さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

酒田 久村の酒場に

2021年11月26日 | 東北シリーズ


最上屋旅館のすぐ近くにある「久村の酒場」にやってきました。宿で風呂に入ったあと、
感じのよさそうな古い酒場を検索してみたら、ここが出ました。そんときゃ雨。天気の
雨雲レーダーを見ると、いまはザァザァでも、15分あまりで雨雲が抜けていくとわかり、
17:35分頃に出れば雨が止んでるな~と出て行くと、ピッタリあがっている。
便利だなーw

酒場が開くのは17:30。ピッタリじゃねーかー、と思って暖簾をくぐると、もうすでに
何人かカウンターに座って飲み始めていました。そして10分もしないうちに満席!
雨雲レーダーの予報で、雨が上がるのがあと10分遅いと出ていたら座れなかったぞw


「自慢あげ」という短冊が目についたので、それを注文すると「厚揚げですねー」と
おっしゃる。たしかに自慢するだけあって、揚げたてが出てきたので、まわりがパリっと
してて旨かったぞ。

カウンターは対面式になっていて、その間に店員さんたちが通る。御覧の通り、カウンター
は、ウィンドウケースのようになっていて、料理が見えており、定番の「もってのほか
(食用菊)」や「煮込み」、「芋煮」などが並んでおり、注文するとサッと出てきます。

常連さんたちが多いらしく、向かい側ではもう満席になっている椅子のさらに向こうの
はじっこにあとから来た常連さんが入れてもらい、その人はいつものように(?)
ズンドウの上にお盆を乗せて、その上に飲み物や料理の皿を乗せて飲み食いしていました。


「太田和彦が好きな酒」なんて書いてあるし、吉田類も来たという話が聞こえてくる。
この二人は俺の好きな古い感じの酒場に、それこそ全国を回っているから、あちこちで
「来た」というしるしが残っている。俺が行ったところにあとからこの二人がやってきた
というのも何軒もあるんだぞ(自慢)(^益^)w

このおふたりが行った店は、とてもいい所が多いのですが、なかにはテレビで見たのとは
大きく違って店員の態度がひどく悪かったり、とんでもなくぼったりするところもある
ようです。そりゃあ何百軒も取材しているんだからそういうこともあるだろうねえー。
しかし昨今は口コミで暴かれるので、助かるところもあるし、恐いという気もしますねえ。


地酒の「麓井 雪女神」を注文。雪女神とは酒造りに使う高級米です。これがグラス
900円と出ていたので、「どうせ小さいグラスだろう~」と思っていたら、コップに
あふれさせて出てきます。 安い! ただの「日本酒」だと300円くらいなのですが、
ここはせっかく来たんだから、安くてたっぷりだし、高級限定酒を順番に行くかー!
と思ったのですが、こんなん何杯も飲んだら、一軒目で終わっちまうwww


というわけで、酒田には2泊するし、次は「礼文島の昆布焼酎~これはうまい!」と
書いてあるのに惹かれてロックで注文。たしかにほんのりと昆布の香り。俺も鹿児島で
焼酎の妖精さんに導かれて、ビール→日本酒→焼酎のフルコースを楽しむように
なりましたw これって泡→白→赤っつーワインのコースにつながるものがあるのか?

ちなみにワインだと白(リースリング→シャルドネ)、赤(ピノ→カベルネ→グルナッシュ)
というコースの細分化があるのだが、日本酒にも甘口→辛口、香り豊か→キレという
味変があるよなあ~。

ここでとあるグループが到着。元気のいいおばちゃんの「4人入れますかぁー?!」
という大声が響き渡る。この声は聞き覚えがある。。。 最上屋旅館で夕方まったり
していたとき、他のグループ客が隣の部屋に到着し、ひとりのおばちゃんが大声で
「うわー!古くて素敵!!!!写真撮っちゃおー!お風呂ドウスルー?あたし先に
入る―!!」うんぬんと、宿中に轟いていたのである。酒場でもはちきれていました^^;
威張ったりからんだり、自己中に振る舞うような連中に比べれば全然罪がない。
明るくて楽しいBGMです(^益^;