やらかしちゃったのか、嵌められたのか。
トランプ大統領と一緒に、「Make America Great Again」の赤い帽子をかぶって嬉しそうだった赤沢経済再生担当相ですが、今度は日本でこんな外交をしているようです。

赤沢氏が英語でウイスキー外交展開 駐日米大使に「倉吉18年」渡す
赤沢亮正経済再生担当相は23日、米国のジョージ・グラス新駐日大使と内閣府で面会した。トランプ米政権の関税措置に関する対米交渉を担う赤沢氏は、通訳を介さず、流ちょうな英語で応対し、石破茂首相の地元のウイスキーを贈呈するなど「外交力」を発揮した。
会談では、赤沢氏が大臣室の窓から見渡せる首相官邸や国会の建物などを紹介。グラス氏から米ユタ州産のバーボンウイスキーが贈られると、赤沢氏は「ユタは最高のスキーリゾートだ」などと応じて談笑した。赤沢氏からは「(首相の)地元のものだ」として高級ウイスキー「倉吉18年」を手渡した。
「倉吉18年」ですか。
倉吉市のふるさと納税の返礼品にも選ばれているこのウイスキー、色々と話題を呼びましたよ物議を醸しましたよね。
ふるさと納税の説明にもあるように、「厳選されたモルト原酒を、鳥取県倉吉市の大自然の地下水で口当たりまろやかですっきりとした味に仕上げたウィスキー」というものですが、この蒸留所はまだ歴史は10年くらい。
つまり、18年物の原酒は所有していないので、スコットランドの原酒を輸入し、倉吉の水で割って造られていると想定されています。
現在の日本の法律上はそれでも「国産」と名乗れるので全く違法ではないのですが、日本産ウイスキーが世界的にも注目される中、なんちゃってジャパニーズという議論が起き、業界団体(日本洋酒酒造組合)が「ジャパニーズウイスキ」ーの表示に関する自主基準を作るきっかけにもなりました。
上掲のように、別に法令違反ではないのですが、当時「炎上」とも言える物議をかもしたもの事実。
それなら、松井酒造さんも近年では自家蒸留の若い原酒を使ったウイスキーも出しているようなので、それを渡した方が良かったのに、とも思います。
(ちなみに駐日米国大使からもらったケンタッキーユタのバーボンは、写真からハイウエストのバーボン46度のようですね。5,000円位だし、それともうつりが良い?)
いずれにせよ、こういうのって「君子危うきに近寄らず」ではないですが、秘書がちゃんと考え、大臣(の思い付き?)をフォローするのが仕事だと思うのですが。
石破首相の外国デビュー時の記念撮影遅刻事件や今回のローマ法王の葬儀欠席などもそうですが、秘書をはじめ周囲の人に恵まれていないのか、はたまた周囲に悪意があるのか、どちらなのでしょう。
ちょっとかわいそう。
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