牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

サントリー角瓶。流石に4,000円は高いです!

2024-08-22 12:29:32 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】



ウチ、ウイスキーもやってます。

とは言っても量を売っているわけではないので、「山崎」とかの人気商品は割り当てで、しかも「ウチって問屋?それとも街の酒屋さん?」というくらい入荷量は極小

入らないから売れない、売れないので入らない、という縮小均衡に陥っているのですが、そんな中、(昔はいくらでもあった)角瓶も引き合いがあってもその量を出せない状況なのに、見積もりを出させて頂いたお客様からは価格についての相談も

要は「高いんじゃあない?」ということなのですが、人気なのにどこかで値崩れ?とも思って、家電など中心の価格サイトで推移を見てみたら、こんなグラフでした。





実はお酒の値段をこのサイトで見たのは初めてなのですが、色々と面白いですね。

まず、現時点での最低価格は1695円で、これは送料は別途(確か879円とか)。この最低価格が貼りつき気味なのは、やはり総量では「どこかに(旧価格での?)」在庫があるということなのでしょうか。

また、現時点での最高価格は2,530円。上記最低価格とは差がありますが、こちらは送料無料で出しているようなので、実質的にはほとんど同じ。
システムの都合上、送料の有無は区別できないようなのですが、これから推測するに、現状では皆が同じくらいの価格で競っていることに。これも上記の「総量はあるよ」という仮説と矛盾しない。

一方、価格の推移を見ると、最低価格はさておき、平均価格が時折4,000円とかに急騰しています。
最低価格の3倍とかに相当し、あまりにも高いし、そもそも最低価格は安定的に推移しているので、需給関係に基づく騰落だとは考えにくい

そこで無理無理考てみると、「ケース売り」の影響かな?
実際、インターネットを見ると、角瓶の場合はケース売りも結構出ている。
その中で、例えば入り数である12本入りなどは、20,000円とかで売っています。
仮にこのサイトで12本ケース売りも同じ商品と機械的に判断しているとすると、20,000円のケース売りがたまに出品され、それが単品売りと混同して平均されると、その分、平均値が上昇することになります。

そう考えると、この変動自体は市場とは無関係のものになりますが、検証のためには日々のぞいて見てそういうケースがあるのかどうか。

気付いたらのぞいてみましょうっと。





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア人的に理解できないデザインの日本酒ラベル@ミラノ酒チャレンジ

2024-08-09 20:13:05 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】





先週でしたか、ミラノの日本酒のコンテスト「ミラノ酒チャレンジ」ではデザイン賞があるけど、受賞酒を見てもどんなのが(イタリア人に)好まれるのかがわからない?と記し、「関係者に聞いてみましょう」と締めました。

有言実行です。関係者にお目にかかった際に聞いたところ、

内容(味わい)をインスパイアさせるようなデザインに人気があった

そうです。

一方で、受賞酒としては出てこないのでわかりにくいけど、

○○テイストのデザインは理解できない?

とも言われていたそうです。

会話の中では「樽酒」が例に出されていましたが、さすがにその方も蔵元名までは出していませんでした。


上掲したようにホームページでは受賞酒しか出ないので、そのお酒が何かはわからないのですが、「楽天市場」で「樽酒」を検索してみると、案外あるんですね。

その中から、すぐに思いつく「菊正宗」や「吉野杉の樽酒」など、8種類をピックアップ。








さてさて、この中にイタリア人的に「理解できない?」と言われた○○テイストのものがあるのかどうか。

繰り返しになりますが、選外のものはホームページに出ないので、ここにある中でそれがあるかどうかはわかりませんが、「○○テイスト」の「○○」を実際に聞いた自分としては、そのテイストのラベルは確かにこの中にあるような。

どうしても知りたい方は、直接聞いて頂ければ。





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回収まで350年?サッポロビールの物流効率化

2024-07-23 11:44:43 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




今朝の日経。





サッポロ、工場に隣接
物流センター
年2万時間の業務削減



サッポロホールディングス(HD)傘下のサッポログループ物流は12日、サッポロビール千葉工場(千葉県船橋市)の隣接地に物流センターを新設すると発表した。投資額は約84億円。これまで工場と、少し離れた旧物流センターで2度積み込み作業をしていたが、トラックの移動がほぼなくなり年間約2万時間の業務削減につながるという。


