蒸留酒はあまり飲まないのですが、あるとき気になっていたのが「酒粕焼酎(粕取り焼酎)」です。
以前日本酒の蔵元さんの見学に赴いた際、酒粕焼酎の蒸留も見せてもらいました。
籾穀も含まれた酒粕を固体のままセイロみたいな蒸留器で水蒸気蒸留するというのに驚きました。
これって固体のままで蒸留するって、(文献のみでの知識ですが)中国の白酒と同じじゃあないですか。
製法のせいか癖のある味わいで、仮に酒粕焼酎、米焼酎、麦焼酎を二グループに分けるとしたら、「米焼酎、麦焼酎グループ」と「酒粕焼酎」になるのかな、とも。
結構癖になりそうかなと戻ってから何本か試してみたのですが、流通している種類も少ないし蔵元さんで味わったものに比べ癖もなく、そして手間がかかるせいかお値段高めのこともあってその後10数年、ご無沙汰していました。
ただ最近になって、酒粕という副産物を再利用という「エシカル・スピリッツ」の文脈で「酒粕焼酎」を見聞きするようになりました。
そこで今はどうなのかな?と楽天を見てみると、、、、、、、

いやぁ、意識の高い酒販店さんでよく見かける「七田」「獺祭」「七賢」をはじめ百花繚乱ですね。
50種類くらいはあるのではないでしょうか。
最初の方を拾ってみただけでも、、、、
・七田 吟醸酒粕焼酎
・ちえびじん 吟醸酒粕焼酎
・奥の松 08粕取り酒粕焼酎
・ 繁桝 大吟醸酒粕焼酎
・残心 純米酒粕焼酎
・鬼の念仏 酒粕焼酎
・浦霞 本格焼酎 酒粕
・天吹 酒粕焼酎
・杜の蔵 吟香露 吟醸粕取焼酎
・獺祭 酒粕焼酎
・秋田県醗酵 酒粕焼酎 ブラックストーン
・白嶽酒造 酒粕焼酎 古酒 対州
・菊水 酒粕焼酎 節五郎
・宮坂醸造 真澄 酒粕焼酎25度
・鳴滝酒造 正調粕取焼酎 ヤマフル
・酒粕焼酎 金瓶梅
・国稀酒造 酒粕焼酎 泰蔵 木樽貯蔵 30度
・一本義 大吟醸酒粕焼酎 「事無笑の滴音」
・七賢 酒粕焼酎アラン・デュカス・サステナブル
・いづみ橋 あますことなく 粕取り焼酎
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名前を「つらつら」見ていて、「七賢」の「アランデュカス・サステナブル」や「いづみ橋」の「あますことなく」など、エシカルスピリッツの流れに乗っているようなネーミングも見られますね。
また、「吟醸」「大吟醸」とついているものや、「正調粕取焼酎」となっているものなど、表記も色々。
確か冒頭に書いた蔵元さんから「水蒸気蒸留のものを正調粕取焼酎と呼ぶ」と聞いた気も。
それぞれどんなものなのか、、、10数年ぶりに再度気になりだしましたよ。
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