シリーズもの「江戸東京佃煮紀行」リスト。
先週は番外編的に都区部のふるさと納税で初耳!の千草屋さんをリストアップ。

「べらぼう」でホットな吉原界隈なのでひとっ走りしてこよう、と記しましたが、実際に行ってみた。

吉原大門からグイッと曲がって伸びるメイン通りと並行した通り(←恐らく吉原エリアの南東側の縁)の中ほどにありました。
遠目には町の洋服屋さんとか雑貨屋さんで、近くに寄ると「浅草 千草屋」「佃煮処」などの文字と、店内のショーケースに袋詰めの佃煮がディスプレイされています。
全体としてさっぱりとした問屋的な風情。「おばあちゃんが選んだ!」的な表現があるのでセレクトショップ系でしょうか。
そう思って、「何にしますか?」と聞かれた際、勇気を出して(そして意地悪っぽくなく)「この中でこちらで作っているのは?」とお聞きすると「葉唐辛子!!」ということでそれを頂いてきました(分量の割には強気側の価格設定)。

包んでいただきながらお聞きするに、元々は戦後この地で呉服屋を開業し、平成に店を畳むことになった際に佃煮屋として第二創業、お孫さんが引き継いで今の佃煮屋さんになっているとのこと。
オリジナルの「葉唐辛子」以外は目利きをしてラインナップを揃えているそうです(むしろその中の「焼生姜」がお店の一押しとか←次は買ってみますね)。
自分の前にいたお客さんは「べらぼう」観光で寄られた感じでしたし、吉原大門からのメイン通りには蔦重のお店(耕書堂)を模した観光スポットが出来ていて、こちらも観光客でにぎわっていましたが、これらに直交する通りに入ると、まさに吉原というお店が立ち並び、午前中だというのに送迎用?のアルファードがずらりと並んでいます。
自分はジョギングでスタスタ走り去れますが、観光客とかちょっと困っちゃうかも。
というか、お店(特に吉原の客)も観光客どちらも楽しいとは思えませんが、役所の観光部局とかNHKとか、どう考えているんでしょうね。
<江戸東京佃煮紀行>
その24:吉原「千草屋」(この記事)
その23:日本橋蛎殻町「遠忠食品」
その22:柴又「柴又丸仁」
その21:日本橋室町「日本橋貝新」
その20:三ノ輪橋「安井屋」
番外編:自宅で佃煮を作ってみた
その19:土浦「田中屋川魚店」
その18:築地「江戸一」
番外編:麻布「佃可祢」
その17:佃島「佃源 田中屋」
その16:築地「佃茂」
番外編:茅場町のあおさの佃煮
その15:深川牡丹町「佃屋」
その14:佃島「つくだ煮処 つくしん」
その13:鳥越「入舟屋(入船や)」
その12:厩橋「海老屋総本店」
その11:深川「築定」
その10:合羽橋「佃煮処 湯葢」
その9:吾妻橋「海老屋総本舗」
その8:四谷「有明家」
その7:佃島「つくだに 丸久」
その6:東雲「佃宝本店」
その5:谷中「中野屋」
その4:佃島「天安本店」
その3:新橋「玉木屋」
その2:東上野「鮒藤商店」
その1:浅草橋「鮒佐」
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