牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

シャンパーニュのパイントボトル(568ml)とか500mlボトルは復活するのか?

2024-11-01 17:17:20 | 酒の道具など



昨日かな、夕刊のコラムで英国のチャーチル元首相について触れられていました。
その中で「チャーチルが買っていた膨大なシャンパーニュの多くが(英国向けの)パイントサイズの瓶だった」ことが記されていました。
で、このパイントサイズの瓶は英国のEC加盟以降は作られていないということですが、ブレグジットでどうなるか、という結び。

このコラム、(あくまで私見ですが)毎回、元ネタあるだろうなという印象を受けているのですが、それはさておき英国での動向は?とネットで見てみたら、確かにブレグジットの際に話題になっていたようです(ワインレポートという有料サイト)。





ブレグジット後を見据えて、シャンパーニュやスパークリングワインのパイント・ボトルを約半世紀ぶりに復活させる動きが英国で起きている。
 パイント・ボトルの容量は568ミリリットル。ハーフボトルとスタンダードボトルの中間の容量となる。グラスでは4杯相当となり、ハーフの3杯、スタンダードの6杯の中間に位置し、2人で飲む適量とされる。戦前は英国の支配階級で人気が高っ..


以降は有料なので読めないのですが、上の写真はまさにチャーチル。

別の業界関連サイトでのこの頃の記事にも、チャーチルが好んだ理由はハーフボトルより大きく、スタンダードボトルより小さいので2人で飲むのにちょうど良い容量だからで「2人のランチと1人のディナーに十分」と語ったとか、「ポル・ロジェに注文し、英国に浸透した」とか。

ちなみにポル・ロジェが最後にこのパイント瓶を詰めしたのは1973年だそうで、その後ヴーヴ・クリコが1992年に500ミリリットル瓶に詰めて英国で販売しようとしたけれどEUが禁じたということも数か所で書かれていました。

ふーん、とフランス(政府)のシャンパーニュ委員会(COMITE CHAMPAGNE)のサイト(www.champagne.fr)で「ボトルのサイズ」というページを見たのですが、1/4サイズから40ボトル(30リットル)までたくさんのボトルサイズが示されていますが、パイントとか上掲ヴーヴ・クリコの500mlとかの瓶には触れられていません。





まあ、チャーチルが作らせたなら歴史的には浅くて認められていないのか、意識的に書いていないのか。
1/4サイズも新しそうだけど書かれているので、後者?
だとすると復活は遠いのかな。

ただ、自宅でも泡モノのあとに白ワインとか赤ワインとか日本酒を飲みたい時はフルボトルだとちょっと多目だし、かといってハーフは少なすぎるので500mlくらいは「ちょうど良い量」というのは確かですね。

日本産であれば規制はないはずなので、どこか出してみては?
(既にあるかも、ですね)




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「灘は樽廻船、伊丹は弁才船(べざいせん)」ではなくて、、、、

2024-10-03 11:39:11 | 酒の道具など



昨日は、11月2日に江戸に入港する樽酒イベント「伊丹諸白下り酒~源流からたどる 弁才船(べざいせん)の航跡~」をご紹介しました。

2023年、2021年の同様イベントとの違いについては、出発点が「灘」ではなく「伊丹」であることなどに触れましたが、タイトルを見ていて気が付いたのは「弁才船(べざいせん)」という言葉が使われています。



今日もポスターを再掲

これ、下り酒を運ぶ船のことですよね。
よく我々酒問屋が「見てきたかのように」話す際は、「上方から樽廻船で運ばれてくる下り酒は、、、」などと、「樽廻船」という言葉を使いますが、今回はそれが「弁才船(べざいせん)」となっています。

実は企画されている方と先般お会いするなどしたのですが、その時は「あちら(灘)は樽廻船」、伊丹は弁才船」というニュアンスで、そう受け止めていました。
ただ、実際に自分から他の方々に説明(宣伝)する際にはもう少しちゃんとしてなきゃね、と調べてみると、弁才船というのは物流に活躍した和船のタイプの総称のようで、船と言えばの日本財団図書館のHPではこうなっています。


弁才船は、船体ほぼ中央に大きな帆を上げていて、これを本帆(もとほ)といいます。船首には弥帆(やほ)と呼ばれる小さな帆もありますが、弁才船は1本帆柱の船と見るのが般的です。弁才船の帆は中世以来の伝統的な形式を引き継いでいますが、下の帆桁(ほげた)を取り去り、帆の下を綱(つな)でとめて十分なふくらみがつくように改良されました。江戸時代の後期になると帆走性能を少しでも上げようと、船首や(略)


