牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

せびり酒、盗み酒、だまし酒、、、、狂言とお酒の関係って。

2018-10-15 12:34:47 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




今、キリン一番搾りのCMにも出ていますが、石田ゆり子さん、決して若い!という年齢ではない(失礼!)と思うのですが、CMにドラマに色々と活躍されていますよね。

昔は妹の石田ひかりさんの方がNHKの朝の連続ドラマに主演するなど有名だったのですが、露出度では逆転している感があります。

ただ、妹さんの方もNHKのご縁なのか、今でも手堅くNHKの古典芸能の番組に出られています。
(ちなみに、その前任は南野陽子さんでした。考えてみるとこの二人、結構似ていますよね。プロデューサーさんの趣味でしょうか)




その番組「にっぽんの古典芸能」ですが、特に石田ひかりさんのファンという訳ではないので、内容によって見たり見なかったり。

で、先週は、テレビ欄を見たらこんな感じ。



「美酒に酔う~酒三昧でおくる名古屋の狂言~」と書いてあるじゃあありませんか。

早速見ましたよ。


名古屋を拠点に全国で活動されている狂言和泉流の野村又三郎さんが出演され、和泉流狂言のお話などをされているのですが、その中で「舟渡聟」という狂言を中心に、お酒が出てくる場面を代表的な演目のハイライトシーンと共にタイプ分けしていました。

この説明だけでは???でしょうから、実際の場面で。

まずは「舟渡聟」



無類の酒好きである船頭が、船に乗った聟がみやげに携えた酒樽に目をつけ,強引に無心するという「せびり酒」のシーンです。





そして「隠狸」



これはちょっと有名ですね。隠しごとをしている太郎冠者を酒に酔わせて、白状させるというもの。



その次は「伯母ヶ酒」



ケチでお酒を飲ませてくれない伯母を鬼のふりをして驚かせて酒を飲む、という「だまし酒」



最後は「樋の酒」



これは実際に見たことがありますよ。
隣り合った米蔵と酒蔵のそれぞれの番をするようにを言われた太郎冠者と次郎冠者が、酒蔵から米蔵への樋を通じて酒を流して飲む、という荒唐無稽な狂言ですね。

これは「盗み酒」というようですが、こんな感じで「型」になっているんですね。


改めて、日本文化とお酒って深ぁい関係があるんですね。

勉強になるなぁ、NHKのEテレ。



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする