さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

天童の夜は午前様

2021年11月21日 | 東北シリーズ


さて2軒目を物色。テキトーに入ってみると、「一見さんはお断りしてるんですー」と
拒否られる。むぅ、緊急事態宣言が明けても、ワクチン接種が進んでこれだけ感染者数が
減っても、まだそういう店があるわけだ。。。

この界隈でスナックの灯はたくさんあるので、入れるところはないかと彷徨う。しかし
どこが入っていい店なのかはわからない。「ナース倶楽部」なんてのに勧誘されるが
それは違うだろう~w

ウロウロしていると、浴衣姿のおっさんが声をかけてきた。「どこかいい店ないか探して
るんですよね?」近所の温泉宿に泊まって、夜になって出てきたのだろう。「まー
テキトーに入ってみるしかないんじゃないかー」と言って、目の前の店に入ろうとしたら
ついてきた。

「どうぞ~^^」と入れました。「お二人様ですね」と、店の人からすると一緒の連れだと
思われた。そいつは大阪人で、いまは盛岡に住んでおり、仕事の出張で天童に来たと言う。
こちらはひとりふらり旅だと言うと「いいなー!」と羨ましがる。なんと誕生日が2月違いの
同い年だったw なんとなく意気投合して楽しく話していると、店のママさんはこの店に
入る瞬間に知り合った仲だと聞いて驚く。「ずっと友達だったと思ったわよ!」

初老のママさんに加えて、も少し若い店の女性が加わり4人で盛り上がる。そのうち大阪人は
3回結婚したという(もてるのか?)。「次の女性が出来たから、前の奥さんには別れて
くれってやったわけ?」と聞くと、「そりゃあー隠してですよ!面倒なことになるもん。
付き合っているのは言わずに、離婚してから再婚♪」というと、店の女性2人は明らかに
不快な顔を押し隠した。女全員を敵に回すこと言っちゃって、本人は「大変だったね」とか
「そりゃ頑張った」とか言ってほしかったのかなあ~(^益^;


記念撮影♪ このカッコで普通飲み歩く?

宴もたけなわ、「も一軒行こう~!」となる。「俺はうら寂れたバーサンの店なんかが
いいんだけどなぁ」と言うと、「いやもっと若い人がいいよ!」と言う。そちらのほうが
多数派でしょう。ドアが半開きで、中にストーブがついている薄暗い店は「ここは侘しくて
ダメ!」とか、「90分飲み放題」なんてところは「他に120分ってのがあるから!」と、
なかなか細かい。

そのうちにセーラー服で客引きをしている店の前を通ったら、「こういうところが
いいんじゃねーか?」と冗談を言うと、そいつはいきなり入って行ったw


「中は満員!」とすぐに出てきたw このカッコで入るかね~(^益^)w


というわけで、こういうスタンダードな店に入りました。旧満州出身の中国人のママさん
でした。きっと変な二人が入って来たな、と思ったことでしょう^^;

同い年とはわかっていたが、2軒目になってようやくお互いの名前を確認。別に知らなくて
もいいんだけどね。「どこに泊まってるの?」と聞くから「くろだってとこ」と答えると
「なんだよー!」と席からひっくり返る。浴衣を見ろというので、見ると「くろだ」と
書いてある。そんなん見ないってw 「部屋番号は?」と聞くので「407!」と言うと
ふたたびのけぞって落ちそうになる。実にそいつは408号室でしたw

だんだん酔っ払ってきて、そやつは何度も椅子からひっくり返りましたが、0時を過ぎて
そろそろ帰る時間となりました。6時間以上飲んだな!「明日どうするの?」と聞くので、
「酒田に泊まるよ」と答えると、「俺行く!明日は午前中で仕事が終わるから、それから
行って、夜に飲もう!」なんて勝手に決めている。


「明日の朝、部屋に名刺を入れておくからね!」と来る気満々w
ホテルのフロントでは酩酊しているもんだから、俺が「407と408をお願いします」と
一緒に鍵を出してもらおうとすると、「408はありませんが・・・?」と言われる。
「そうだー、俺、鍵閉めないでそのまま出たんだよ」と言う。オートロックじゃ
なかったっけ?鍵を開けたままで出るかなーwww

翌日、ドアに名刺は入っていませんでした(^益^;