弁才船の艤装(日本財団図書館HPより)


今日、千石船と俗称される弁才船は、中世末期から瀬戸内海を中心に発達した商船で、江戸時代前期以降、国内海運の主役として活躍しました。弁才船は、細かく見てゆくとさまざまです。(略)



もう少し突っ込んで、神戸大の海事資料館研究年報の「江戸海運を支えた弁才船(べざいせん)」という論文にもこう明示してあります。




弁才船は航路や運ぶ荷物によって北前船や菱垣廻船や樽廻船などと呼ばれた。



つまり、弁才船は船のタイプとしての総称で、樽廻船はその中でお酒(樽)を運ぶことに特化したもの、と言えそうです。
その意味で灘からも伊丹からも、同じく弁才船の一つとしての樽廻船で江戸にお酒が運ばれたことになります。

強いて違いをと言うならば、酒に特化した樽廻船の成立前の時期には、菱垣廻船で醤油や油などと共にお酒が運ばれていて、さらに菱垣廻船の成立前にはこうした名前のつかない弁才船で運ばれていたので、「伊丹は灘より古いんだよ!!」というメッセージなのでしょうか。

イベントタイトルにある「伊丹諸白」も、「濁り酒から清酒(諸白)へのイノベーションは伊丹で起こった」という気概のようにも見えるし、そういうことかなぁ。





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どうやって洗うんだろう? ゆっくりビアグラスbyよなよなエール

2024-09-25 16:26:30 | 酒の道具など
                          
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今日は人間ドックだったので、昨日は微アルで乾杯

ノンアルはさておき、最近の微アルは迫真で、「グビッ」という最初の飲み口の爽快さはビールそのもの。
そんな中、「グビッ」という最初の飲み口の爽快さを全否定する「爽快感ゼロ」のグラスがこちら。


ゆっくりビアグラス│ゆっくり飲んでも、ビールは楽しい。


「よなよなエール」のヤッホーブルーイングさんが提案したビールグラスです。

その名も「ゆっくりビアグラス」というグラス、砂時計のような形をしていて、「ゆっくりにしか飲めない」グラス。
公式通販サイトで限定10個!の抽選販売を行ったほか、公式ビアレストランなどでこのグラスで提供しているようです。

正直、思い切り飲みにくそうだし、泡も訳がわからなくなりそう。
限定10個というところを見ても、一種のネタだと思いますが、ファンタジーあるいは逆説的ストーリーとしてはよくできていますね。


しかしこれ、どうやって洗うんだろう、、、、気になります(誰かプレゼントしてくれないかなぁ)。



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世の中色々あるんですね。「枡のお花で 益々繁盛」

2024-09-20 17:24:48 | 酒の道具など
                          
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グループ関係にあるビル会社さんの会議室に、こんなものが飾ってありました。





なんでも、今年は(登記上の)周年記念だそうで、ご縁の方からお祝いとして頂いたお花とのこと。
(登記上なので、実はビル会社の方でも周年は意識していなかったらしい)

で、よく見ると花が植わって?いるのは鉢ではなくて「枡」です。





添え書きも、「枡のお花で 益々繁盛」とあります。





枡には「祝」の文字も入っていますね。





酒問屋であるウチとの関係もご存知だからでしょうか。
(絶対そうですよね)

しかしこれ、特注ではないでしょうし、かといって「酒類業界用」ということもないでしょうから、汎用品の一つとしてラインナップされているのでしょうね。

いやぁ、色々なものを考える人がいるものです。
(こんど誰かにお贈りしてみようかしら)



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枡は角から飲むの? 枡でお酒を飲むことを角打ちと呼ぶの?

