牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

花冷えには燗酒。樽酒は花冷えで。

2008-03-31 09:45:46 | 酒のご紹介
週末。日曜朝までは良い天気。皇居のお堀も先まで見渡せます。

千鳥ヶ淵も大層な人の出で、ボートも大行列

ちなみに千鳥ケ淵では、露店等は区等のテント以外は原則禁止のようなのですが、緑道脇には、堂々とインド系の露店が。。。。。。。


なぜ?と思ったら、ここは建替え中のインド大使館の前でした。

他の酒ブログにも花見ネタがたくさん!!

でも、気温は結構低く、おまけに、日曜午後からは雨。いわゆる「(春の)寒の戻り」「花冷え」という奴です。こんな日は燗酒で心も体もほっこりと、という気分。

で、もう一つの「花冷え」。こちらはお酒の温度の目安です。
具体的には雪冷え(5℃)、涼冷え(15℃)の間の10℃位を呼びます
まさに、花冷えの頃の温度です。

「花冷え」で一杯、が似合うものとしては吟醸酒が挙げられますが、個人的にいいなぁ、と思っているのはいわゆる「樽瓶」。樽酒のびん詰です。
爽やかな杉の香りが高い酒ですが、人によってはこの香りが鼻につく、という人も。
でも、この温度だと香りの立ち過ぎることなく、味わいが緻密に集中する温度。
樽の香りに負けない強い酒、白鷹さんや菊正宗さん等の樽瓶がお勧めです。

白鷹さんの場合ですと、「有機純米たるざけ」というのがラインナップ。


四合瓶(720ml)で希望小売価格914円(税込み)。常温、ぬる燗でもまた別の味わいが楽しめるお酒です(白鷹さんのHPでは「ぬる燗で抜群の冴え」とありました)。

花冷えの一杯、でした。

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日本酒の賞味期限(その1)

2008-03-29 11:51:36 | 酒の情報(酒エトセトラ)
仕事が終わった後の会社の休憩室。
ちょっと一杯、という光景もしばしば。

多くは試飲用のサンプルが評価のため開けられるのですが、時には「ちょっと日付が古いので」という場合もあります。
先般も新潟のある蔵の生酒が冷蔵庫に眠っていました。製造日付は一年前。

眠らせた張本人のH課長。普段はとても厳しい批評家なのですが「コクが出ておいしくなっているねぇ?」
「自分の責任だからそんなこと言っているんじゃない?」とK顧問ですが、彼も「本当だ、○○さん(蔵元さん)には一年寝かしたほうがおいしい、ってアドバイスしておこうか」という会話が交わされていました。

確かに、時間の経過に対し、品質が劣化しないばかりか、良くなるお酒って、確かにあります(主として冷蔵倉庫保存の場合です。温度もさることながら、光による劣化って結構あるようです)。
事実、最近では長期熟成酒も人気が高まっていますし、「ちょっと熟成」の年代別飲み比べセットもあります。ワインでは垂直試飲というやつですね(素敵な在庫処分、という声もありますが)。

ただ、その多くは「蔵元熟成」で、「出荷後熟成」はちょっとマニアック。

その関連でよく聞かれるのが「日本酒って賞味期限ってあるのでしょうか?」という質問。

個人的には
「もともと、冬に醸して搾り、夏を越えたものが『ひやおろし』『秋上がり』としてもてはやされたのですから、これくらいの時間経過はプラスに働きます」
「出荷後1,2年というのは保存状態によって微妙ですが、味は変わるけど良くなる場合と悪くなる場合があります」
「自分では白鷹の生しぼり原酒はケース買いして、4年もの、3年もの、2年もの、1年ものと、並べて楽しんでます」
「封がしっかりしていたのであれば、とりあえず開けて試してみてはいかがですか?開けた瞬間、飛んでもない味だとかよほどのことが無い限り、毒じゃあありませんから」
と答えています。

で、他の方はどのようにお答えされているのでしょうか?ブログとかではなく、メーカー等、それなりにオーソライズされているHPからちょっと整理してみました。

もちろん、ブログの中にも薀蓄は満載!!賞味期限って言及されていますか?酒ブログへ!!

