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このワインは厩舎の干し草、、、、いや、そこに集まっているハエの香りがする@イグノーベル賞

2018-10-02 12:01:37 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




今年のノーベル賞の発表が始まりました。
初日の医学・生理学賞で早くも日本の科学者が受賞!という幸先の良いスタートですね。

で、ノーベル賞の前哨戦という訳ではありませが、そのちょっと前に発表されるのがイグ・ノーベル賞



「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を対象にしたノーベル賞のパロディですが、こちらも12年連続で日本人科学者が受賞しています。

ちなみに今年の日本人の受賞は「医学教育賞」で、堀内朗さんという医師。
「『座った姿勢で大腸内視鏡検査を行うと苦痛が少ない』ということを、実際に自分一人で椅子に座って大腸内視鏡検査を行って確かめた」という研究での受賞となりました。

そんなイグ・ノーベル賞ですが、HPで今年の各分野の受賞を見ていると、BIOLOGY PRIZE(生物学賞)にこんな研究が選ばれていました。

for demonstrating that wine experts can reliably identify, by smell, the presence of a single fly in a glass of wine.

ワインの専門家はワイングラスに入ったたった1匹のコバエでも確実に匂いでかぎ分けることを示した


何のこっちゃ?ですが、実際に論文へのリンクも出ていました。

残念ながら英語で書かれているので良く分かりませんが、、、、、、、



メスのショウジョウバエ(理科の実験で良く出てきましたね)は、フェロモンというか、特徴的な匂いを出しているそうで、その匂いがどのくらい感知可能かを調べたのがこの研究。

実際には、その匂い物質を精製(合成?)したZ4-11Alという物質や、実際のハエ(オス/メス)をワイングラスやワインそのものに漬け、8人のワインの専門家に香りを嗅がせ、判断してもらったというものです。
(ハエを入れたケース、空のグラス(=空気)の比較でもワインの比較でも5分間入れたそうです。後者の場合、ワインに浸されるので、ハエの運命やいかに、ですが、これも科学の進歩の為、なのでしょう。)


結果であろうグラフも出ていますが、オスはさておきメスのハエの匂いは明らかに感知可能で、それはハエでも精製物質でも同じで、また、空のグラス(要は空気)でもワインに浸した場合でも同じだということです。



さすが、ワインの専門家はスゴい!です。

そのうち、「このワインは厩舎の干し草、、、、いや、そこに集まっているハエの香りがする」などというコメントが出たりするのでしょうか。


そして、気になったのは、「素人だったらどうなの?」とか「味わいは変わるの?」とか。

続報を待ちましょう。



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