2024-05-31 11:13:40 | 酒の道具など
                          
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ちょっと探し物でお洒落系の生活雑貨チェーンさんへ。

寸法などでちょっと悩む点もあり、写メして再検討することに。
その際、店員さんに写真を撮っていいか聞いたら「人の顔とか他人に迷惑が掛からない範囲ならOK」ということなので(最近はそうなんですね)、帰りのエスカレーターを降りたところで「枡」を発見したのでこちらもパチリ





酒屋さんではないのであくまでファッション的な感じですが、全国のカップ酒を売っています。
また、カップ酒のディスプレイも使われている「枡」も販売されていました。
(ただ、枡は思いの外高かった(ビックマック以上))

それはさておき、ちょっと気になったのは、手前にある説明ボード
「角打ち」とあるので、「立ち飲み屋のことを角打ちと言って、ここはそれをイメージしてディスプレイ」ということかなと思ったら、少々違っていました。




角打ち
KAKU UCHI


お酒を升の角に口をつけて飲むことを「角打ち」と呼んでいたそうです。
(※諸説あります)今では、酒屋で購入したお酒を店内の一角で楽しむスタイルをそう呼んでいます。(略)


確かに枡からお酒を飲む際にはこぼれないように角から飲む感じもありますが、この説明ではその飲み方自体を「角打ち」と称するとしています。

本当かな?

ただ、以前もどこかのサイトの「枡酒は角ではなく辺の直線部分からが正しい作法」というのをご紹介しましたが、「作法も何もあるのかな?」と思ったのも事実。

この辺り、トンデモ江戸しぐさというか、言ったもの勝ちというか、良く分かりませんね。

でも、ちょっと気になったりもする。




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限定商品は終了し、枡は残った。。。。。RHODIAメモパッド。

2024-05-08 11:23:46 | 酒の道具など
                          
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連休中、ちょっと探し物で文具屋さん系を「はしご」したのですが、(本屋のはしご同様)やっぱり楽しいですね。

そんな中、洋もののメモとかの定番的なフランス・ROHDIAのコーナーで、こんなものを見かけました。



これはROHDIAの定番メモパッド
(HPより)


あ、見かけたのはこれ。





RHODIA印の「枡」です。

ディスプレイにしては、ただ枡が置いてあるだけ。
それではメモパッドを入れる枡を販売?とも思って裏を見ると「非売品」とあります。

うーん、何だろう?と思いつつ帰ってからググったら、「フランスのエスプリと日本の文化の融合をコンセプトにした、日本限定発売品」というのを出した際の販促グッズのようです。





記事を見るに、枡が出てきたのは、フランス×お酒の「WAKAZE」とのコラボだったからのようです。
2021年の限定商品/イベントのようなので、商品/イベントは終了となり、枡だけが残った、のでしょうか。

まあ、経緯はさておき、ディスプレイに枡って馴染んでます。
インバウンドにもよさそうだし、この流れに乗りたいですね。




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ワインの搾りかすをコースターにアップサイクル。意識高い!けど、コースターの寿命が来たらどうする?

2024-03-07 20:31:08 | 酒の道具など
                          
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展示会に行った時のこと。
お酒や飲料「以外」のものも見てみようと、ちょっと別の区画へ。

「お酒用のパウチパック」とか「ワインの分注器」とか「食器」など飲食店周りの商品が並んでいる中、こういうものもありました。





マウスパッド、ではなく、コースター

売りはコーヒーガラと茶殻とか、ワインの搾りかすとか、そういうのを原料にしていること。
(コースター以外にもキーホルダーとか、お皿とか、色々作っている)

茶殻とかをプラスチック樹脂とまぜて樹脂ペレットをつくり、そこからコースター等に加工するらしい。
説明されている若い方が、「いわゆるアップサイクルってヤツですよ」と、意識高く教えてくれました。


聞きながら、20年以上前の苦い思い出がよみがえりました。
某県でリサイクル関連の施策コンサルティングをした時のこと。
森林県として有名な県でもあり、木くずのリサイクルというのもネタとして挙げらました。
メインは木くずでの発電(要は燃やす)なのですが、からめ手として、木くずと樹脂を混ぜて、公園とかのベンチにする、というのも挙げたことがあります。

上で触れたコースターと全く同じ考え。

ただ、実際のそれをやっているところにヒアリングに行くと、リサイクルでありがちな、「結局は高くつく」とか「耐久性がイマイチ」という問題もさることながら

「これ、プラスチックと混ぜているので、捨てるときはプラスチックの廃棄物になっちゃうし、混ぜものなので次のリサイクルがしにくいんだよね」

つまり、例えば20kgの木くずと80kgのプラスチックから、結局100kgの(再度リサイクルが難しい)ベンチごみを生み出すことになる。

それであれば木くずをちゃんと燃やすとか土に返して、80kgのプラスチックを何とかうまく回した方が良いという計算になり、ちょっとがっかり。

くだんの意識高い系のコースター、今は技術なども向上しているので、必ずしもそうではないのかもしれませんが、ちょっと話した感じでは「意識高いことのアピール」としてのプロモーションのようでもあった。