まず、大手では月桂冠さん。Q&Aの中にありました。


Q.日本酒の種類によって賞味期間は異なりますか?
A.はい、異なります。繊細で香りの高い吟醸酒、しぼりたてのフレッシュな風味の生酒など、それぞれの酒の持ち味を楽しんでいただくために月桂冠の商品については、以下の期間をおすすめしています。
本醸造酒・普通酒・・・製造年月から約1年間
吟醸酒・純米酒・生貯蔵酒・・・製造年月から約10ヶ月間(冷蔵保管をおすすめします)
生酒(常温流通可能な商品)・・・製造年月から約6ヶ月間(冷蔵保管をおすすめします)


ふむふむ、常識的ですね。

次に、石川の天狗舞さん。詳しく書かれています

(火入れしたものは)お家の中で比較的温度が低く、光が当らない場所に日本酒を保管していただいたとして、10ヶ月から1年が日本酒の賞味期限の目安となるでしょう。(もちろん開栓前です。)<中略>
通常の保管方法で1年が過ぎたからといって日本酒は飲めなくなるというものではありません。もし、おいしくないな、とお感じになった日本酒はお料理にお使い下さい。ご飯を炊くときにも少し日本酒を使うことで味わいが増します。

生酒には
① 日本酒の原料である米麹に含まれていた糖化酵素などの酵素が多く含まれる
② 日本酒を白濁させる「火落ち菌(乳酸菌の一種)」が存在する
  ことにより日本酒が劣化するのを防ぐためです。
日本酒の温度を下げることにより①②の影響を小さくすることが出来ます。
家庭の冷蔵庫(2~3℃)の場合、生酒の賞味期限は6~8ヶ月程度と考えます
日本酒が生酒の場合、どのような品質の劣化が起こるのかご説明します。
① による影響は、日本酒の成分が酵素により変化を受けることで香りや味わいが劣化するというものです。
具体的には、新酒らしい香りが次第に薄れ、ナッツ類が連想できる重い香りへと変化します。また、ブドウ糖分が増加し甘味が増します。
適度であれば口当たりがまろやかに感じられるのですが、度を越えると甘くだれた味わいの日本酒になります

② による影響は、「火落ち菌」が繁殖することで白濁し、日本酒の香味が悪くなります。
また、火落ち菌は乳酸菌なので繁殖により乳酸が増加し日本酒の酸味が増します。
このような劣化が起こった日本酒は当然おいしくありませんし、お料理に使うこともおすすめできません。


ちょっと長くなったので、お後は別の機会に。

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ついに復活!サッポロ エーデルピルス 缶

2008-03-28 11:53:17 | 酒のご紹介
2008.7月の最新情報はこちら


半年ほど前でしょうか、このブログ上でエーデルピルスの話題を取り上げました。

そこでも書きましたが、ほのかな甘みを感じさせながらしかしはっきりとした苦味、口にした瞬間からからだ全体に拡がる香り。
チェコに持っていっても絶賛されるであろう、日本が誇るビールです。

そのときの話題は、そんなエーデルピルス(現在は料飲店のみ)が、缶になり、限定5,000セットの抽選販売があるというもの。
勇躍、申し込み、したのですが。。。



結果は、、、、応募総数2万2千口ちょっと。4倍強という競争率の前に、もろくも敗退。

エーデルピルス、他の酒ブログではどうなのでしょう?酒ブログへ!!

