌」でした

天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き  駿河なる 富士の高嶺を  天の原 降りさけ見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い去きはばかり   時じくぞ 雪は降りける 語りつぎ    言ひ継ぎ往かむ 不尽の高嶺は

(巻3-317)

 

まさに「白雲もい行きはばかり(白雲も行くのをためらい)」という感じです

 

 

 

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西伊豆紀行 3(土肥金山・前編)

2020-03-19 21:13:52 | 西伊豆紀行

今朝、ひめちゃんと獅子丸は、久しぶりに、東の牧場にまで足を延ばしました。

ヤギさん、いるかな?

いました

でも、ちょっと元気ないみたい?

ひめちゃんと獅子丸が近寄っていくと、立ち上がりました。

獅子くんと鼻を突き合わせて、ご挨拶です

バイバイ、またね

 

 

 

堂ヶ島温泉に泊まった翌日(2月7日)、土肥金山(といきんざん)に寄ります。

佐渡に次ぐ大金山だったということです

 

門前で、多くの人が門番さん(人形)と記念撮影です。

 

金鉱石とあります。

確かに金色の物体がみえます。

 

桜が咲き始めています

山神社とあります。

ちょっと気になります。

 

土肥金山のゆるキャラくんですね

でも、どうして狸(たぬき)?

 

土肥金山の歴史があります。

天正5年(1577)ごろから、本格的に採掘される。

江戸時代初期には、佐渡金山に次ぐ大金山であった。

 

そうすると、本格的に採掘を始めたのは、北条氏ですね

獅子くん、ここも関係ありそうだよ

 

土肥マリン観光株式会社とあります。

今はこの会社が運営しているのです。

 

おや、金山奉行堂です

金山奉行って、仏様?

釈迦如来?

福禄寿はなぜここに?

 

いよいよ、坑内めぐりです

狸の親子が、ここのゆるキャラですね

 

入り口です。

かなり丈夫そうな木材を使ってます

 

坑道入り口に、この坑道の説明板があります。

伊豆の諸金山では、「上に山神、左に不動、右に神様稲荷さん、奥の柱は金神様と水天宮」と俗謡に唄われており~中略~これらの神々に対して金堀り達は一日の無事を祈って入坑し作業が終わると神々に感謝して岡に上る(出坑)のです。

ゆるキャラに、狐は使えません。

狸(たぬき)なのがなんとなく納得。

 

そうして掘った金は、江戸に運ばれたのです。

いちおうこんなイメージということです。

街には人家が軒を並べ、土肥千軒と称した(説明板より)」というイメージです。

 

さて、それでは中に入りまーす。

 

さっそく神社です。

もしかしたら金の鳥居だった?

大山祇尊(おおやまつみのみこと)、山を支配する神様です。

旅の無事を祈ります

 

(つづく)

 

 

 

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西伊豆紀行 2(黄金崎と三島由起夫文学碑)

2020-03-17 15:16:06 | 西伊豆紀行

ひめちゃんと獅子丸がお散歩に出る時は、気温はまだ氷点下でした

ひめちゃんの足下が凍ってる

よく見ると、長い大きな霜柱でした

堀之内の北端、例のミニカーのレース場の向こうに、浅間山が見えます。

写真では、奥の電柱の向こうにぼんやり気味です。

でも、肉眼でははっきり見えました。

葛塚城の堀之内からは、浅間山が見えるのです

 

赤城山は、大沼・小沼の2つの湖をかかえた峰が白くなってます。

見返りひめちゃんでーす

気温も少し上がってきました

 

 

 

西伊豆2番目の訪問地は、黄金崎(こがねざき)です。

夕日の名所と言うことですけど、時間がちょっと早いかな?

