今度の週末、金曜日がいよいよ新しい仕事先、飲食店のリニューアルオープンだ。厨房のレイアウト変更や配管の調整、ガスの追加などはほぼ完了したけれど、まだ料理の試作も食器、グラス類の手配も残っている。メニューも手直ししたから、あわせてデザインやフォントも直さないと。なにより気持ちの切り替えも必要だ。それにはまず形から、と靴やシャツを新調した。
ついでに髪型だ。この数ヶ月、床屋に行っていないから髪がかなり伸びてきた。特に後ろ髪は肩にあたる部分が外側にカールしてきた。切りどきだ。でもまあ全体にささっとカットすればいいだけだからと、店を探していたら出かけた先の駅前の床屋が目についた。「メンズカット・シャンプー・えり剃り」セットが1,850円と大書した派手な看板が手招きする。多少の不安をおぼえつつもドアを開ける。
色違いのカラーシャツを着た4人のスタッフそれぞれはカットの真っ最中で、こんちはぁと声かけても気づかないようだ。受付け担当者はいない。入り口脇に、畳表を敷いた細長いベンチがあるから、腰をおろし店内をざっと見回す。仕切りにもなっているベンチ前の棚にマンガや雑誌が整然と並び、ぬいぐるみや子ども向けのおもちゃも配置されている。
ふーん、と眺めていると、あの、チケットを先にお願いします、と声をかけられた。え、と指差されたベンチの端に、立ち食い蕎麦屋で見かけるチケットの自動販売機が設置されている。もちろん天玉そばやキツネうどんはメニューにはない。メンズセットや、レディーズシェイプ、白髪染めに小学生以下(顔そり+300円)などと書かれたボタンがある。2千円入れて「メンズ」のボタンを押すと150円のお釣りがじゃらじゃらと受け皿に落ちてきた。
へえ、とその切符を手に取ると、どうぞ真ん中のお席へ、と案内された。カットの希望を聞かれ、よどみなく作業が進む。シャンプーの後、髪をかわかし(ブローというのだ、たしか)襟首にかみそりをあて、最後にはさみで微調整し後頭部に手鏡をあて、長さの確認をしたら一丁上がりだ。時間はおよそ30分。
10分1,000円のクイックヘアカットのチェーン店が繁盛していると聞く。利用したことはないけれど、これで十分だよと話す友人もいる。およそ30分かけてシャンプーとえり剃りまで込み、というサービスはそれよりちょっと上だが、ゆっくり時間かけてコーヒーもいれてくれる美容室よりははるかに安い。つまり両者の中間をねらっているのだ。
一人の女性スタッフも含めて、全員が20代後半から30代とまだ若い。それにしては何だか話し声にも対応にも元気がない、という印象だ。隣の席では50代のサラリーマン、その隣は小学生、右側は20代の学生かな、椅子はすべて埋まっている。一人が終わるとはかったように次の客が来店し、日曜の午後だからだろうか、かなり繁盛しているようだ。ただ客単価がこれくらいで、平日の平均だと5脚の席はせいぜい5回転くらいだろうか、だとすると駅前立地だし家賃、光熱費の固定費もかなりになるだろうし、となると人件費にどれだけまわるのか、と人さまの懐具合がちょっと気になる。チョッキンナだ。
ついでに髪型だ。この数ヶ月、床屋に行っていないから髪がかなり伸びてきた。特に後ろ髪は肩にあたる部分が外側にカールしてきた。切りどきだ。でもまあ全体にささっとカットすればいいだけだからと、店を探していたら出かけた先の駅前の床屋が目についた。「メンズカット・シャンプー・えり剃り」セットが1,850円と大書した派手な看板が手招きする。多少の不安をおぼえつつもドアを開ける。
色違いのカラーシャツを着た4人のスタッフそれぞれはカットの真っ最中で、こんちはぁと声かけても気づかないようだ。受付け担当者はいない。入り口脇に、畳表を敷いた細長いベンチがあるから、腰をおろし店内をざっと見回す。仕切りにもなっているベンチ前の棚にマンガや雑誌が整然と並び、ぬいぐるみや子ども向けのおもちゃも配置されている。
ふーん、と眺めていると、あの、チケットを先にお願いします、と声をかけられた。え、と指差されたベンチの端に、立ち食い蕎麦屋で見かけるチケットの自動販売機が設置されている。もちろん天玉そばやキツネうどんはメニューにはない。メンズセットや、レディーズシェイプ、白髪染めに小学生以下(顔そり+300円)などと書かれたボタンがある。2千円入れて「メンズ」のボタンを押すと150円のお釣りがじゃらじゃらと受け皿に落ちてきた。
へえ、とその切符を手に取ると、どうぞ真ん中のお席へ、と案内された。カットの希望を聞かれ、よどみなく作業が進む。シャンプーの後、髪をかわかし(ブローというのだ、たしか)襟首にかみそりをあて、最後にはさみで微調整し後頭部に手鏡をあて、長さの確認をしたら一丁上がりだ。時間はおよそ30分。
10分1,000円のクイックヘアカットのチェーン店が繁盛していると聞く。利用したことはないけれど、これで十分だよと話す友人もいる。およそ30分かけてシャンプーとえり剃りまで込み、というサービスはそれよりちょっと上だが、ゆっくり時間かけてコーヒーもいれてくれる美容室よりははるかに安い。つまり両者の中間をねらっているのだ。
一人の女性スタッフも含めて、全員が20代後半から30代とまだ若い。それにしては何だか話し声にも対応にも元気がない、という印象だ。隣の席では50代のサラリーマン、その隣は小学生、右側は20代の学生かな、椅子はすべて埋まっている。一人が終わるとはかったように次の客が来店し、日曜の午後だからだろうか、かなり繁盛しているようだ。ただ客単価がこれくらいで、平日の平均だと5脚の席はせいぜい5回転くらいだろうか、だとすると駅前立地だし家賃、光熱費の固定費もかなりになるだろうし、となると人件費にどれだけまわるのか、と人さまの懐具合がちょっと気になる。チョッキンナだ。
そうか、器用ならバリカンを手に入れるという手がありますね。 35年くらい前、米国に行くときにすきばさみを持って行きましたが、結局使えませんでした。(苦笑)
シャンプーはなくてバキュームでこぼれた毛を吸い上げると聞きましたが…。刈上げも夏場はいいでしょうね、たぶん自分は似合わないと思いますが。
バリカンあれば>hotdog
便利かもですね。でも修正はきかないでしょうから勇気もいりますね。
当方、先日電気バリカンを入手してきました..^_^;; まだ使ってません。