悔しい思いをしたものですが、昨日、(抽選ではなく)数量限定で復活するという情報が飛び込んできました。
350ml缶と500ml缶。予約受注で2008年7月16日から販売。販売数は15万ケース(大びん633ml×20本換算)。価格はオープンですが、仕入れを勘案すると、エビスよりちょっとちょっと高めになる予想。

今年の缶は、、、、こんな感じ。
「パッケージデザインに業務用のロゴをそのまま使用。かすかな発泡をかけたオフホワイトをベースに、深い緑色や金色を使用してプレミアム感を出した」そうです。



なお、ビアホールでのおいしさを!ということで、グラスに3回に分けて注ぐ「3度注ぎ」の方法も解説されています。



①最初のビールを勢いよく注ぐ(グラスの空部分は1/2~1/3) 。
②さらにビールをゆっくり注ぐと、泡は盛り上がった形になる。
③泡がグラスの縁より下がったところに、ゆっくりと泡を盛り上げるように3回目のビールを注ぐ。

ああ、待ち遠しい!!これこそ貨車買いで、冷蔵倉庫に長期保管だぁ(ちょっと公私混同だけど、、、お分けしましょうか。。)。

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ついに復活!サッポロ エーデルピルス 缶

2008-03-28 11:53:16 | 酒のご紹介
2008.7月の最新情報はこちら

半年ほど前でしょうか、このブログ上でエーデルピルスの話題を取り上げました。

そこでも書きましたが、ほのかな甘みを感じさせながらしかしはっきりとした苦味、口にした瞬間からからだ全体に拡がる香り。
チェコに持っていっても絶賛されるであろう、日本が誇るビールです。

そのときの話題は、そんなエーデルピルス(現在は料飲店のみ)が、缶になり、限定5,000セットの抽選販売があるというもの。
勇躍、申し込み、したのですが。。。



結果は、、、、応募総数2万2千口ちょっと。4倍強という競争率の前に、もろくも敗退。

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悔しい思いをしたものですが、昨日、(抽選ではなく)数量限定で復活するという情報が飛び込んできました。
350ml缶と500ml缶。予約受注で2008年7月16日から販売。販売数は15万ケース(大びん633ml×20本換算)。価格はオープンですが、仕入れを勘案すると、エビスよりちょっとちょっと高めになる予想。

今年の缶は、、、、こんな感じ。
「パッケージデザインに業務用のロゴをそのまま使用。かすかな発泡をかけたオフホワイトをベースに、深い緑色や金色を使用してプレミアム感を出した」そうです。



なお、ビアホールでのおいしさを!ということで、グラスに3回に分けて注ぐ「3度注ぎ」の方法も解説されています。



①最初のビールを勢いよく注ぐ(グラスの空部分は1/2~1/3) 。
②さらにビールをゆっくり注ぐと、泡は盛り上がった形になる。
③泡がグラスの縁より下がったところに、ゆっくりと泡を盛り上げるように3回目のビールを注ぐ。

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インターネット上での酒の規制

2008-03-27 11:05:11 | 附属酒類経済研究所
ネット上の酒規制と言っても、もちろん、インターネットという仮想空間では飲酒はできませんから、広告等の規制です。

一昨日、「この酒 危険」といったマーク付けの記事を書きましたが、ちょっと気になったので調べて見ました。

すると、、、、メーカーなどがアルコールに関する情報を出す際、サイトのトップページで年齢確認を行わなければならないという国が少なからずあることがわかりました。

例えば、ハードリカーでワイルドターキー(滅多に飲みませんが、実は「ライ」は好みだったりします)のホームページを見てみました。



ちゃんと、認証画面があります。ちょっと18禁ぽいですね。

でも、日本のページを見ると、認証画面は見当たりません。
まだそこまではいっていないようです。

他にこの話題の酒ブログはあるでしょうか?酒ブログへ!!

ところが、ギネスのホームページを見ると、、、、、げげ、ブラウザの言語を判読して、日本語でも認証画面が出てきます。


ちなみに、1988年3月26日(昨日20歳)という日付を入れると、無事、ギネスのトップページに入れますが、今日20歳になる、1988年3月27日を入れると、全然違うページに飛んでいきます。



えっと、、ワシントンに本部のある、飲酒運転や未成年飲酒問題に係るNPO組織のページみたいです。
(国によって、飛ばす年齢を替えているみたいです。芸が細かい)

現在、動画投稿サイトのyoutubeでは法に触れるもの(18禁や違法コピーなど?)は投稿できない(後から削除?)ようになっているのですが、そのうち、酒を飲んでいるシーンとかも×、になってしまうのでしょうか。

落語も酒がらみのものが18禁になるとか、、、笑い話のようで、そうでなかったりして。

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お花見のお供に、おでん缶!!

2008-03-26 10:56:09 | その他
後楽園近くの酒屋さんの自販機。
貼り紙があるので、近づいてみると、、、、、。



「温かいおでん」
そうです、アキバ名物の「おでん缶」がここまで進出していました!!

もちろん、即買いです(280円でした)。
メーカーは天狗缶詰株式会社。ちょっと調べてみると、アキバ名物のものと同じメーカーです。

中身も、つみれ、さつまあげ、ちくわ、こんにゃく、大根、うずら卵、昆布、結びこんにゃくとなかなかの充実ぶり。

酒ブログランキングも充実を図りたいもの!!

これ、花見にいけるかも!とメーカーさんに相談したら、扱うことができました。
種類は「つみれ大根入り」「牛すじ大根入り」「がんも大根入り」の3種類。
(上記の中身は「つみれ大根入り」。下の写真は「牛すじ大根入り」)



弊社仕入れ担当は、「冷たいおでんはなぁ」と懐疑的ですが、売れるはず。
いや、売って来い!!です。
280円(税込み)です。ワンカップとおでん缶、今年の花見はこれで決まり!!


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「酒 危険」のラベリング?

2008-03-25 11:15:01 | その他
The Federal Government is considering introducing graphic warning labels for alcohol to deter teenagers from binge drinking.

連邦政府は、ティーンエイジャーのバカ飲みを防ぐための警告マークの導入を検討中。

オーストラリアの話です。

以下、ABC-localから。

Health Minister Nicola Roxon will use Wednesday's Council of Australian Governments (COAG) meeting in Adelaide to propose new national laws on alcohol sales and supplying alcohol to minors.
Ms Roxon will also bring up whether graphic images - similar to those currently on cigarette packets - should be printed on alcohol labelling.

お酒の販売と、未成年者への酒の提供に関する新しい法律を提案しようと考えており、同時にタバコの包装と同様の「酒 危険」のマークを検討中

The Australian National Council on Drugs says the labels would help raise awareness of the dangers of alcohol, but advertising restrictions are also needed.
政府機関は、警告マークは効果があるがお酒の広告規制も同時に行う必要性も指摘。




Mr Vumbaca says drinking behaviour is too ingrained in Australian culture to be changed with just warning labels.
Vumbaca氏(上記機関のエラい人)は、飲酒習慣はオーストラリアの文化に深く根付いており、警告マークくらいではなくならない、と言っている、そうです。

日本でもいずれそうなるんでしょうね。
ところで、気になるマークですが、、、、

こんなのとか、


こんなのとか、


だと楽しいですね、、、ふざけ過ぎ?


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森伊蔵も三岳も伊佐美も!焼酎百種類セット(100本セット)!!「何で鹿児島展」@三越日本橋本店

2008-03-24 10:14:09 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
週末は穏やかな天気。
東京での標準木である靖国神社の染井吉野も花開いて、開花宣言が出ました。


さて、週明けの本日月曜はあいにくの小雨。
でも、それを吹き飛ばす、豪快な企画が明日から三越日本橋本店で。

「第8回 何で鹿児島展」■会期:03/25(火)~03/30(日)

宣伝文句です。

本年で8回目を迎える「何で 鹿児島展」。今回は、初登場のイートイン、カレーテリア沙羅の緑カレーや、初登場一軒目ラーメン、珍しい焼酎や、鹿児島を代表するスイーツ、3月に旬を迎える鹿児島の特産品が満載です。また、黒色の薩摩切子などの限定品や逸品工芸品もございます。


そして、恒例の焼酎セット。

昨年はいくつかの酒ブログに、この催事が出たようですが、今年は?酒ブログへ!!

今年は100種類セットや、6種類セット。

例えば、
「特撰6銘柄」は仲右衛門、薩摩七十七万石、薩摩藩、伊佐美、鸞(らん)、樵

「お勧めセット」は前田利右衛門、極の黒、さつま島美人、今和泉篤姫、さつま黄若潮、たんこどん

そして、100種類セットは、、、、、

【知覧地区】からは、武家屋敷、さつま白波、黒瀬、桜島、桜島黒麹、萬世、小松帯刀、吹上、かいこうず。【鹿屋地区】からは、小鹿黒、小鹿本にごり、さつま大海黒麹、さつまの海、森伊蔵、古代照葉樹林、白玉の露。【出水地区】からは、千鶴、いも神、さつま島美人、だんだん、島乙女。【種子島地区】からは、黒甘露、しまむらさき、久耀金兵衛、島乃泉、南泉、三岳、、、、
ごめんなさい。ほとんど「じゅげむじゅげむ」状態で、とても全部は書ききれません、問屋としては恥ずかしながら、飲んだことの無いものも少なからずあります。

後はお店(開催場所は本館7階催物会場)でご覧になって下さい。

どういう人が買うのか、なかなかの人気です。お早めのご来店を。

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神楽坂の絶滅危惧種

2008-03-22 12:19:07 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
土曜の朝の神楽坂はちょっと静か。
人混みを気にすることも無く、新しいお店の看板などを眺めながら、のんびりと。

すると、あることに気がつきました。
「お酒の名前」が入っている看板が見当たりません。
昔は居酒屋と言えば、お酒の名前が入ったお店の看板と、店の中にはビールのキャンペーンガールのポスター、そしてビール名の入った冷蔵ケースが定番だったものです。

と、いうことで、改めて神楽坂下から神楽坂上まで探索してみました。
坂下から少し上ると、、、、夏目写真館さんの手前に一つ目を発見。

これは酒斗肴「龍」さん。弊社ともご縁ということで、白鷹の看板です。
(ちなみに、現在は「龍」さんは毘沙門天斜め前のお茶の楽山さんの地下に移転されていますが、看板はそのまま)
一つ目が白鷹とは幸先が良い、と二つ目を探します。
ところが、、、、毘沙門天前まで来ても、二つ目が見当たりません。



ここらで一息ブログランキングのブログもまた良し

結構多いのは「かぐらざか ○○」といった、チェーン系の居酒屋の共通デザインに「かぐらざか」の文字が入ったもの。
さらに上って坂上まで来てしまいました。ちなみに、正面は「あの」細木数子事務所。

結局「龍」さんの一軒だけ!!!

ちょっと目を脇へやると、坂上から大久保通りをちょっと行った「駒忠」の看板にはサッポロビールのマークが。

そうそう、こんなのもありました。

お酒の名前入りの看板、神楽坂では絶滅しかかっていることが判明。
別に景観上いいとか悪いとか言う気はありませんが、三丁目の夕陽的なノスタルジーを感じさせる人もいるでしょう。酒屋としては、大々的に復活させてほしいけど。

本通りでは絶滅危惧種認定。くじけず、今度は路地を探してみましょう。

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パレートの法則、みたいなもの

2008-03-21 15:57:16 | 附属酒類経済研究所
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
スタバではグランデを買え!



いずれも著者は異なりますが、売れ筋のビジネス書のタイトルです。
書店でも平積みになっているし、「?」「!」とかのついた、面白そうなタイトルなので、見かけた方も多いのではないでしょうか。

こうした本で、よく出てくるのが、「パレートの法則」
これは、経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという経験則です。グラフにすると、こんな感じ。

例えば、wikipediaとかでも言及されている例は、こうです。
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
・所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。

いずれも、パレートの法則で例示された80%:20%の数字が参考になっています。

お酒の場合で見てみましょう。
日刊経済通信社調べによれば、2007年の総出荷はおよそ380万石です。
蔵元数は、、、免許ベースでは2000弱あるようですが、実際には1500蔵程度ではないかと言われています。

380万石の2割は、、、、76万石です。
さて、石高ランキングを見ると、1位の○鶴が34万石、2位の月○冠は29万石、3位の松竹○が26万石ですから、ここまでで89万石。
あらら、既に23%です。つまり、
「業界全体の23%の出荷は上位3位まで(=0.2%)の蔵元が作っている」
ことになります。こりゃすごい。

