昨日かな、夕刊のコラムで英国のチャーチル元首相について触れられていました。
その中で「チャーチルが買っていた膨大なシャンパーニュの多くが(英国向けの)パイントサイズの瓶だった」ことが記されていました。
で、このパイントサイズの瓶は英国のEC加盟以降は作られていないということですが、ブレグジットでどうなるか、という結び。
このコラム、(あくまで私見ですが)毎回、元ネタあるだろうなという印象を受けているのですが、それはさておき英国での動向は?とネットで見てみたら、確かにブレグジットの際に話題になっていたようです(ワインレポートという有料サイト)。
ブレグジット後を見据えて、シャンパーニュやスパークリングワインのパイント・ボトルを約半世紀ぶりに復活させる動きが英国で起きている。
パイント・ボトルの容量は568ミリリットル。ハーフボトルとスタンダードボトルの中間の容量となる。グラスでは4杯相当となり、ハーフの3杯、スタンダードの6杯の中間に位置し、2人で飲む適量とされる。戦前は英国の支配階級で人気が高っ..
以降は有料なので読めないのですが、上の写真はまさにチャーチル。
別の業界関連サイトでのこの頃の記事にも、チャーチルが好んだ理由はハーフボトルより大きく、スタンダードボトルより小さいので2人で飲むのにちょうど良い容量だからで「2人のランチと1人のディナーに十分」と語ったとか、「ポル・ロジェに注文し、英国に浸透した」とか。
ちなみにポル・ロジェが最後にこのパイント瓶を詰めしたのは1973年だそうで、その後ヴーヴ・クリコが1992年に500ミリリットル瓶に詰めて英国で販売しようとしたけれどEUが禁じたということも数か所で書かれていました。
ふーん、とフランス(政府)のシャンパーニュ委員会(COMITE CHAMPAGNE)のサイト(www.champagne.fr)で「ボトルのサイズ」というページを見たのですが、1/4サイズから40ボトル(30リットル)までたくさんのボトルサイズが示されていますが、パイントとか上掲ヴーヴ・クリコの500mlとかの瓶には触れられていません。
まあ、チャーチルが作らせたなら歴史的には浅くて認められていないのか、意識的に書いていないのか。
1/4サイズも新しそうだけど書かれているので、後者?
だとすると復活は遠いのかな。
ただ、自宅でも泡モノのあとに白ワインとか赤ワインとか日本酒を飲みたい時はフルボトルだとちょっと多目だし、かといってハーフは少なすぎるので500mlくらいは「ちょうど良い量」というのは確かですね。
日本産であれば規制はないはずなので、どこか出してみては?
(既にあるかも、ですね)
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