馬の顔のように見えるといいますけど、そう見えます

 

遊歩道を降ります。

道は、ずーっと向こうまで続いています

途中のベンチに座り込み、待機の人もでました。

飲み込まれてしまいそうな青い海です。

やっぱり馬の顔のようです

 

なんとかがんばって、遊歩道の終点に行きます。

日頃ひめちゃんたちと歩いているおかげで、到着できました

 

深い深い駿河湾ということです。

引き込まれそうに青いです

 

富士山の方角に富士山は見えませんでした

カメラの記録時間は、15:32 です。

夕日を見るには、ちょっと早いです。

 

さて、途中で挫折した人々と一緒に戻ります。

ほとんどの人が興味を示しませんけど、三島由紀夫文学碑があります。

黄金崎の案内板に、三島由紀夫が『獣の戯れ』という作品で、「平滑な一枚の黄金の板のように見える」と描写したとありました。

 

三島由紀夫というと、もう何十年も前ですけど、自衛隊の基地に乗り込んで割腹自殺するという衝撃の事件がありました。

まだそのころは三島由紀夫の作品に夢中になる歳でもなく、以後もほとんど読まずに歳を重ねてしまいました。

ここが『獣の戯れ』舞台なのですね

 

 

 

 

 

 

 

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西伊豆紀行 1(柿田川湧水と泉頭城趾)

2020-03-16 20:36:22 | 西伊豆紀行

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出て蕨沢川を渡りました。

橋のたもとの早咲きの桜は、もう葉桜になりかかってます

一本だけ少し遅く咲きだし、今が満開です

諏訪神社の前を過ぎて、西の高台を目指します。

今朝は、浅間山ははっきりとその姿を現していません。

でも、はるかかなたに甲斐の山々が見えます

ひめちゃんたちは、高台の薬師の道を歩いて帰りました。

この道沿いにはもう一ヶ所薬師仏が集まってます。

何かいわれでもあるのかな?

 

 

2月6日に、西伊豆方面の一泊二日の旅に参加する機会に恵まれました。

朝早く出て、昼食は富士山の見えるレストランでした。

久しぶりの富士山です

やはり、きりりとしています

 

最初の訪問地は、柿田川湧水です。

駐車場から、湧水の展望台を目指します。

少し引っ込んだところに、案内板があります。

泉頭城趾(いずみかしらじょうし)とあります。

泉頭城は、北条氏が柿田川上流東側の自然の川を掘りとして利用し、築城したといわれているが、豊臣秀吉の小田原攻めのときに廃城となった。

そうなんですか、知りませんでした

豊臣軍が押し寄せたのですね

 

家康が求めた幻の隠居所ともあります。

決定していたのに急遽中止になったのですか

 

みなさん関心がないようで、だれもカメラを向けていません

 

まあ、遅れないようにガイドさんについて行きます。

見慣れない銅像があります。

以前ここはこの人の屋敷だった、ここで紡績工場を経営していた高野さんということです。

 

少し行くと、また泉頭城の説明板があります。

縄張り図を確認です。

向こうにみえる大通りは国道1号線ですね。

豊臣軍の進路にあったのですね

獅子丸家(獅子丸が養子に行っていた家)のご先祖様は、北条方の武将だったそうです。

獅子丸家のご先祖様は、小田原から来たそうです。

獅子くん、縁のある所みたいよ

 

列について行くと、第一展望台と第二展望台の分かれ道です。

とりあえず大多数について行ってみます。

説明板があります。

柿田川湧水のしくみは、勉強になります

富士山周辺に降った雪や雨が26~28年掛けて湧き出しているんですね

集合時間を考えると、第一展望台・第二展望台を両方見学は忙しそうです

第一展望台には昇らずに、第二展望台に向かいます。

やはりこの青い井戸跡を見なくては。

 

あれ、あまり青くない

気を取り直して、一級河川・柿田川を眺めます。

少し位置をかえて、もう一度、井戸跡を見ます。

あ、青くなってる

きれいなきれいな青です

さて駐車場に戻りながら、駆け足でお土産屋さんを覗きます

湧水の試飲所もありました

残念ながら、目指すお豆腐屋さんは休業日でした

もし機会があれば、ゆっくり訪れたいなあ

 

ここは、伊豆半島の西の付け根に当たる清水町です。

小田原は箱根の峠を越えて、東の付け根です。

小田原は、ひめちゃんと獅子丸が暮らす山上(中世の葛塚村)から、ほぼまっすぐ南です。

小田原もゆっくり訪れたい街です

 

さて、いよいよ西伊豆に向かいます。

 

 

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