ついでに、10位までで184万石(全体の48%)、20位までで229万石(同、60%)、50位までで271万石(同、71%)です。この調子でグラフを書いていくと、、、
なんとなく、

「業界全体の80%の出荷を上位20%(=300蔵)で占めている」

らしいことも想像できます。ふむふむ、100年前のイタリア人(パレートさん)、なかなかやるじゃあないですか。

じゃあどうするの?ということですが、我々は小さい問屋ですから、80%/20%はおろか、1%オーダーの数字でもそこはブルーオーシャン。
「良い酒を」「それを(意識的に/無意識に)必要とされるお客様に」「丁寧に」お届けするのみです。
と、言いながら、数字を色々分析してみましょう。結果はまた今度。

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女子高生 さしつさされつ 酒1升(越の花雪洞)

2008-03-20 10:17:11 | 酒のご紹介
昨日夕刊。こんな感じの記事がありました。

舞台は餃子の王将。武蔵小杉店だったかな。


逮捕されたのは未成年にお酒を提供したアルバイト店員。昨今の状況を勘案すると、当然、のこと。特にニュース性はあるとも思えませんが、、、、、、。

調べでは、アルバイト店員の3人は昨年12月18日午後9時30分から約2時間にわたり、女子生徒2人が未成年と知りながら日本酒の熱かん11本(1本180ミリリットル)とウーロンハイ1杯を提供した疑い。

女子高生です!!熱燗11本!!です

しかも、2人だけで「さしつさされつ」飲っていたらしい!
女子生徒2人はギョーザや鶏の空揚げ、春巻き、冷ややっこなどをつまみにして飲酒。代金5100円を払い、午後11時半ごろに店を出た。うち1人は約150メートル先の路上で気分を悪くし、意識を失って倒れたところ、巡回中の県警自動車警ら隊員が見つけ近くの病院に搬送。

熱燗11本ですからねぇ、具合も悪くなろうというもの。でも、案外安いなぁ、とも思いました。

女子生徒2人は当時「餃子の王将 溝ノ口店」のアルバイト店員。倒れた生徒は店長に「2度としないから働かせてください」と謝罪し、現在もアルバイトを続けているという。高校は2人を処分しなかった。

何で王将で?と思ったのですが、別の店のアルバイトだったということでちょっと納得。
でも、日本酒、しかも燗酒という謎は残ります。ちょっと見てみたかったかも。。。

何も処分だけが教育ではありません。
反省してバイトに励んで下さい。

前置きが長くなりました。あきちゃった方は、他の酒ブログへ

さて、昨日、皆で味見したお酒。別の問屋さんから頒けて頂いた純米酒です。


新潟市は越後酒造場「越の花雪洞」純米酒です。
お米は五百万石・一本〆。精白度60%以下。

新潟の酒というと、、、、という先入観バリバリで臨んだのですが、一口味わって驚きました。
まず、辛っ!!
とても日本酒プラス3とは思えません。
でも、辛いだけでなく、あるいはキレ味だけでなく、柔らかなコクもあります。

総本店社員スタンダードの「白鷹」とは傾向は異なりますが、しっかりとした造りのよい酒です。
勉強不足で知らなかったのですが、よい酒を教えていただきました。

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紅芋、紫芋、黄金千貫、栗黄金、、、、、、赤魔王&風憚

2008-03-19 12:33:26 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
特にワインがそうですが、入門者にとっては原料(ワインではブドウ)の品種の違いによる味わいの違いを知ることが第一歩、というより、わかりやすいです。

焼酎で言えば、まずは、芋焼酎、米焼酎、麦焼酎といった違いが超初心者。
その次は、、、、どうも黒麹、黄麹、白麹といった、麹の種類になることが多いようです。
でも、芋(サツマイモ)にも色々あるんですよね。

