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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

青い池に到着 ランドーの冒険記29

2022年10月25日 | 北海道シリーズ


広い畑はどうやら玉葱のようです。


広い平地に川はあるし、たしかに農業には適している土地ですね。


あの土煙は農作業中ということですね。


アップにするとこう。風向きが自転車道路のほうにきているので、そこを通過する
ときは土煙を浴びなければいけません。息を止めて目を細めて急いで通過するわけ
ですが、目にきたなー。これで歩いていたら被害はもっとだったな。。。


ずっとゆるやかな登りなのです。電動アシストを使うか使わないか、というくらい。
気仙沼で電池切れになった苦い記憶があるので、節約しながら走ります。借りるときに
どれくらい電池がもつか確認したら、「一日大丈夫!」と言われていたけれど。。。


お、わずかな噴火。これはホテルの窓から見た山かー。


結局90分ほど自転車をこいできましたが、すれ違ったのは1回だけでした。
自転車専用道路だけど、俺専用じゃん^^


さあてまもなく到着です。


青い池に到着! 驚いたことに、駐車場には車がいっぱい!!! バイク置き場に
自転車をとめるとき、俺一台だけでした。帰るときにひとりの観光客から声を
かけられました。「駅から往復ですよ」と言ったら驚いて笑っていました。
せっかく快適な自転車専用道路があるのにねえ。

そして池の周りにはこれまた大勢の観光客。そりゃそうだ、あれだけの車が止まって
いるんだもん。自転車での道のりとのすんごいギャップ。


ランドーの冒険記29 狂人との別れ

ランドーはそろそろ出て行こうと思い、出発の準備をして荷物を馬に乗せていると、
狂人はそれに気づいて驚いた。落ち着かなく寄ってきて唸った。目は悲しげで、
ランドーが去る準備をするのを見つめていた。ランドーは彼にさらにいくつかの銀貨を
渡してやった。きっと喜ぶだろうと思ったのだ。しかし彼はそれを砂の上に落とした。
ランドーはさよならを言って去った。哀れな狂人は動かずに立ちすくんでいた。
ランドーが海岸を曲がって見えなくなるまでじっと見ていた。彼の姿が見えなくなると、
彼は崖の上にまた姿を現した。そこからならずっと遠くまで見える。そこに立って、
その姿がだんだん小さい黒い点になって、青い空の中に見えなくなるまで、毛むく
じゃらのアイヌはずっと立っていた。それがその男の姿を見た最後だった。