これまで「工場でトラック積み込み」⇒「物流センター入れ」⇒「物流センターで再度トラック積み込み」と、ある意味2度手間だった積み込み等を減らすという意味で、分かりやすい効率化ですね。

「業務削減年間2万時間」という効果と、「投資額84億円」という費用がそれぞれ数字で出ていますので、思わず電卓を叩いちゃいました。

まず、物流センターのスタッフの時給って?とネットでググってみると、こんな数字が。



就職情報のindeedさんのサイト:年収や給与を調べられる機能があるんですね。


時給は1.363円となっています。
思いの外安いなぁ、とも思いつつ、削減されるという年間2万時間に掛け算すると、

(1,363円/時間)×20,000時間/年間=2,726万円/年間


おやおや、投資額84億円からするとちょっと少ないというか、単純計算だと回収するまでに350年間かかることになります。
実際には積み込み以外の業務削減や、既存施設の返還などの効果、CO2削減等々あると思われますが、いずれにせよこんな感じで効率化が進んでいくんでしょうね。

ウチもしっかり考えなきゃ。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつどこで造られた日本酒なのかがわかるそうですが、、、、、、

2024-07-22 19:04:09 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】



PRTimesでのリリースです。





“日本酒の原産地鑑定”に成功!
バイオ技術を使い「いつ、どこの酒蔵で作られたのか」までピンポイントで特定。海外で売られる偽日本酒から消費者や日本メーカーを守る新技術



DNA鑑定では産地を証明できなかった日本酒を新技術をつかって鑑定。比較データが作成できるようになったことで全世界から「本物の日本酒」であるかを証明可能に。電子タグが埋め込めない食品や飲料への展開に期待


スゴイですね。科学ですよ。


それっぽい3Dグラフなんかもありました。





でも、、、、、、、社会実装するには色々と課題もありますね、というか、本当に理解しているのかなぁ。

例えば「水や米などを分子レベルまで解析し」となっていますが、醸造プロセスを経たお酒にそのような分析が可能なのかどうか。
(それなら水の年齢を安定同位体比とかで測った方が良い?)
また、同じ蔵元でも製品によって原料米や、同じ山田錦でもその産地が異なったりしていますが、それを区別することが可能なのかどうか。
さらに、仮にこれらをすべて「区別」することができても、それが「どの蔵元」の「どの商品」の「どのロット」に該当するかという教師用参考データがあるのか。

言い換えれば、上の3つの銘柄が違う(空間にプロットされる)ということはわかりますが、第4の銘柄(あるいは同じ八海山でも違うコメのものとか)、久保田はどうなのか、というのはわからないですよね。

正直、これって科学なの?だし、あまり気持ちの良い話ではありません。
(あくまで個人の感想です)



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中央区のふるさと納税、日本酒「惣花」「新川一番船」は如何でしょうか?

2024-07-19 12:13:48 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】



ニュースで「中央区のふるさと納税の返礼品で900万円分のスーツが」というのをやっていました。

ふるさと納税額はなんと3000万円、「収入が○○円の人は××円までふるさと納税するとお得」というシミュレータで計算してみると、収入が6億円とか7億円とかが該当するようなのですが、一体誰が納税するんでしょう。

それはさておき、「他にどんな返礼品があるのかな?」と見てみると、全部で12種類あるようです。





これを見ると、スーツが2種類、築地でのBBQ体験が2種類、街歩きツアー1種類、グッズ系は「つづら」「温度計」「ブロック」「風呂敷名刺入れ」の4つ。
残りは食料品で、「ローストビーフ」「人形焼き」と「佃煮」です。


統一感がないというか、どうやって選定したんでしょうね。
ただ、ここまで少ないと、新たに食い込む余地はありそうだし、それなりの反応もあるかも。

お酒は?と考えると、新川酒問屋の流れだと、「新川一番船」と「惣花」がありますね。

この2つ、持ち込んでみようかなぁ?
(マージンをちょっともらうのも良いですね、へへへ)





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビールメーカーさんのSDGsの取り組み。17目標で落ちているのは?