そんな、芋の種類の飲み比べセットが、記念フェアで販売されます。

大丸・松坂屋統合記念フェア/風憚・赤魔王2本セット

まずは、幻のサツマイモと呼ばれた「栗黄金(くりこがね)」

一度栽培が廃れてしまったものを、究極の焼酎を造るため復活させ、現在でも栽培するのはたった7軒の契約農家に限られているとのこと。

その栗黄金で仕込まれた焼酎が、「風憚(ふうたん)」です。

とろりとした上品な甘味、熟成が進むほどまろやかになり、さらなる魅力を開花させる焼酎です。

他の焼酎ブログでは、、、どうなっているのでしょうか

そして、紅芋。

これもサツマイモですが、見ての通り、身が赤紫色をしています。
と、いうより、身が赤紫色のものを紅芋と呼ぶようです。
これで仕込まれた焼酎が、赤魔王。
かのプレミアム焼酎「魔王」との血縁関係はないようですが、これも結構稀少品です。

1.8Lの2本セット。税込みで5,000円はお値打ち。

各店30セット(確かそうでした)限定。本日から開催。
お早めにお買い求め下さい。


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大相撲三月場所・日本酒パワーで満員御礼!

2008-03-18 09:59:17 | その他
平日の月曜としては7年ぶりの満員御礼ということです。



大相撲の三月場所は、全勝の朝青龍を横綱白鵬をはじめ、人気者の豊真将、高見盛らが追う形で盛り上がりを見せているようです。

こちらも盛り上がっていると良いのですが、、、ちょっと停滞気味

大相撲観戦、昼下がりから桝席で番付表に勝敗をつけながら焼き鳥で一杯、というのが楽しみです。
(砂被りも臨場感たっぷりで、しかもテレビに映るという面白さもあるのですが、あそこは飲まず食わず、なんですよね)

そんな中、面白い見出しを見かけました。

翔傑が日本酒パワーで白星

日本酒パワーって、何?記事を見てみましょう。
 東幕下31枚目翔傑(31=放駒)が白星を先行させた。鶴嶺山にもろ差しを許したが、両腕をきめながら前に出て2勝目を挙げた。「本当は頭つけて出ようと思ってたんですが。気合は入ってますよ」と話すその息は、ほんのりお酒のにおいが…

要は飲んでいるってことですか?

実は部屋関係者に勧められ、昨年九州場所の2番相撲から、取組前にカップ酒をグイッと飲んでいる。「体もすぐに温まるし、高ぶりますよ」とその効果を力説。恵まれた体格ながら、精神的な弱さが出世の妨げになってきた翔傑。アルコールの力を借りて、ついに開眼なるか。

確かに一杯引っ掛けて、というのは相撲だけでなく野球(イメージ的には西鉄ライオンズなど)とかでも聞きますが、まじめに記事になると、面白いものです。

翔傑が未成年でなくてよかったですね。

さて、この記事のおかげで、弊社取り扱い「力士」が特需!!ということは、、、、、

あるとうれしいです。

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艶やかさとキレ味と(山形・小嶋総本店「洌(れつ)」)

2008-03-17 12:32:16 | 酒のご紹介
先日、寝台急行「銀河」のラスト・ランの記事に際し、「移動を楽しむしつらえの列車が減ってしまった」と書いたのですが、東京・大手町のオフィス街に、こんなものが出現していました。

小田急電鉄のロマンスカーの新型(マニア的にはMSEというらしい)で、千代田線で大手町まで乗り入れるとか。
中は簡単な車内販売をモチーフにしたバーになっていて、ちょっとした旅行気分です)。
こんなので毎日通勤、というのも楽しいですね。

ちょっと下降気味の当ブログのランキング順位は?

さて、このロマンスカーのシンボルカラーは「青」。清清しさや爽やかさをイメージ。
今日御紹介する、小嶋総本店さんの洌(れつ)も、「(水や酒が)清く冷たい」という意味の漢字「洌」をそのまま名前にしたお酒です。

