はっと気づいたら昼の1時半。あわてて飛び起きて着替え、水墨画のお稽古セット一式を積み込み、会場の公民館まで車を飛ばした。多摩川にかかる橋の手前にコンビニを見つけて、コーヒーとチョコレートを買い込む。
昨夜、これで最後の5回目のブログ教室が無事に終わった。月末の支払い、給料日と重なった金曜だったから、残高照会してため息ついてから午後は銀行を往復。そば屋でうな丼セットをかきこみ、戻ってから経理事務に忙殺され、やれやれと一服したらもう教室の始まり。
11時頃帰宅してビールをんぐんぐと浴びて横になったものの、頭の芯がほぐれずにぐずぐずと寝返りうちながら寝付いたのは4時頃だったかもしれない。そしてはっと気づいたら昼の1時半。あわてて飛び起きて…。
普段なら、今日はまあいいかぁとさぼってしまう状況だけれど、水墨画合同展の初日、搬入日は10月の3日。だから今日は作品に裏打ちして額装の用意をしないと間に合わないのだ。
油絵のキャンバスや水彩画などのパネルと違い、水墨画は薄い和紙に描くからできあがった段階ではしわも目立つ。だから裏から厚手の「鳥の子紙」を貼りつけて丈夫にするのだ。裏面が真っ白だと墨もくっきりと発色がよくなるし、取扱いも容易になる。
調べると昨年の9月24日に「裏打ち」の記事を書いていた。1年前の今ごろ、初めての「展覧会」の準備を進めていたのだなあと少ししみじみ。でも読み返すと裏打ちの手順、コツがわかりにくい…。あれえ、わかりにくいのはともかく、記述が間違っていた! 裏返して霧吹きで濡らした和紙にノリをつけるのではなく、鳥の子紙一面にノリを塗って、これを裏返した和紙(作品)に貼るのだ。
こんな時こそデジカメで手順を記録しおけばいいのだけれど、実は昨日、「今日のランチ」のうな丼セットを食べた鍋屋横丁のそば屋にデジカメを置いてきてしまったのだった。しかたないからメモ帳に図入りで手順を書きとめた。
「川の流れのように」と「食卓の夏野菜」の2枚は、それでも何とか裏打ち完了。2枚目にかかる時は、そうそうこんな感じだったよなと、すでになめきった気持ちだったから、よこじわが寄ってしまった。でもこれも必然、ままよと道具をしまった。残りあと1枚。明日のフィットネスはキャンセルして、ささっと鉄砲百合を描きあげることに決めた。
できあがった2枚はどちらも墨色が目立ちすぎている。見た目が黒っぽいのだ。だから残り1枚は、水墨画らしく余白も生かした「小品」にしようと考えている。手元に百合のスケッチが3枚あるから、適当に組み合わせて、あわせ技で1本、ともくろんでいるのだけれど、さて。
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