さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ファーム富田の花畑 ランドーの冒険記35

2022年10月30日 | 北海道シリーズ


ううむ、やはりこういうところは美しい女性と来るといい。




よなあー!!!





ま、今回の記事は美しい花畑をご覧ください。


もちろん観光客がうじゃうじゃいるんですが、それが写らないように撮っていますw




向こう側はラベンダー畑で、咲いているときは紫が見事なんでしょう。


ラベンダーのないところは避けて撮影しているわけです。。。










ランドーの冒険記35 ランドー大怪我をして大ピンチ

留萌を過ぎて増毛に来たとき、続いていた雨によって川が増水しており、とても渡る
ことが出来なかった。3日目になり、夜に雨が止んで川の水が少し少なくなったと
見て、少々無理でも朝の5時に出発することにした。住民たちは、こんな流れを
渡ろうとしたら、きっと死んでしまうと言った。それでも荷物は2つに分けてヒモで
しっかりと頭に縛り付け、馬は疲れ切っているのでとても渡れなさそうだから置いて
いくことにし、冷たく激しい流れの中に入って行った。流れは強く、川の中ほどでは
水が口までくるほどだった。そのとき、住民たちが「Abunai!abunai!」と叫んでいる
のが聞こえた。驚いて振り向くと、すぐ先に大きな木が流れてきていた。ドン!
あとは何も見えなくなり、気が付くと反対側の岸に近づいていた。浅い流れの中で
立ち上がろうとしたとき、石に足をとられてかかとの骨を折ってしまった。向こうに
いた住民が助けに来た。動けずに溺れかかっていたが、荷物は離さなかった。
すっかり凍えていた。立ち上がろうとして状況がわかってきた。足はひどく腫れ
あがり、血の海となっていた。折れた骨が皮膚から飛び出していた。


ファーム富田で花を観る ランドーの冒険記34

2022年10月30日 | 北海道シリーズ


富良野とくればラベンダー畑。ラベンダーというのは6~7月。つまり秋は見られない。
まあ何かは咲いてるというので行ってみました。駅から歩いて最初にあるのは
「なかふらの北星山ラベンダー園」。ここは冬にはスキー場になるようです。雪解けに
なったら花を植えるのか? 花が咲いてないところはラベンダーなのでしょう。。。


咲いているところだけを撮ってみるとこんな感じです。


頑張って手入れをなさっているのでしょうね。


近くで見てもきれいですよ。


酒の名前はだいぶ覚えたけれど、花はわかりませんなあ。


さてしばらく歩くと、有名な「ファーム富田」があります。


おお~。広いけれど、ラベンダーが咲いてないときは半分くらいが鑑賞エリア。
ここまで来るのに歩いている人は全然いなかったけれど、人がワンサカ。裏手に
広い駐車場がありました。


いろんな色があるものです。「ドローン禁止」と貼り紙がありました。たしかに
上から見たらきれいでしょうけれどねェ。


富良野エリアにラベンダーが咲きまくっているときに見てみたいけれど、そんときゃ
すごく混雑するとか。それはちとやだな。。。


じゃがいものカレー、おいしかったよ♪ 飲み物は「彩りの畑」という、ラベンダー
ジュレといちごのジュースが3層になったものです。ミシュランで星をとってる
オーナーシェフ監修なんだとか。おっさんがひとりでオサレーwww


ドライフラワーの舎。


木造の別荘でふきぬけのリビングがあったらいいかも。ま、縁がないな。。。


ランドーの冒険記34 稚内から西海岸を南下する

稚内を回って利尻、礼文島を見て、ランドーは西の海岸を南下する。そこは東の海岸
よりもさらに殺伐としたところで、難破船の残骸をいくつも見た。風は強く冷たく、
ぞっとするような天候が続いた。今まで着ていた服はいよいよボロボロになり、
ズボンはひざ下がなくなったので、しかたなく残った布切れはスケッチブックと日記
を包むのに使った。ブーツは「過去の夢」と化し、裸足になった。残ったボロだけを
まとい、半ば凍った海岸をくじけることなく進んだ。馬は砂に埋まったり川を泳いで
渡ったりとしているうちにすっかり疲れ切り、ついにはランドーを乗せる力もなく
なって、彼は歩くしかなかった。食べ物もなく飢えて凍えた。

そんなとき、夜に草を食べるためと馬を離したら、いなくなってしまったのだ。
近くにいたアイヌ人は、それはもう見つけることは無理だろうという。何か月も
かかって書いたスケッチや日記などの荷物を、この傷だらけの足と疲れ切った体で
運ぶのは難しい。馬を手に入れるのは不可能だ。しかし荷物を諦める気にはなれ
ない。凍りつく冬は近づいている。途方に暮れて、どうしたことか、自分で馬を
探そうと歩き出したら、すぐ近くのアイヌ人の小屋の裏、砂の山に囲まれたくぼ地に
馬は疲れ切ってへたりこんでいたのだった。残酷と思われるかもしれないが、
その馬を引き、できるだけ荷物は自分で持って、再び歩き出したのだった。