一体どうなんでしょうね。



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改めて頑張って売りたいです。氷仕込み?亀萬酒造さん@熊本

2024-02-29 16:01:21 | 酒の道具など
                          
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(ネットで見たのですが)面白そうなテレビニュースがあったらしい。





うまい日本酒の秘密は“氷”にあり
熊本食の映像詩



「水」なら良くある話ですが、これ「氷」ですよね。

見てみると、まず、舞台の熊本の蔵元さんというのが、ウチもお取引のあった「亀萬酒造」さん。
熊本県内で一番南にある蔵元ですね。

そこで「氷」が秘密とは?と思って先へ進むと、要は温暖な地域なので、こういうことらしい。





それはもろみに入れる水の代わりに、氷を入れることです。
氷を入れるともろみの温度が下がり、低温でじっくりと発酵させることがことができます。
すると、辛口ながらも芳じゅんな味わいの酒に仕上がるといいます。

冬でも気温が下がりにくい温暖な津奈木町での酒造りの工夫、もろみの中に投入する氷の量は、その日の気温によって左右されます。
気温13度と暖かだったこの日(2月1日)は、いつもの3倍の100キロの氷が入れられました。


なるほど、酒造りには温度管理が大事で、冷房の難しかった昔は暖房で調節できる「寒造り」をしていました。
それも難しい暖かい地域では、「氷を入れる」という技を使うんですね。

それも「タンクの周囲に氷をおいて冷却」ではなく、醪に直接氷とは。
タンク内の場所により温度差が生じそうですし、同時に水も入ることになるのでその辺りのさじ加減も難しそう。

こうした技の結果として、亀萬さんのお酒があるのですね。

ウチの努力不足最近は倉庫で見ませんが、改めて味わってみたいですね。
(頑張ります)



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サイエンスバーが開けますね。「リカシツ」さんのビーカー食器

2024-02-20 16:01:19 | 酒の道具など
                          
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昨日は、週末ジョギングで向かった豊洲市場の商業施設「千客万来」に触れましたが、豊洲に向かっていて気がついたのは、「豊洲」は江東区で、橋の手前の「晴海(や月島)」などは中央区なんですね。
マンションなどは地名で価格も変わるといいますが、やはり中央区の方が高いのかな?

それはさておき、そんなこともあって「千客万来」の入り口には江東区をPRするブースのようなものもあります。
ただ、物産を売っているというよりは「紹介」も多く、人もそんなに万来していない感じ。

そんな中、こんな「紹介」展示も。





ビーカーに脚がついていて、恐らくワイングラスだぁ、というのでしょうが、説明も値段もなく、ただ置いてあるだけ。

ショップカードみたいなものはあったので、自宅に戻ってからそこのサイトを見たら、理化学ガラス製品の卸業者さんが一般向けに「理化学+インテリア」を志向したアンテナショップ、のようです。

くだんのワイングラス?もありました。





なるほど、サイズは3種類で2000円前後。
脚が黒いのもあるんですね。
そんなに高くはないけど、これで毎日ワインを飲もう、とも思わないかなぁ。
でも、ネタとしては面白そうではある。

学生時代、お茶を飲むのにビーカーを使ったことはあるなぁ、と思っていたら、別のページにはそんなのもあった。





うんうん、こっちの方が面白そう。
でも、計量カップみたいになっちゃってますね。


そういえば、四谷三丁目にビーカーとかでカクテルを出す「サイエンスバー」なるものもありますが、「自宅サイエンスバー」もできちゃいそうですね。



食べログ公式


「リカシツ」さん、お店の場所は、富岡八幡様の北側くらいみたいなのでそう遠くはないですね。
こんどはお店に走って行ってみましょう。





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枡二題

2024-02-14 11:31:47 | 酒の道具など
                          
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休日、だらだらと朝の支度をしながら見るとはなしに園芸番組というか野菜栽培の番組を見ていたら、出演者がなぜか「枡」を持っているではないですか。

慌ててスマホの電源を入れて、続く場面の撮影に成功?しました。





どうもテーマは、室内でスプラウトなどを栽培するとか、食べた後の根っこの部分から野菜を再生させる、というものらしい。

その水耕栽培の容器として、お菓子の箱とか枡とかが例になっているようです。

自分も先月、冬休みの宿題として枡を使った苔テラリウムを作りましたが、その流れですね。
ただ自分の場合は商売柄枡が身近にありますが、普通の人って枡が自宅に転がっているものなのかな?