2024-06-29 11:22:21 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




昨日ちょっと触れた、サントリーさんのホームページでのSDGsとの関係のプレゼンテーション。
色々な活動がSDGsの17の目標とどう結びついているかを示しているのですが、結果として目標の1,2,9,11,16,17はカバーしていない、とも見えてしまうという話。

では、他のメーカーさんもということで見てみると、キリンさんも同じような整理をされていました。





これによれば、サントリーさんで落ちていた「目標2 飢餓をゼロに」とか「目標11 都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする」とか「目標17 持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する」などが関係づけられていますが、これって三菱三綱領に代表される三菱グループの意識の反映でしょうかね。

それでは、ウチの御懇意先のサッポロさんはというと、ホームページなのに報告書のように長い説明があって、それぞれにSDGsの17目標のロゴがあったりしているのですが、、、、



サッポロさん


全部載っかっているような気もしますが、、、、真面目すぎというか、これじゃあイマイチ判りません。

最後に(順序に意味はないです)アサヒさんを見ると、こちらは200ページを冊子がダウンロードできるようになっていました。



アサヒさん


うーん、全部載っている、んでしょうね。。。。





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貧困、飢饉はしょうがないし、公正、平和な社会もねぇ?

2024-06-28 12:43:48 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】



お昼にネット記事を見ていたら、NHKの朝ドラ「虎と翼」についての評論?がありました。
この「虎と翼」、朝のバタバタの関係で実際には見ていないのですが、ウチが事務局を担っている奨学金財団「升本学術育英会」の対象が法律を学ぶ学生だということもあって、気にはなっているんですよね。

で、記事の内容ですが、「ココがスゴイ」という賞賛が中心なのですが、その流れで、SDGsとの関係について詳しく整理してありました。

目標1 あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
 ←ヒロインが戦災孤児の救済にあたる

目標2 飢餓をゼロに
 ←法律に倣い闇物資を拒否した判事をモデルにした人物が描かれた

目標4 すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
 ←戦災孤児の救済 愛の家庭裁判所を作る

目標5 ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
 ←男女平等を強調したストーリー展開

目標10 国内および国家間の不平等を是正する
 ←日本国憲法第14条を強調している

目標16 公正、平和かつ包摂的な社会を推進する
 ←日本国憲法第14条を強調したストーリー展開

目標17 持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する
 ←朝鮮からの留学生がヒロインの友達にいる


いやぁ、こんな整理の視点があるんですね。
「まだ取り入れられていない目標も描かれるだろうか」とも書いてあるので、筆者的には「脚本家もそれを意識して」というニュアンスもあるのですが、昨今、世の中の人って「この目標のどれにあたるか」などを気にしながら動いているのでしょうか。

まあ、大メーカーのCSR担当さんとかはそうなんだろうなぁ、と思い、例えばそういうのが好きそうなサントリーさんのページを見てみると、、、





確かに、SDGsの目標と紐づけた絵が出ていて、見ていくと目標3,4,5,6,7,8,10,12,13,14,15と紐づいているようです。
(確かに「アルコール問題への対応」というのは「目標3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」と結びつきますけど、ね)

じゃあ抜けているものはどれかというと、以下の5つ。

目標1 あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

目標2 飢餓をゼロに

目標9 レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

目標11 都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

目標16 公正、平和かつ包摂的な社会を推進する

目標17 持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する


なるほどね。

これら抜けているものって、より公益的なものとか、社会貢献の性格が強いものですが、カッコつけずに「抜けている」ことを明示するというのはそう言う意識なのかなぁ。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本酒のアルコール度数の分布を逆算してみた件

2024-06-25 11:50:39 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




昨日話題にした、国税庁の「全国市販酒類調査」による「アルコール度数」の分析結果。
知りたかったのは、日本酒のアルコール度数はどんな感じの分布?なのですが、公表データでは「平均値」と「標準偏差」しかなかったという残念なお話。





これで分布の形を知るには、標準偏差から逆算するしかないのですが、「明日にでもやってみましょう」としたのでやってみました。

「標準偏差」などは正規分布であると仮定しての算出なので、逆算も正規分布の式が必要。
もう何十年も離れているし、式を探してきた。





なるほど、で、これをエクセルで計算してグラフを作ってみた。





何で本醸造酒でピークが1を超えるのか?(計算上の確率と確率密度の違い?)とか色々ありますが、まずはこれを正しいとして見てみましょう。

これは平均値でもわかるのですが、純米酒<一般酒<本醸造酒<吟醸酒の順にアルコール度数が高くなっていきます。
その上で、山の高さや拡がりが分布系なのですが、最も特徴的なのは本醸造酒でピークが細くて高い
その一方、純米酒は高さが低く、拡がりも大きくなっています。

この解釈には色々ありそうですが、本醸造酒はアル添しているし加水調整もするので、狙ったゾーンに集中しやすい一方、純米酒はアル添がないのと、最近では「味を出すために加水をせず低い度数で仕上げる」ものも出てきている分、分布に拡がりが出てくるのかも。

いやぁ、面白い。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本酒のアルコール度数は結局何度くらい?

2024-06-24 13:05:28 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




先般、日本酒の度数って?という話題で、ネット通販の分類とかだと良く分からない、ということを記しました。
リベンジで探していたら、以前にも話題にしたことがある、国税庁の「全国市販酒類調査」を再発見。



今年3月に令和4年分が出たようですね。


これ、国税庁が小売りされているお酒を購入して分析しているというもの。

全ての品目について、各国税局管内の製造者全体のおよそ4分の1に当たる数の製造
者を選定し、これらの製造者が製造している商品を小売販売場から購入しました。4年
でおおむね全ての製造者が製造する全ての品目の酒類が選定されるよう、計画的に選定
しています。


そこに「アルコール度数」というのもあります。

ただ、結果の公表はこんな感じ。





※本調査においては、純米吟醸酒、純米大吟醸酒及び大吟醸酒は「吟醸酒」に、
特別純米酒は「純米酒」に、特別本醸造酒は「本醸造酒」に含めています。






内訳?的なものについて、経年変化は出ていて「横ばい(最近増えているようにも見えるけど、わずかな差だからなのでしょう)」とか出ていますが、「どんな度数が多いか」については出ておらず、上の表のように、平均値と標準偏差だけ。

平均値からは、吟醸酒>本醸造酒>一般酒>純米酒の順にアルコール度数が下がっていくことはわかります。
どれも15.●●度だし、「ざっくり15度」ということですね。

でも、「どんな度数が多いか」など、分布の形は標準偏差から推し量るしかないけど、、、、明日にでもやってみましょう。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飲酒が女性を蝕んでいると!?

2024-06-19 18:11:46 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】



日曜日の日経。





見出しって大げさに書くし、と思えども、記事でもこんな感じで書かれている。

①生活習慣病のリスクを高めるような飲酒をしている女性が年々増えている。
②「50-59歳女性」は「男性平均」を上回る。
③東京都では(トータルでも)女性が男性を上回る。


①はまあそうかな、とも思いますし、②は酒離れの進む若い人を入れた数字と比較しても意味ないのですが、③はちょっと意外ですね。
実際、酒類業界では今でも「女性にもっと飲んでもらおう」としてますし。

これ、ニッセイ基礎研の出している数字だったり論説だったりするようなのですが、ニッセイ基礎研は前職でも仕事をしましたが結構ちゃんとした分析をするところなので、それ自体は事実なのでしょう。

詳しくはレポートとか見なきゃ、なのでしょうが、恐らくこんなことかな?

