さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鴻臚館(こうろかん)

2024年07月16日 | 九州シリーズ


福岡城の横にあるのがこの施設、鴻臚館です。ここは飛鳥・奈良・平安時代の外交
施設で、中国大陸や朝鮮半島からの使節団の迎賓館として、また日本の外交使節
である遣唐使や遣新羅使の宿泊所としても使用された施設があったところなのです。

歴史に残っているのは688年で、最初は外国からの客を迎える迎賓館、それから
あちらに渡る外交使節の拠点となり、遣唐使の歴史が終わると共に姿を消しましたが、
現代になってその遺跡が掘り起こされたわけです。


詳しくはこちらをお読みください^^


その遺跡を囲ってこの建物が出来たというわけだ。中に入ると適度に冷房が効いて
いて生き返るよう。少し荷物を置いて汗をぬぐう^^; タダだし♪


中国や朝鮮半島のみならず、西アジアのイスラム系陶器やペルシャ系ガラス器なども
発掘されました。


遣新羅使が筑紫館で詠んだ万葉集の歌をヒントに、古代の瓦や陶磁器等を福岡城内で
発見したため、ここらにその遺跡があると睨んで掘り当てたのが1987年。大発見に
コーフンしたろうねえ^^


陶磁器はこんなふうに流通していたとか。


遣唐使の船。10隻のうち3隻あまりは沈没したとかw むかし「天平の甍」という
映画の中で、20年もかけて写したお経を持って帰るのに、嵐に遭って泣く泣く海に
放り投げるという場面がありました。俺、パソコンが勝手にアップデートして
クラッシュし、半年分のノートと原稿が消えたときがありましたが、自棄になりそう
になった自分が恥ずかしいよ(^益^;


遣唐使は最初朝鮮半島沿いに大陸に渡りましたが、半島の政情不安で琉球経由となり、
それから五島半島を出発して真っすぐ西へ向かうルートになったそうです。


話を聞くとロマンがあるけれど、これ見てもまあなあ。。


この木の棒と、右の種など、なんでしょう? 問題です。すぐに答えを見ないように。
特に左の棒、何に使ったか?奈良時代ですよ。














あの棒は、籌木(ちゅうぎ)というそうです。クソしたあと、あれでゴシゴシやった
わけです。葉っぱのほうがよくはないか?一回ずつの使い捨て?洗って再利用したの?
温水便座になれた今となっては、いちいち水で洗いたいような。。。

ちなみに私は旅をするとき、予約サイトを開くと「安い順」でソートをかけます。
最安値系のお宿は、昭和感の残るナイス寂れ施設だったりします。そうするとたまに
大のあと洗う便器じゃなかったりします。贅沢言ってますが、つらいものありw
まあひと昔前の旅行記を読めば、「蚤だらけ」「耐え難い悪臭」「ぎっしり雑魚寝」
なんてのもザラ。それに比べりゃ殿様気分ってもんです^^

あ、さっきの画像の種などは、便所を掘り起こしたんだからクソだまりから出てきた
消化しきれなかったやつです。どんなもん食ってたかわかるってこと。はっはっは。
1300年以上も前のクソ!


お城の堀には定番の花ですね。




それにしても暑い。35度を超えているかもしれんぞ。


帰りは中州で降りて宿に歩いて行きました。


旧福岡県公会堂貴賓館という、明治時代に建てられた洋館を通りました。入っても
いいかな、と思ったけれど、有料なのでパスw


キャナルシティという巨大なショッピングモール、これも趣味じゃないのでパスw
というわけで、早めにホテルにチェックイン、夜の酒まで少し休憩。

酒場は魚が美味いと評判の店まで歩いたら、なんと「本日貸し切り」ときたもんだ。

少し雨が降ってきたので、宿のほうに戻ってきてよさそうなところに入ってみると
「いま満席ですー」。やたらに多い「ホルモン」と「焼き鳥」を除くと選択肢が
少ない。しかし雨の中をあまり彷徨いたくはない。


というわけで、結局宿のすぐ横にある居酒屋に。九州なので馬刺しがある。例の
甘くてこってりした醤油が美味いよ^^


そして博多なので一口餃子。2週間の旅は始まったばかり。そして後半は五島列島
なので、魚はまたあとで(^益^)w

そうそう、このあとで近所のバーを検索して行ってみたが、情報によれば営業中の
はずなのに、「本日閉店」だったり、本日のみならずずっと閉店になってる感じ
だったりとはずしまくりました。明日から頑張りますwww



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