そんなことを思った後、ジョギングがてらホームセンターに行ったのですが、今度はそこでの展示。





こちら、透明なジェルというか固まる樹脂のコーナーで、枡の中にカニ(の模型?)を入れて、透明樹脂を入れて固まらせたもの。
確かに雰囲気はありますが、じゃあそのホームセンターで枡を売っているわけでもなく、枡はどうするのかなぁ。

そうだ、ウチが枡をそのホームセンターに売り込めば良いんですね。
今度持ちかけてみましょう。




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湯呑、片口、そして酒樽。「魚屋宗五郎」のお酒の小道具。

2024-02-09 14:24:33 | 酒の道具など
                          
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日経夕刊のコラム





歌舞伎の尾上菊之助が「魚屋宗五郎」を演ずる際の片口について書いています。

「酒乱の町人が主人公(宗五郎)」というこの世話物。
禁酒していた宗五郎が妹の死を契機にお酒に手を出し、酔うにつれ湯呑ではなく片口かを盃代わりにし、最後は樽から直接、とどんどんエスカレートしていく様子が描かれているのですが、そこで使う片口は注ぎ口に指を引っかけて飲むので指の形に合っているかどうかで選ぶ、ということです。
菊之助の片口は、菊五郎の使っているものをモデルに焼いてもらったそうです。
(上の記事の写真)

そうか、注ぎ口に指を引っかけて持つんですね。
まさにこの演目の為だけに特注、ですね。

魚屋宗五郎、最近では?と検索すると、2020年10月に菊五郎が演じた写真が出ていました。



スポーツ報知

こちらは最後に樽を抱えています。2升樽くらいかなぁ。

皆さん特注なのかな?、、、亡くなった三津五郎のブログには茶碗が出ていました。





この湯呑みと片口は、宗五郎の役者の手に馴染むものを使います。
湯呑はあまり小さいものでは舞台で使うには不向きなので、大きさや形がちょうどよいもの、また染付けの絵柄も好みのものを選びます。片口は口のところに指をかけて飲むので、実際に持ってみて手に合うものを選びます。
そのため小道具さんからは借りずにそれぞれの役者が専用の物をつかうことが多いようです。
今月も湯呑は自前のものを使います。



なるほど。
今度観るときはそこにも注目しましょう。




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節分です。枡で豆まきです。パッケージも枡ですよ。

2024-02-05 10:25:24 | 酒の道具など
                          
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午後から大雪の恐れも、と、朝のテレビでははしゃぎ気味とも思える状況でしたが、先の週末に節分、立春と暦春すでに春

そんな節分ですが、近所のスーパーでこんな節分豆を売っていたので買ってきた。





枡を模ったパッケージに入っています。
よく見ると、側面には木組みを模した印刷があしらわれているし、上面も木の厚みがちゃんと印刷されているし、なかなか凝っています。





サイズも白鷹八勺枡とほぼ同じです。





良くできていますよ。

豆を枡に入れてまく、というのがいつの頃からかは判りませんが、こちらで調べた際には、「江戸時代には」と結論付けました。




画を再掲


成田山新勝寺など、テレビでの豆まきの様子でも枡が映っているし、「枡でやるもんなんだよ」という伝統の継承も含め、桝形パッケージ、いいんじゃないでしょうか。
ただ、コストにははねそうだし、売れ残っては厳しいので、メーカーさん的には頑張ってもらっている感じもしますね(頑張ってください!!)。



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アビランドからベルナルド、そしてリモージュキャッスル?シャボーの瓶のメーカー。

2024-02-02 11:54:22 | 酒の道具など
                          
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昨日はリサイクルショップ(リアルもネットも)でChabotというアルマニャックのガチョウボトルが、というお話をしました。



再掲


ボトルに凝るというのは干支ボトルとかでもありますが、これだけ売っているとちょっと気になったりしますよね。

中には、中身が入っていない空のボトルを「インテリアとして」と出品しているものもありました。
商品紹介の中には底面の写真が出ているものもあります。





フランス語なので良く判りませんが、下の方には限定16000のうちの153?というナンバーと、最下部にはHaviland/LIMOGESというロゴが入っていますが、これ、焼き物で有名なリモージュのメーカー「アビランド」ですね。