頂いたのは、純米酒。
イメージとして、水、冷たい、清い、というと、すっきりさっぱり邪魔にならず、という印象を受けますが、この「洌」はちょっと違います。

日本酒度こそプラス9度と超辛口なのですが、一口含んだ時に、広がりのある艶やかな香りがグッときます。そして後味はプラス9度という表示そのままの切れ味。

料理の邪魔をしない、というより、料理にも負けない一口目の味わいと、次に口に入る料理を妨げない後味、という意味で、食中酒向きなのかもしれません。

逆に、これだけ飲んでいると、艶やかさ-これは山形酵母によるものなのでしょうか?-が少し「飽き」につながるかもしれませんが、気分転換の一合には最適。
希望小売価格も、2,100円(一升)、1,050円(四合)とお値打ち価格。

限定酒販店さん流通酒につき、弊社からは日本橋三越さんのみでのお取り扱いとなりますが、面白いお酒ですので、ぜひ一度お試し下さい。

(参考データ)
原料米 はえぬき50% 精米
日本酒度 +9 酸度 1.1
アミノ酸 0.9
アルコール度 16.8%

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寝台急行「銀河」 ラスト・ラン

2008-03-15 09:59:26 | その他
昨日はホワイトデー。
あいにくの雨でしたが、いろいろなところで特需があったのでしょう。
そして昨夜の23:00、東京駅の10番ホームから寝台急行「銀河」が新大阪に向けてラスト・ラン。

新幹線や航空機等の高速交通機関の発達や、夜行バス・低価格ホテルの普及などによって、「銀河」に限らず、寝台列車はどんどん消えていっています。
寝台列車の良いところは、単に移動時間や旅費の節約だけではなく、「移動自体を楽しめる」ことだっただけに、残念です。
そう言えば食堂車も同じく「移動の楽しみ」の一つでした。以前は時刻表にもメニューが出ていて、今度乗ったらこれを食べよう!と楽しみにしていたことを思い出しました(新幹線の場合、確か運営が日本食堂と都ホテル(帝国ホテルかな?)の2種類があって、なんとなくホテルの方ががカッコよい、と思ったものです)。もはや新幹線では絶滅種。

そんな中、「移動を楽しむ」「移動をくつろぐ」最後の手段は、出張帰りの新幹線ビール。
私の場合、自分ルール「列車が走り出すまではプルトップを開けない」「報告メモがすぐに必要な場合はそれをやるまで我慢する」を守り、「プシュッ」の瞬間を楽しんでいます。

こうした出張帰りの新幹線ビール、どの位の需要があるのでしょうか。もちろん、JRさんは実績をご存知のはずですが、こちらでも勝手に電卓をたたいて見ましょう。


鉄道輸送統計年報によれば2005年度の東北新幹線の輸送人員は8,168万人、上越新幹線が3,673万人、長野新幹線が965万人、東海道新幹線が14,350万人、山陽新幹線が6,057万人、九州新幹線が397万人です。
全部合わせてみましょう。

ざっと3億4千万人。日本人一人当たり3回くらい乗っているんですね。

さて、昼間からビールを飲む人はあまりいない(休日は結構見ますけど)と仮定し、夕方以降の移動者を運転時間(朝の6時から24時まで)の三分の一として

3億4千万人 × 1/3 = 1億1千万人

もちろん、その中で全員がビールを飲むわけではありません。一車両横並び5席×18列=90人の中で、一列おきに2人ずつ(同僚・お友達同士)で飲んでいるとすると、一車両で18人。席数の1/5で飲んでいることになります。

1億1千万人 × 1/5 = 2千2百万人

私の場合、原則350ml缶を一本だけですが、2本飲んでいる人や500mlのロング缶も飲んでいる人も時々お見かけします。平均として、350ml缶換算1.1本としましょう。

2千2百万人 × 1.1本/人 =2千5百万本(350ml缶換算)

一缶当たり230円として、

2千5百万本 × 230円 = 58億円

ラフな計算ですから倍・半分以上の誤差はあるかもしれませんが、なかなかの数字です。
「出張お疲れ様!」缶とかの工夫をすれば、もっと売れるかも。

工夫といえば、仙台で見かけた、「ホカロンみたいな原理でお燗ができるカップ酒」「温められる牛タン弁当」。工夫の産物です。

でも、新幹線の中でこれをやると、匂いが車内に充満
居心地も悪く、移動を楽しむどころではありません。
ご注意、ご注意。

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