シリーズもの「江戸東京佃煮紀行」リスト(リストは末尾)。
先日、打ち合わせで銀座七丁目におじゃましたのですが、道すがらにあったのがこちら。

去年の「べったら市」で出店を出していた「貝新」さんは「日本橋貝新」でしたが、こちらは銀座の「銀座新之助貝新」さんです。
「日本橋貝新」さんを御紹介した際にも記しましたが、その時に調べたら、どちらも桑名の発祥でお互いご縁はあるものの違う系統。
デパ地下で見るのはこちらの「銀座新之助貝新」でした。
お店の中はシンプルで、大鉢に入った量り売りの佃煮とパック詰めの佃煮が並んでいます。
「桑名」で「貝新」ということでしょうか、蛤の佃煮がスペシャリテのようですが、いつでも来られる場所だし、まずは小さいシジミの佃煮と、パック詰めのクルミを頂きました。


包んでもらいながらお店の方に日本橋貝新さんのことを聞いたのですが、調べた時のようにどちらも桑名の発祥だが異なる系統なのですが、こちらの方が本家筋に近いということです。
(貝新の「新」は「新之助」の「新」で、その「新之助」を号することが許されているのは銀座のお店、とも言っておられました)
調べてみると、銀座のお店は桑名の「総本家新之助貝新」の東京支店として1935年に発足しその後別法人になった経緯があり、日本橋のお店は1878年に暖簾分けの形でお店を設立されたようです。
(暖簾分けの元のお店が「総本家新之助貝新」かどうかは不明なので、要調査です)
それはさておき、シジミの佃煮ですが、貝のだしも含めしっかりと味がついています。
記憶の比較では日本橋貝新さんよりも甘みは少なく、その分塩味を感じます。
酒の肴にはこちらかな、という感じですが、シジミは小さいので肴にするならもう少し大きいアサリか、その先のハマグリでしょうか。
次はアサリを買ってみましょう。
江戸東京佃煮紀行>
その26;銀座「銀座新之助貝新」(この記事))
その25:人形町「ちとせや」
その24:吉原「千草屋」
その23:日本橋蛎殻町「遠忠食品」
その22:柴又「柴又丸仁」
その21:日本橋室町「日本橋貝新」
その20:三ノ輪橋「安井屋」
番外編:自宅で佃煮を作ってみた
その19:土浦「田中屋川魚店」
その18:築地「江戸一」
番外編:麻布「佃可祢」
その17:佃島「佃源 田中屋」
その16:築地「佃茂」
番外編:茅場町のあおさの佃煮
その15:深川牡丹町「佃屋」
その14:佃島「つくだ煮処 つくしん」
その13:鳥越「入舟屋(入船や)」
その12:厩橋「海老屋総本店」
その11:深川「築定」
その10:合羽橋「佃煮処 湯葢」
その9:吾妻橋「海老屋総本舗」
その8:四谷「有明家」
その7:佃島「つくだに 丸久」
その6:東雲「佃宝本店」
その5:谷中「中野屋」
その4:佃島「天安本店」
その3:新橋「玉木屋」
その2:東上野「鮒藤商店」
その1:浅草橋「鮒佐」
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