リモージュとは豪華ですね。

昔、白鷹で「有田焼」の壺入り(確か柿右衛門窯)の大吟醸を出したのを思い出しました。

で、このリモージュに戻ると、「1982」とも入っているので、他の年のもあるのかな?と思ってみていると、今度は「1984」というモノも





ただ、これ、最下部のロゴがアビランドではなく、BERNARDAUD/LIMOGES、、、ベルナルドです。こちらも有名。

有田でいうと柿右衛門窯から今右衛門窯に変更になったようなものでしょうか。

そうなると他の年も気になって調べると、1989年はさらに違っている。




今度は
LIMOGES
CASTEL


とありますが、キャッスルというメーカーはあまり聞いたことがないです。
ググってみても、リモージュ/キャッスルというのはたくさん出てきますが、メーカーなのかどうかも良く判りません。統一ロゴ?
(コバルトブルーの磁器にこのロゴがついているようです)

今度でデパートとかで聞いてみようっと。



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なかなかイケてる?ワイン(日本酒)ボトルホルダー

2024-01-27 11:05:22 | 酒の道具など
                          
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昨日は「そうだ!革でワインホルダーを作ってみよう!」と思い立って、試作品を作ろうと100円ショップで使えそうなパーツを見繕ったところまで。

調達したのはこの3種類。
・布製のベルト(2本)
・手芸用のバッグの底(合皮)
・小さい合皮のベルト(手袋ホルダー)

3種4個で440円ナリ。

作るプロセスも写真に撮るのを忘れたので、文字で書いてみましょう。

①まず、正方形の「バッグの底」を直径(というのかな?)90mmの八角形にカットします。その上で、カット面(コバ)の色がビニールっぽいので、黒い塗料(コバコート)を塗ります。

②次に、2本の布製ベルトを90cmくらいの長さにカットします。

③手袋ホルダーはそのまま使いますが、鎖などは邪魔なので取り外します。

④八角形に切った上記①に、布ベルトを十字の形に載せ、穴を開けてカシメで留めます(さすがにちょうど良いサイズのカシメは100円ショップにはないので、手元のもの)

⑤、、、、実はこれで出来上がり!!


で、どういうものになったかというと、こんなものになりました。





これでどうやって?と思うかもしれませんが、こんな感じでお酒の瓶を包みます。





そして、ベルト部分を上部に持っていって、瓶の手前に見える手袋ホルダーを上からボトルの首とベルトに差し込む形にします。



はい!出来上がり!!



ワインボトルでもイケますよ。


設計寸法も手さぐりで、工作精度も目分量的な試作品ですが、思いのほかチープ感はありませんね。外でも使えそうです。
(自画自賛)

実は先週、お仲間関連の会で差し入れに持っていってみたのですが、そこそこ好評?でした。
(自画自賛その2)

その時は冗談で「酒がなかなか売れないので代わりに道具でも売ろうと思って」と口走ったのですが、本当にこれを中国とかで作って製品化して売ってみようかな。




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冬休みの宿題で、ワイン(日本酒)バッグのプロトタイプを作ってみた。

2024-01-26 11:32:52 | 酒の道具など
                          
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差し入れや持ち込みでお酒を持っていくことがたまぁにあります。
そんな時は紙の手提げ袋に入れていくのですが、外からお酒が見えるようなモノがいいなぁとちょっと思った。
(風呂敷で包むというのもカッコイイのですが、上手に包めないのと、750(720)ml瓶とかだとちょっと小さすぎる感もある。

安直なのは透明な袋とか窓付きの袋などですが、使い捨てとはいかないまでも使いこむとヘタってくるし、何かないのかなぁ?





それなら冬休みの宿題で作ってみよう!思い立って、革で縛るような感じなど、ノートに構造とかを書いてみたり。
だんだんイメージが出来てきましたよ。

とは言えレザークラフトをやっているわけではない(必要最小限の作業はしたことある)ので、まずは試作品を!と思って100円ショップに入り、パーツになりそうなものを探してみたら結構ありますね。
買った時の写真はない(ばらしたりして使ってしまった)ので、100円ショップのサイトとかの写真を載せてみましょう。



布製のベルト(2本)



手芸用コーナーにあったバッグの底(合皮)



小さい合皮のベルト
(手袋ホルダーらしい)


さてさて、以上の材料でどうやってワイン(日本酒)バッグを作るのか?
以下次号、です。




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