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昨夜帰宅してテレビをつけたら、医科大学での男女差別や浪人生差別のニュースをやっていました。
思い出したのは、以前鹿児島県知事(たぶん)が、
「高校で女の子に(三角関数の)サイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」
と言って炎上した事件。
「なぜわざわざ女性に限るのか」という男女差別に関する視点のほか「三角関数って世の中でも案外使うんだよ」という意見もありましたが、まさに昨日がそれでした。
何度も話題にしている、「積み樽」、そしてその「説明板(看板)」ですが、棚は完成、イケてるプレート(自画自賛)ができ、周囲のバリ取りも終わった段階で、最後のハードルがあったんです。
棚です
説明版、どうやって積み樽とかその棚に設置する?
当初はプレートに立棒を付け、高札風にしようと思ったのですが、上の写真を見てもわかるように棚の前の地面はコンクリになっていて、棒をさすのは無理。
かといって、棚の脇棒(骨組み)に貼るというのもちょっとバランスが悪いし、「ぺりっ」とはがされてしまう可能性もあります。
ならば、ということで、むしろ棚の前面中央に「ミニ立看板」風に設置するのが良いのでは、ということに。
菊川怜が座ることは想定しないまでも、一応ちゃんと台座を組むことにしました。
(全体が杉/ヒノキ造りなので、台座も杉材でつくることにした)
設計を考える際、ちょっと悩んだのが「角度」です。
現地確認の際、「少し後ろに傾いていた方が」となったのですが、傾きの雰囲気を再現すると74度(アルコールではない)。
つまり、杉板の台座部分を74度の角度で切らなければなりません。
分度器を当ててのこぎりで切るというのは現実的ではないので、、、、ここでサイン・コサイン・タンジェント、の登場です!!
三角関数に入れる角度θ(シータ)の単位はラジアンなので、74度をラジアンに変換して、そのタンジェントを取ると3.4788。
で、89mmの杉板なので、それと直角に89mm÷3.4788=25.6mmの線を引いて、その頂点を結んだ三角形の1辺が74度になるはず。
('tan(74度)=89mm/L'のL=25.6mm)ということですね。
計算
実際には「74度」というのは厳密なものではないので、とにかくやってみましょう!!!
で、切った杉板をビスで組んでいって、
最後に、プレートを取り付けます。
できあがり!
いやぁ、サイン・コサイン・タンジェント(とドリルとゼットソー)のおかげですよ。
後は今夕、棚に取り付けるだけ、です。
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