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さすが沖縄。普通のコンクールではありません!! 泡盛仕次古酒・秘蔵酒コンクール

2018-10-24 12:23:36 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】



昨日、沖縄伝統のイムゲー(芋酒)について触れましたが、「イムゲーって何よ?」と調べている中、こんなイベントがあるのを知りました。



第二回 泡盛仕次古酒・秘蔵酒コンクール

なるほど、泡盛のコンクールですか。
そういえば日本酒や焼酎などのコンクール(鑑評会)は聞きますが、泡盛はあまり聞いたことがありません。
とは言え、泡盛の鑑評会、当たり前と言えば、当たり前です。


と思ったのですが、、、、、


全然違いました。


チラシの説明を見ると、

ご家庭で大事にカメへ「仕次ぎ」した泡盛や、購入後秘蔵されているビンやカメの泡盛を出品してみませんか?
無料で泡盛のプロがきき酒や分析をして、自慢の酒の品質をお知らせします。



そうです。「仕次ぎ」なんですね!!

「仕次ぎ」というのは、沖縄の伝統的な古酒作り。

忠孝酒造さんのHPから引用してみましょう。

まず甕を三本程用意します。
一番古いお酒を親酒として、二番・三番甕に順次その次ぎに古いお酒を用意します。
親酒を年に1回は各種記念日等で開封し、味・香りを存分に楽しんだ後、二番甕から親酒(一番甕)へ、三番甕から二番甕へ、最後に仕次ぎ用の一升瓶で三番甕へお酒を継ぎ足します。




スペインのシェリーワインのソレラ・システムと同様の仕組みで、よく引き合いに出されますが、泡盛の場合、それが消費者側の家庭で行われることが大きな特徴。

で、冒頭触れたコンクールは、この自宅で仕次ぎされた泡盛を出品して、それをプロ(国税庁や県の方など)が味を利く、というのがミソですね。

家庭での仕次ぎというのが沖縄では当たり前で、それが制度上もオーソライズされているということなんですね。

いやぁ、文化です。

しかし、案内の「プロが無料で利き酒(や分析をしてあげます)」というアピールですが、、、、そんな貴重なものなのですから、自分だって無料で、いや、お金を払っても利き酒してみたいですよ!

東京で開催してみようかなぁ。



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