・社会進出(古い!)や酒を飲むことも含め、おばさんのおっさん化が進んでいる。

・「リスクを高めるようなの飲酒」の量が男女で違う(加えて言えば、その量の取り方が真実とは違う)

ということで、これについてはまた今度。





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本酒の度数はどの辺りが多いのでしょうか?

2024-06-15 11:41:45 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




昨日は、お取引先蔵元さんの日本酒が「KURA MASTER(クラマスター)」でプラチナ賞を頂き、そのアルコール度数が11度と日本酒としては低い度数のもので!ということに触れました。

「11度は日本酒にしては低い」ことは経験上確かなのですが、どのくらい珍しいのかな?
世の中EBPM(←お役所が好きですね)なので、何かデータがないかと考えてみた。

すると、通販サイトの「楽天」には「アルコール度数で選ぶ」という検索機能があることがわかりました。





それぞれを選んだ場合の件数も出るので、エクセルでグラフ化してみたら、こうなった。





一見、ちょっと尖っているけど両裾に拡がる正規分布のような形状で、ある意味美しい!グラフですが、横軸(アルコール度数)をよく見ると、

・最も件数の多いのが9~9.9%
・20~29という区間が存在しない

など、おかしな点があります。





理由を考えてみるに、普通の度数(14とか15とか16度とか、、)のお酒の場合、あえて度数を登録しないという可能性もありますが、それでも9~9.9%よりもけた違いに多いはずの10~14%、15~19%というのが少ないのは超疑問。

ただ見ていても解決されないので、他のネットショップとしてAmazonやYahoo!も見てみたのですが、残念ながらアルコール度数での検索タグはありませんでした。

うーん、週末なのに気になることが残っちゃいました。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公共の場に掲出される広告として意義深い?それともあるまじき?

2024-06-06 15:13:49 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】





今朝の日経、芸術欄。

「世界を変えた公共広告」というシリーズで取り上げられている、コロナ禍の下でのハイネケンの広告。





「ShutterAds」というシリーズで、営業停止を余儀なくされた飲食店の支援の意味も込め、飲食店のシャッターを広告枠として買って掲出した広告。

See this ad today, enjoi this bar tomorro.
(今日はこの広告を見て、明日はこのバーで楽しもう)



金銭的な支援はもとより、飲食店との絆や、「お酒を飲むって楽しい」という社会への呼びかけも含め、公共の場に掲出される意義深い広告として数々の賞もとったようですし、この新聞のコラムでも評価されています。

Heineken - Shutter Ads (case study)

Youtubeでも!


いや、自分もそう思うのですが、心配になったのは先般の京急蒲田駅の「京急蒲タコハイ駅」の広告騒動

飲酒反対を謳う団体が「公共の場に掲出される広告としてあるまじき」として批判を繰り広げ一部掲出中止まで追い込んだ運動ですが、彼らはこのハイネケンの広告をどう見ているんでしょうか。
こんなのに賞をやるなんて!日経が記事にするなんて!と今頃大変なのかもしれませんね。

あーあ。



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意外にも、実は日本人はワインの中ではスパークリングワインが好きだった。

2024-06-01 11:45:13 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




一昨日かな、スパークリングワインの消費量の世界ランキングは1位はなんとドイツで、ということに触れました。

その時いくつかデータを見たのですが、知っているようで知らないことって色々あるんですよね。その一つが同じスパークリングワインでも、日本での状況

断片的な知識で、よくこんな会話をしたりしてます。

日本でもっとスパークリングを売りたいんですよね。外国に比べて全然売れないんですよ。ロゼワインもそうですけど、シェアも少ないし。


上の発言で「外国に比べ全然売れない」というのは、例えば一昨日の「ドイツの消費量350MioL」は多分ミリオンリットルなので3億5千万リットル。
これに対し日本の消費量を輸入量で代替すると4千500万リットル(たぶん)なので、けたが一つ違う感じで、「全然売れない」のは事実

ただ、「シェアが少ない」については、こんなデータが出ていました。



VIVINO


2011-2015のデータであるとか、色々調整はいるのでしょうが、これは各国のワイン消費量に対するスパークリングワインのシェア

これを見ると、1位はフィンランドで10.94%。要は10本に1本はスパークリングワイン、ということですね。2位はイタリアでこれもほぼ同水準
何故フィンランド-イタリアとくるのかよく判りませんが、10本に1本とは少ない気もしますね。

で、3位のスウェーデンに続き4位は日本です!!!
7.29%なのでなかなかの水準。

一方、消費総量では最大のドイツは2.77%で30~40位の辺り、フランスも20位くらいとなっています。

ランキングを見ると上位は北欧だったり、東欧があったり、ワインの消費総量とは違う傾向のようですね。

因みに、我が家はこの割合ではぶっちぎりの世界一。
お刺身など和食にも合うので、週末の家飲みはスパークリングにするので。

それも考え合わせると、「そもそもワインを水代わりに飲むのかどうか」というのかや、「スパークリングワインを飲むシーンをどう考えているのか(日常?祝祭?)」等に因っているようにも見えますね

いや、データを見るって大事です。



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツってスパークリングワイン大国だった。

2024-05-29 12:52:21 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】


そろそろ冷房が欲しくなるような暑さになってきました。

夏だ!スパークリングワインだ!と、スパークリングワインのマーケット動向を調べていたら、なぜかドイツのインフォグラフィックのサイトが引っかかりました。





ドイツ語なので良く判りませんが、Schaumweinというのがスパークリングワインのようです。

左上の1,76というのは恐らく生産量で、その下の表が国別の生産量のようです。
1位のFrankreichはフランスですね。昔のフランク帝国の名残の呼称だと以前習いました。
ちなみにこの表だと、2位はイタリア、3位はドイツ、以下スペイン、ロシアとなっています。
イタリア、スペインはさておき、ドイツとかロシアが生産量が多いのが「へぇ~」ですね。

で、翻って右側は「Schaumwein getrunken」。getrunkenは英語drinkのお友達?みたいなので、消費量でしょう。

これの1位はなんとドイツ。続いて2位フランス、3位ロシアです。

1位がドイツとは驚きです。
ビール好きなので炭酸好きなのかな?

消費量が多いので生産量も多いんですね。
(ロシアもそうかな)

「スパークリング好き」なのですが、知らないことってたくさんあるんですね。

楽しいなぁ。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

枡タワー。普通に積むとnの2乗で増えますが「らせん積み」というのがあるんですね。

2024-05-27 11:02:45 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】


先週、全国新酒鑑評会の結果が発表されました。
ウチでも金賞リストを見ながらお取引先の蔵元さんの名前があるとかないとか調べたりしていたのですが、ネットでも色々ニュースになっていますね。

それで思い出すのが「福島県」。
金賞の数が全国1位というのが永らく続いていて、発表の日に県の方で集計して発表!というのがよくニュースになっていますね。
今年の金賞は18銘柄。残念ながら19銘柄の兵庫県に1位を譲った形になりましたが、上の写真のニュースは、「それでもお祝い」ということですね。



お祝い!18段「升タワー」 磐梯山温泉ホテル、金賞18銘柄記念

県内18銘柄の全国新酒鑑評会金賞獲得を記念し、磐梯町の星野リゾート磐梯山温泉ホテルで22日、シャンパンタワーならぬ「升タワー」がお目見えした。鑑評会の審査結果発表に合わせ、県産酒を盛り上げるためにホテルが初めて企画し、宿泊者に金賞銘柄の県産酒を振る舞った。

「升タワー」というネーミング。
升の段数は金賞を受けた18銘柄にちなみ18段だそうですが、どうやって積むのか気になりますね。
(赤・黒の塗り枡というのもちょっと面白いですね。一瞬モザイク化と思いましたが)

普通に積んでいくと、上から1段目は1個、2段目は4個、3段目は9個と段数の2乗で増えていって18段目は324個になってしまいますが、それでは大変なことになるからでしょうか、写真にあるように「らせん状」に積んであります。

直感的にはどうなっているのか良く分かりませんが、ちょっと考えてみてわかったら今度ご紹介しますね。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする