牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

コルク、スクリュー、プラスチック。ワインの栓を考えた水曜深夜。

2017-08-31 12:51:49 | 酒の道具など
                           
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2週連続、でした。



先週今週と、あるお客様に「セット物」としてお納めしている、お手頃価格のワインを社販買い。


で、先週「!!!」となったことが、昨夜もまた発生しました。


こちら


写真では今一つわかりませんが、抜栓した後、再度栓を挿して傾けると、ちょろちょろっとワインが出てくるんです!!!


実際には冷蔵庫で横に寝かせて入れたら、次の瞬間漏れてきた。


うーん、困った。


先週(別のワインですが)に引き続き、ということで、もしかしたら栓を抜く際にコルク抜きの針が刺さった孔から?とも思いましたが、どうも違う(というか、針の孔は貫通していません
)。




沈思黙考3分。結論は、どちらもコルクがプラスチック製(というか、プラスチック栓)だから。
栓と瓶の口の壁の微妙な隙間から出てきてしまっていたようです。

普通のコルクの栓を挿し直してみたら、コルクがワインに浸ると膨張するのか、そんなことはありません。



以前、ワインの品質劣化(ブショネ)について書いた際に、「スクリュー栓、樹脂栓(プラスチック栓)ではブショネは発生しない(ので比較優位)」と書きましたが、逆にブラスチック栓には、こんなことがあるんですね。


今回(先週も)は幸か不幸か横にしたらすぐに漏れたので大事には至りませんでしたが、ささっとしまっちゃって一晩寝て起きたら翌朝、冷蔵庫がワインまみれ、というのは困りますよね。
(というか、すごく叱られると思う)

色々あるワインの栓、整理するとこんな感じ。

コルク栓:外観の雰囲気○、空ける際の雰囲気○、開封後の密閉性○、長期保存○、ブショネのリスク×

集成コルク栓:外観の雰囲気○、空ける際の雰囲気△、開封後の密閉性○、長期保存△、ブショネのリスク×

プラスチック栓:外観の雰囲気○、空ける際の雰囲気△、開封後の密閉性×、長期保存×、ブショネのリスク○

スクリューキャップ:外観の雰囲気×、空ける際の雰囲気△、開封後の密閉性○、長期保存×、ブショネのリスク○



さすがに一日で一本をまるまる飲むことは(あまり)ないので、それを考えるとプラスチック栓のワインは避けたい、と思ったりしますが、キャップシールがかかっているとコルク栓との見分けはつきませんし。

まあ、抜栓した後は、食卓に転がっているコルク栓を挿せば済むんですけど。


深夜のコルク栓をめぐる考察、でした。



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ご当地キティちゃんかペナントか。ビール缶で出来た模型です。

2017-08-30 12:12:12 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】



定点観測というか、海外旅行に行った際には、その地のお酒(ビールとか)を飲んでみるのはもちろんのこと、チャンスがあれば現地のノートとか地図帳とかを買うことにしています。

同じものでも国が違えば、という感じで、まあ、日本の観光地で言うと「ペナント」でしょうか(ちょっと違う?むしろご当地キティちゃん?)。

で、バンコクで面白いお土産を見つけました。

こちら

バンコク名物の三輪車「トゥクトゥク」の模型ですが、何が面白いのかは、上から見てみましょう。

ほら

実はコレ、タイ産の缶ビールの缶から造ったもの。

元の缶ビールは、こちらの「チャーン(Chang)」。



「シンハー」とまではいかないものの、「LEO」と並んで、街中で良く見かけるビールです。

獅子系のシンハー、LEOに対し、象のロゴがタイらしい、です。

始めは見つけたお店のオリジナル?と思っていたのですが、その後何カ所かで見かけたので、ある程度大々的に作っているようです。

でも、一個一個違っていて、まさに手造り。良く出来ていますよ。



これも人件費の安いタイならではでしょうか。



それにしてもこの模型、地元のビールの缶ということで思い出になりますよね。
値段も手頃だし、トルコではエフェス、ベルリンではBerliner Pilsner、ベトナムでは333、など、各国展開できそうですね。

タイと違ってトゥクトゥクのような名物乗り物はないので、その辺りが工夫のしどころでしょうか。

日本だったら浅草辺りを流している「人力車」ですね。

バラして設計図をおこして、作ってみようかしら。



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やっぱり東芝さんは苦戦中?「AI」アルコールチェッカーTISPY

2017-08-29 13:09:12 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】




ビジネスマンパーソンの方々は、毎日一喜一憂しているのでしょうか。



今日もまた、日経新聞の一面(だけでなく他の面も)では「東芝」関連の記事が掲載されています。

ポンコツビジネスマンからすると、「書く方も読む方も興味本位」では、とも思ってしまいますが、そういえば、これもまた東芝さんでした。



アルコールガジェット「TISPY」です。

アルコールセンサーとメモリーカードを組み合わせて、体内のアルコール濃度を測定してデータを蓄積する学習型のアルコールガジェット(略)
飲み過ぎて次の日に影響が出てしまう前に、学習型アルコールガジェットTISPYで大人の新習慣を始めてみませんか。


といっても???ですよね。

要は、息を吹きかけるタイプのアルコールセンサーが内蔵されていて、お酒を飲みながら息を吹きかけると、その都度、呼気中のアルコール濃度が計測・記録されるというもの。

さらに、翌日「二日酔いになったかどうか」を入力すると、それを覚えてくれて次回以降「このペースだと二日酔いになるよ」と教えてくれるというものです。

人間が学習する代わりに機械が、という、まさにAIですよ。
(そういえば、人間AIで毎日マメに日記をつけている下谷の旦那は、おそらく飲んだ量とか二日酔いの状況とかメモっているのでしょう。それが役立っているか、聞いてみようっと)
しかも「本体中央には有機ELディスプレイが搭載されており、TISPYは情報を知らせる時だけ、さりげなく文字を浮き出させます」と大人の対応。



これ、昨年でしょうか、クラウドファンディングのサイトで資金を募っていたのが(ちょっと)話題になっていました。



その時は、目標金額(150万円)の10倍以上の資金が集まっていて、「ふーん、みんな関心が高いんだ」と思ったことを覚えています。

そんな中「企画:東芝」というのを見て、「巨大メーカーの東芝がクラウドファンディング?」というのも印象に残っていましたが、、、、、。


で、このTISPYを思い出したのは、日経の東芝の記事だけでなく、ネットニュースの画面で「33%OFF」と広告が出ていたkら。

ほら

クラウドファンディングで資金を募る場合の出資者特典の多くは「ファンディングでその商品(の最初のロット)を特別価格で入手できる」という仕組みなのですが、このTISPYもそうで、「商品化の暁には13,000円超のTISPYを出資金8,800円で一個貰える」という募り方をしていました。

それが、、、、、、結局その金額で売っちゃうんですか。。。


なーんかなぁ、と思いつつ、二日酔い対策には良さそう?だし、そもそも「割引」とか「特価」とか「今だけ」に弱いんだよなぁ(典型的な無駄使い消費者パターン)。


8/31までの限定特価らしいので、あと3日の我慢です。




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本のあるカフェバーと、お酒のある本屋さんと。

2017-08-28 13:38:00 | 酒の本棚(書評?)
                           
                           【公式HPはこちら↑】






個人情報に属することかもしれませんが、新聞は日経新聞と毎日新聞をとっています。


かたやビジネスマン向け、大企業・体制寄りの日経新聞に対し、朝日新聞が先鋭化しているのに対し、かたやリベラルというか良く分からない毎日新聞。
(ただ、毎日新聞が署名記事が多く、記者によって論調も異なるところが「良く分からない」理由の一つですが、署名記事ってやはり大事だと思います)


そんな両紙ですが、相次いで似たようなネタが出ていました。


まずは毎日新聞

こちら

「新本屋道~キラリの一店」というコラム(これも署名ですね。広瀬登、とあります)。

ブックハウスカフェ(東京都千代田区)~絵本とお酒の共通点

150店を超える古書店がひしめく東京・神保町。岩波書店や小学館をはじめ、出版社も多く集まる本の街だ。「ブックハウスカフェ」は、そんな一帯で神殿風の柱とガラス張りの正面がひときわ目を引く「北沢ビル」の1階に入る。
神保町唯一の新刊児童書専門店として前身の「ブックハウス神保町」(2月閉店)の志を受け継ぎ、5月5日の「こどもの日」にオープンした。
日中はコーヒーや紅茶、夕方からはお酒が楽しめるソファスペースを、約1万2000冊の絵本や児童書が(中略)



「本屋さん」をカフェ(&バー)化しようというもの、ですね。

これに対し、日経新聞ではこんな囲み記事が。

ほら

いまどき図書館
武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)~夜はお供にアルコール

武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)は、館内の本や雑誌を持ち込めるカフェが人気スポットだ。
店内にはジャズやクラシックが静かに流れ、午後5時以降はアルコールも注文できる。
仕事帰りの会社員がカウンターに腰掛け、グラス片手にお気に入りの本を読みふける姿が館内に夜の雰囲気を漂わせる。(中略)


こちらは「図書館」のカフェ(バー)化です。

いわゆるブックカフェ(バー)というのは、本来はカフェ(バー)で、そこに本を置いて、というもので、本の種類も店主の方の趣味等が色濃く反映されたもので、冊数も限られています、というか、本を読みに来るというより、店主さん等とのコミュニケーションも含め、雰囲気を楽しむというもの。


これに対し、紹介された2つはそれぞれ本屋さんと図書館という、本を扱うのが本業のスペースに、カフェ(バー)を併設したもので、主役は「本」。


確かに本(を読むこと)とお酒というのはマッチしますし、その意味では本が主役のこちら側にも結構ニーズがある気がします。

ただ、特に本屋さんの場合、「売り物」を買わずに読むという仕組みはなかなか悩ましいものがありますね。
(この前いった古本屋さんでは、古本を買ったら、お茶券がついてきて、買った本で一服、できました)


ウチもお酒のように「売るほど」ではないけれど、お酒の本も色々あるし、、、、、

ほら


酒ブックカフェ、とか考えてみようかなぁ。




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犬のみなさん、ご用命はお早めに!干支? 犬(戌)のワインです。

2017-08-27 13:57:57 | 酒のご紹介
                           
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いやぁ、残暑と言うには気合の入りすぎている暑さですが、百貨店の今冬のお歳暮の商談は既に終了し、インポーターさんからは新年向けの商品のご案内も来ました。


こちら


来年の干支「戌(犬)」にちなんだラベルのワインです。


スペインの「La GRANJA(ラ・グランハ)」というブランドです。


「ラ・グランハ」とはスペイン語で「農場」という意味。

世界中の食卓に「笑顔」と「おいしさ」という2つのHAPPINESSをお届けすることをコンセプトとするブランドです。

というもので、このワインに限らず、ラベルの絵には農場で見かけるような動物などが描かれています。
(なんでも、スペインでも高名な現代画家「エンリケ・トリホス」さんが特別に描いたものらしい。日本で言ったら誰になるんだろう?東山魁夷さん?千住博さん?)


そういえば、一年前には同じ「La GRANJA」のこんなラベル(のワイン)もご紹介頂きました。

これ

そう、まさに酉(トリ)年の鶏、です。



そんな中、今年のラベルをまじまじと見て思った。

このラベル

上の鶏のラベルと比べ、鶏の方がキュートでユーモアがあるような、というのは自分の主観ですが、客観的にも違いがあるのにお気づきでしょうか。


再掲しましょう


どこ?



まず1つめは、犬の方は、下に「YEAR OF THE DOG」と書かれています。
「戌年」ということでしょうか。YEARにも「THE」がつくような気もしますし、要らないような気もしますが、、、、。


そして2つめはヴィンテージが入っていないこと。


恐らく、昨年、鶏のラベルを「干支ラベル」として売った際に、「ヴィンテージの年号が新年じゃあない!(当たり前)」とか「これ、使いまわしではなく本当に新年用なの?」という突っ込みを受けてのことだと思われます。


その意味では「改善」なのかもしれませんが、少し冷静になってみると、そうでもない。


ワインにヴィンテージが入っていないのって、どちらかというとネガティブなイメージがあるし、「YEAR OF THE DOG」と書かれてしまうと、その時期以外に売るのが難しくなってしまう。


何も書かれていなければ、犬好きの人にも売れそうですし、新年の御挨拶も「干支ボトルですよ」と持っていくより、「干支にちなんで犬のラベルを探してきました」の方がクールではないでしょうか。


この辺りのセンスと戦略、いろいろ分かれるところでしょう。


とは言え、ウチでもちょっと仕入れてみましょう。

インポーターさんの〆切は9月初旬。先着順の限定輸入らしい。


犬の皆さん、ご用命はお早めに。




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原発事故で多くを失った大堀相馬焼。原発を拒否した松郷屋焼の地元「巻」

2017-08-26 13:13:13 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】



数日前(とその前も)ご紹介した、越後(新潟)で生産された北海道向けの焼酎徳利「松郷屋焼」

さらに調べてみると(しつこい!)、も一つ興味深いことが判明しました。

出所は、「湊町新潟の歴史と文化を愛する市民サークルです」という「新潟ハイカラ文庫」さんというサイト。


そこに「福島(大堀)相馬焼と新潟松郷屋焼の縁」というページ(記事)がありました。

それによれば福島県・相馬と越後との縁は、天明の大飢饉後、相馬が越後から多くの移民を呼び込んだことに始まるそうです。


そして相馬に移り住んだ人々(やその子孫)の中に、相馬の焼き物である大堀相馬焼の技術を習得し、越後に里帰りした人がいて、地元の越後で窯を築き独立し「松郷屋焼」が成立したというのです。


つまり、新潟松郷屋焼のルーツは、福島の大堀相馬焼、ということ。



相馬焼、知っていますよ、というか、ウチでも取り扱ったことのある酒器です。

こんなの

先般ご紹介した松郷屋焼と比べてみて、、、、、正直、あんまり似ていませんね。


(先般の使いまわし)

ただ、確かにどちらも芸術品的な気取りは少なく、生活雑器的な温かみがある部分は共通しています。



そんな中、思ったのは、もう一つの類似性。

実は大堀相馬焼の窯はあの福島第一原発から約10キロの場所にあり、地震により各窯元さんの窯が壊れたのはもちろん、原発事故で避難を余儀なくされています。

しかも、相馬焼の特徴の一つ「青ひび」はこの近辺で採られる石由来の釉薬によってできるということで、相馬焼は原料も、も、造る人、その全てを原発事故によって奪われたということ。

現在、組合が二本松市に共同の窯場なども整備されましたが、まだまだですし、政府は、というと、昨日触れたように、オリンピックに呆けています。

そして、新潟の「松郷屋焼」。

現在の住所は新潟市西蒲区ですが、新潟市に合併される前は「西蒲原郡巻町」

そう、この町で計画されていた「巻原子力発電所」の建設の是非を問う、全国で初めての住民投票が行われた町。

この住民投票では原発反対派が大差で勝利し、数年後、原子力発電所計画が撤回されました。

「親」の大堀相馬焼は原発事故で多くを失いましたが、その「子」の松郷屋焼は、今も続いています。

これも何かの縁、というより、しっかり考えていかないといけない事実ですね。



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「10都県」ってご存知ですか? 日本酒の輸入禁止対象です。

2017-08-25 13:10:13 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】







一昨日のフローを再掲しましょう。






中国への輸出の際の制限(中国の輸入規制)等ですね。

一昨日は冒頭の「HSコード」をネタにしましたが、今日の左端のフロー。

「10都県」は、「輸入停止品目」となっています。


10都県?


注にありますね。「福島、群馬、栃木、茨城、宮城、新潟、長野、埼玉、東京、千葉」のこと。

実は、中国ではこれらの都県からの食品(お酒を含む)は、福島原発事故(の風評)の影響で輸入禁止となっているのです。


確かにお酒の原料はお米(や水)ですが、原料のお米等も問題ないと思われるものを仕入れ、しかもきちんと検査されているだろうし、製造プロセスで混入することはまずないでしょう。
それなのに輸入禁止とは、、、厳しい!!!

しかも「10都県」というのもちょっと違和感ありますよね(東京が×で、山形は○、というのも???です)。

他の国を見ても、「きのこ」などお酒以外の食品は現在でも輸入を禁止している国も散見されますが、お酒の場合、放射性物質の検査証明書が必要な国はあるものの、輸入禁止は中国のみ。


科学的な根拠なのか、国民の放射能に対する意識・感情なのか、あるいは政治的な意図があるのかはわかりませんが、、、、、。


その意味で「過剰反応では?」と言うってしまうのは簡単ですが、多くの国での福島やその周辺の都県の「きのこ」の輸入禁止などは納得してしまうことを考えると、やはり福島原発の事故というのはそれほど重い、ということでしょう。


そんな現状で、というよりそんな現在よりさらに4年前(たしか)、東京オリンピック招致の演説で、

フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています(アンダー・コントロール)。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。

と述べたどこかの国の総理大臣は一体何を考えているんでしょうかね。

あるいは「中国の輸入禁止は、それに当たらない」とか、ムニャムニャいうのでしょうか。

とにかく、こういう状況を少しでも良くするためにするべきこと、できること、考えることは山ほどあるはず。

東京オリンピックのことを考えたりお金をかけたりするより、そっちの方が大事だと思うのですが。。。。。。
(加計とか森友への口利きは論外)



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出荷側?販売側?消費側? 日本のワイン消費は減っている?

2017-08-24 12:55:03 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




タイトルだけ見ると、良く分からなかった。



ワイン国内出荷、9年ぶり減

チリ産、人気が一服



ちょっと前の日経記事。


甲州ワインとか頑張っているけど、国産のワイン全体では伸び悩んでいるのかなぁ、と思いました。

そして輸入ワインではチリ産ワインが頭打ち、なのかと。


ちなみに記事は


こちら


ワイン大手メルシャンがまとめた調査によると、国産と輸入を合わせた2016年の国内ワイン出荷量が9年ぶりに減った。
低価格のチリ産ワインの普及を追い風にブームが続いてきたが、価格競争の激化で質が低下し消費者が離れたとの指摘もある。
飲料業界は欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)で関税が即時撤廃される欧州産に期待をかける。(後略)




なるほど、「国内」というのは、インポーターさんからの輸入ワインの国内出荷と、国内メーカーからの国内出荷とを合わせたものなんですね。
(観光客などが国内で買って海外に持ち出すごく一部を除くと、ほぼ国内消費量に相当します、ね)


そう思って記事を読むと確かにそうですし、グラフなどもそれを示しているのですが、自分的には「国産ワインの話」と「チリワインの話」が独立の話だと思っていました。

せめて「国産ワインは堅調だが、チリ産ワインの伸び悩みで国内出荷の総量は減少」としてくれればよいのに。
(でも、タイトルとしては長すぎるので、、、、、しょうがないのかなぁ)


それはそれとして、このように「日本でワインがどのくらい飲まれているか」的なことを見る場合、上記のような大元(メーカーやインポーター)での統計(これを①としましょう)に加え、②酒販店や飲食店などでの販売量など流通サイドでの統計、そして③消費者側の統計、などがあります。

ただ、②については、酒販店さん⇒飲食店への販売がダブルカウントになるけどそれを整理する方法が難しいし、③は家庭での消費と飲食店での消費などもある中で、「飲食店での支払いのうち(例えば)ワインの値段」を切り出して調査するのは難しいし、で結局①になってしまうようです。

ただ、①の最上流の統計では「最終消費がどんな人がどんな時に」ということなどわからないので、消費トレンドなどを見ることができません。

消費側の統計、何とかならないモノなのでしょうか。

(都会などでは)POSシステムもどんどん導入されていますし、うまい方法があるような気もするのですが、、、、、。

世の中では「統計改革」が言われているようですが、アベノミクスの効果を高く出す(GDPを大きくする)だけでなく、この辺りにも注目して欲しい、ですね。
(金はないけど、知恵は出しますよ。汗もかきますし)



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その他大勢にされた日本酒。HSコードって知っていますか?

2017-08-23 12:55:55 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】






海外の壁、でしょうか。



日本へのインバウンド観光客の増加や海外での日本酒ブーム?を受け、(タマに)海外輸出関連の御相談を受けることも。

まあ、ウチは小さい所帯ですので、越境EC!!ガンガンガンという感じではなく、頂いた御相談に対し、他社さんへの振り向けも含め、真摯にご対応しているというのが実情。

そんな中、やはり現状も勉強しないとね、ということで、中国等への輸出の手順等を調べてみたら、こんなチャートが出てきました。





冒頭、「HSコードは01~24類か?」から分岐が始まります。



HSコード?



これ、国際標準の貿易品目のコードのこと。


アルコールは「01~24類」の「22類」に相当します。


HSコード 22 - 飲料、アルコール、食酢


で、この22類なのですが、さらに9つに細分類されています。


HSコード 2201 水(天然又は人造の鉱水及び炭酸水を含むものとし、砂糖その他の甘味料又は香味料を加えたものを除…

HSコード 2202 水(鉱水及び炭酸水を含むものとし、砂糖その他の甘味料又は香味料を加えたものに限る。)その他の…

HSコード 2203 ビール

HSコード 2204 ぶどう酒(強化ぶどう酒を含むものとし、生鮮のぶどうから製造したものに限る。)及びぶどう搾汁(…

HSコード 2205 ベルモットその他のぶどう酒(生鮮のぶどうから製造したもので、植物又は芳香性物質により香味を付…

HSコード 2206 その他の発酵酒(例えば、りんご酒、なし酒及びミード)並びに発酵酒とアルコールを含有しない飲料…

HSコード 2207 エチルアルコール(変性させてないものでアルコール分が80%以上のものに限る。)及び変性アルコー…

HSコード 2208 エチルアルコール(変性させてないものでアルコール分が80%未満のものに限る。)及び蒸留酒、リキュール、、、

HSコード 2209 食酢及び酢酸から得た食酢代用物



なるほど、ビールはHS2203、ワインはHS2204なんですね。
ウイスキー、焼酎などは、「蒸留酒」のHS2208になるのでしょう。


では、日本酒は?


正解は、HS2206「その他の発酵酒」。それっぽい言葉は出てきませんが、これに該当します。


確かに発酵酒だし、ワインではないけど、「例えば」にある「りんご酒、なし酒及びミード」を見て日本酒は想像しませんよね。


つまり、国際的な貿易品としては、例示すらされない「その他」になってしまうんですね。

ちょっと残念、というか、日本酒の地位向上のためには、その辺りから変えて行きたいものですね。


これって外務省?財務省?の管轄でしょうか。

大臣は河野さん、麻生さん、、、、、、、あぁぁぁ。



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越後のちりめん、ではなくて焼酎徳利は「松郷屋焼」あるいは「松前徳利」というらしい。

2017-08-22 12:57:12 | 酒の道具など
                           
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昨日の記事で越後のちりめん、ではなくて越後名産?の焼酎徳利というのに触れましたが、気になってもう少し調べてみました。

いやぁ、ネットというのは便利なものですね。とても充実したサイトもあったのですが、個人サイトのようなので遠慮することにして、


こちら


新潟市の歴史博物館で平成20年度の企画展として催された「酒蔵 ―近代新潟の酒造り―」での展示品「焼酎徳利」です。
(所蔵は新潟市巻郷土資料館、とのこと)


で、この焼酎徳利は、

道南ブロック博物館施設等連絡協議会ブログ」によれば、

越後産焼酎徳利は、その名のとおり、越後の窯(現在の新潟県新潟市巻町・阿賀野市笹神村周辺)で生産されたものです。
一度素焼をした器に鉄釉やナマコ釉を施し、再度焼成した後、焼酎を詰めて新潟湊から北前船で出荷されました。
主な出荷先が北海道(当時は松前藩領・蝦夷地)であったことから「松前徳利」と呼ばれたり、八合入りであったことから「八合徳利」とも呼ばれ、本州から労働力として移住してきた和人や、漁場などで和人に混じって半ば強制的に働かされていたアイヌの人々が使用していたと考えられます。


ということです。

地元(新潟)では「松郷屋焼」と呼ばれていたようです。
新潟市所有の文化財?「「旧齋藤家別邸」でも展示が開かれていたようです。


こちら

このポスターにはこんな風に書かれていました。


新潟市西蒲区で明治期に最盛期を迎えた松郷屋焼。
その多くは焼酎が詰められ北海道へと出荷されました。独特な形の徳利には様々な釉調がみられ、当時の手仕事の温かみを感じます。しかし、残念ながら容器という消耗品の運命か現存する数は多くありません。そして、戦後まもなく最後の窯が廃業しました。
今回は焼酎徳利を中心に、多様な日用雑器など40点ほどを展示いたします。


この「松郷屋焼」、代表的ものが北海道向けの焼酎容器だったんですね。

最盛期の生産量は、年間20万本とも30万本とも。
仮に継続期間が10数年としても、100万200万は北海道に移入されたはずです。

今から百年前くらいの最初の国勢調査での北海道の人口が235万、世帯数が45万ですから、1家に2本とか4本とかあったことに。

それだけ生産・普及していたのですから、多くは使い捨てになったにせよ、再度お酒などの容器として使いまわされたり、花入れとかにリサイクルされたりして、残っていそうなものですが、そうでもなさそうなのが不思議ですね。
(骨董品屋さんでネット販売しているものもありましたが、かなり高かったし、ヤフオクでは1点しかなかった)

いやぁ、モノと言うのは本当に儚いものですね。

今度北海道に行ったときに古道具屋さんとか寄って探してみましょう。



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どちらにしようかな、、禁酒令時代の奥尻島の焼酎とっくり

2017-08-21 12:26:12 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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「ネタ」として新聞記事のクリップ(写メ)をしているのですが、これは2回分使えそうなクリップですね。


こちら


上段の記事は「禁酒令時代の焼酎とっくり」、下段の記事は「独の百貨店に日本酒売場」となっています。


下段の百貨店は、、、、、あ、ベルリンのKaDeBeですね。昨年行って、ご紹介しましたよ!



と、いうことで、今日は上段の記事の方で書いてみましょう。


とっくりの出所は北海道の奥尻島。

この奥尻島では、なんでも約130年前に禁酒令が敷かれたらしい。

理由は、記事によれば「不漁続きで酒に溺れる漁師が多く、戒めるために現在の町長にあたる「戸長」が禁酒を命じた。違反者には罰金を科したという」とのこと。


このとっくり、割れた状態で発見されたそうですが、偶然落としたにしては破片が細かいことから、禁酒令を受け、みせしめに割ったのか、証拠隠滅に割ったのか、と推定されているらしい。

「禁酒令」っていうのは日本でもあったんですね。
(製造の統制は色々あったようですが、、、、)


ふーん。


ちなみにこのとっくり、越後産の焼酎徳利ということです。奥尻島と言えばかつてニシン漁で栄えた町ですが、その行き帰りにこういうもの(産物)が新潟からやってきたということでしょうか


新潟のとっくりというのも全然知りませんでした。こちらも今度、調べてみようっと。




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花には水を。酒には愛を。ビールにはAIですbyキリンビール。

2017-08-20 13:21:00 | 附属酒類経済研究所
                           
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変な人みたいだけど、滅茶苦茶歌がうまい、というか、歌声・曲を聴くだけで「あ、彼だ」と思うのが、


この人


安全地帯の玉置浩二
(写真はオフィシャルサイトから拝借いたしました。今年で30周年なんですね。おめでとうございます)

以前、彼がテレビ(のドラマの主題歌かな)で、「LOVEだねぇ!!」とか「愛だねぇ!!」とか連呼していましたが、そんな照れくさいことを堂々と言って歌っても様になるのが玉置浩二様の凄いところ。

でも、こちらは「愛」ではなくて「AI」のようです。


ふふふん


職人技 AIで代替
キリン、ビールの味・香り調整


キリンビールや味の素が食品生産に人工知能(AI)を導入する。繊細な香りや微生物を扱うため、熟練職人の技に頼ることが大きかった醸造や発酵の工程をAIで代替させる。新商品の開発期間短縮や若手を効率的に育成することが狙い。

キリンビールは三菱総合研究所と組み、ビール醸造にAIを導入。試験醸造する工程でつくりたい味や香り、色、アルコール度数などを決め、必要な原料や温度などのレシピを計算する。(後略)




一昨日の日経朝刊、それもかなりいい場所。

読んでみると、これまで開発段階で試行錯誤していたものを、20年分の試験データをふまえ、「こうしたら良いよ」と教えてくれるらしい。

なるほど。

こんなものを入れてこんなプロセスで作ると、こんな味になる」という過去データを解析し、それをもとにAIで予測する、というのは分からないのではないのですが、それには「こんな味になった」という味をちゃんと数値化するのが重要。


そんな定量化データが本当に20年前から残っているのかは若干疑問ですね。
また、なんてったって発酵プロセスは複雑怪奇です。AIが発酵プロセスの裏の裏まで読んで味に結びつける頭を持っているとは思えませんし、AIを操るコンサルさんが発酵に関する知見をもっているわけはないし、ちょっと眉唾モノですね。

そしてそもそも、売り上げ2兆円、利益1,400億円のキリンさんが、AIを持ち込んでまで醸造開発の合理化を図る必要があるのかどうか、、、というより、既に似たようなことは現場では行っている気もします。
獺祭さんの新工場の数値化・見える化&コンピュータ管理も、ある意味AI的だし。。。

それもふまえた上で、AI使っているんだよ、というアドバルーンなのか、「マスメディアに受けますよ」とコンサルさんにそそのかされたのか、、、、、、

ウチの会社のAI研究室なら、たぶん1/2くらいのコストで倍速の仕事をしてあげるのになぁ、、、でも、ウチはサッポロさんの特約なので、そちらに協力しましょう。


LOVEだねぇ、だねぇ、AIですよ、総本店。




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ワインが尿酸値を減らす?by上々颱風ではなく痛風財団です。

2017-08-19 13:00:47 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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一昨日は関連財団「公益財団法人升本学術育英会」に触れましたが、財団つながりで「痛風財団」というのがあるらしい。


日経夕刊に出ていました。

どうすれば安全安心

夏は痛風の季節 ビール以外も飲酒注意


痛風になると突然、足の指などが激痛に襲われる。かつては豪勢な食事の取りすぎが原因の「ぜいたく病」とも呼ばれたが、食事の欧米化が進んだことで「予備軍」を含めれば、1000万人以上に達する国民病だ。しかも夏に発症する人が増えるという。原因と対応策をまとめた。

発症ピークは30歳代/脱水症状が引き金に/激しい運動は逆効果
 「雪が降るだけでは痛みはありませんが、雪崩が起きた時に激痛に襲われると考えてください」


とにかく注意してね!という記事なのですが、「日常注意するポイント」というのが図示されています。

これ


とてもとてもとても勉強になりますが、この出所として示されているのが「痛風財団」


「痛風財団」って、そのものずばりです。
(全然関係ないけど、「上々颱風」を連想してしまうので自分だけでしょうか)

ホームページ、充実していますね(真面目に読むと怖い部分もある)。

例えばアルコールと尿酸値についても「ビールはダメ」ということだけではなく、色々と説明がありました。

要約すると、こんな感じ。

①アルコール飲料を飲むと、アルコールが体内で分解される時に尿酸が作られること、その際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積すること、一部のアルコール飲料には尿酸の元になるプリン体が多く含まれていることなどから尿酸値は上昇する。

②その意味で、どんな種類のお酒でも尿酸値や痛風にはよくないが、、尿酸の素になるプリン体を含む量は種類によってかなり違い、ビールに最も多く含まれている。

③長期にわたる研究では、ビールが痛風を増やし、蒸留酒も少し増やすが、ワインは少し減らすと言う結果もでている。

④日本では長期の調査が無いので、日本酒についてはわからないが、焼酎はおそらく蒸留酒と考えてよい。

⑤低プリン体のビール系新ジャンルなどはプリン体が少ないのでビールより痛風に悪くないと考えられる。


なるほど、ビールだけでなく、アルコール全般として尿酸の生成・蓄積に関係しているのですね。

そしてここでも「ワイン」はちょっと健康側として扱われています。

これ、初耳。

日本で(諸外国以上に)赤ワインが好まれるのは「ポリフェノール効果」を期待してという指摘もありますが、NHKとかでやったら、ワインブームに拍車がかかるのでしょうか。

でも、ビール圏のドイツのルターやイングランドのニュートンはさておき、明らかにワイン圏のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ガリレオやルイ14世、ナポレオンなども痛風に苦しんだと言われています。

結局、食べ過ぎ飲み過ぎに注意、ということなのでしょうね。



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これは面白い栓抜きです!明和電機「シュポンヌキ」@無印良品

2017-08-18 13:17:12 | 酒の道具など
                           
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先週、「あ、旅行にあれを持って行ったら便利かも」と無印良品に行ったのですが、お目当てのモノはなく、代わりにこんな展示をやっていた。


こちら
(無印良品のサイトより)


「無印良品と明和電機をくらべた展 ナンセンス計測のこころみ」


明和電機と言えば、青い作業服に身を包んだ中小企業スタイルで、「(中小企業のアイディア)製品」的なアート作品を発表したり、そんな楽器でライブをやったり、というアート・ユニットですね。

自分もその代表作(たぶん)の電子楽器「オタマトーン」などを持っていますよ。

これ
(見当たらないので、明和電機webサイトから)

そんな無意味で不思議な「製品」の明和電機と、機能性重視の無印良品の商品を比べるという展示、なかなか面白そうです。

無印良品のサイトの説明。

朝起きてから寝るまで、私たちはたくさんの道具を使って暮らしています。一体だれがどうやって考え、どのようにつくり、そしてどんな人が使うのでしょう。
本展では、この素朴な疑問を、無印良品とアートユニット明和電機が作った道具をくらべることで、来場者のみなさんと考えてみようと思います。
ふだん、見過ごしている何の変哲もないことに、実はものすごいことが潜んでいるのかもしれません。そしてそれに気がついた時、ちょっと面白い世界が、みなさんを待っているのです。



上の写真は、これも明和電機の代表作の延長コード「魚コード」と無印良品の延長コード(たぶん)を比べたものですね。
(ちなみにこの「魚コード」、USBコード版もあるのですが、この完全コピー商品をフライングタイガーが200円くらいで売出し、明和電機の社長がすべて買い取り、再度オリジナルパッキング&社長サインして再販、という事件もありました)
⇒明和電機の顛末説明サイト


そんな中、会場で見ているとこんなものもあった。

こちら


絶望的に映りの悪い写真で恐縮ですが、最下部を見るとわかるように「栓抜き」の比較です。


左側が無印良品の栓抜きで、これに対して右側が明和電機の製品。

もう少し近づいてみてみましょう。

ほら


これでもイマイチわからないかもしれませんが、その名も「シュポンヌキ」。

ただの栓抜きではありません。
説明には「空気鉄砲の原理で、ボトルの栓を抜くときに「ポン!」といい音がするせんぬき」とあります。

なるほど、ビールのCMなどで耳にする「シュポン」という音が増幅される栓抜きなんですね。

明和電機には注目しているのですが、初めて見ました。今回の展覧会のための新作らしい。


ウチのラウンジ「インテリジェントロビー・ルコ」の飲み放題の宴会(お得です!)で、これでビールの栓ををどんどん開けたらウケそうですが、残念ながら手に取ることはできませんでした。
(実はまだ未完成だったりして、、、)

誰かyoutubeとかに音をアップしないかなぁ。



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大失敗の司法制度改革(法科大学院)大臣は懸念を持っていた?

2017-08-17 13:13:29 | ご縁の会社・団体
                           
                           【公式HPはこちら↑】






ちょっとまじめ?な話。



ウチが事務局を担っている、「公益財団法人升本学術育英会」。


年間60人くらいの法律を学ぶ学生さんに、毎月3万円(特に経済状況が厳しい学生さんには8万円)の奨学金を給付しています。
(貸与ではなく給付なのは、回収コストを考えるとその方が絶対に良いから)


これまでに100人を優に超える司法試験の合格者を出すなど、学生の皆さん、しっかり勉強して頂いているようです。
(あ、司法試験合格だけが法律の世界ではありませんが、わかりやすいので例示しました)

そんな中、この10数年で、学生さんを取り巻く状況は大きく変わりました。


その一つは経済格差の拡大で、経済的な事情で学業の継続が難しくなっている学生さんが目に見えて増えてきています。
(これに対応し、昨年度からはじまったのが、上掲した特別の給付枠8万円です)


そしてもう一つの大きな変化-考えようによっては最大の変化かもしれない-は、司法制度改革(法科大学院制度)です。
これによって、原則として法曹資格を得るためには法科大学院で学ぶことになるなど、学生さんのキャリアパスに大きく影響を与えることになりました。

しかし、現状を見ると、問題点は山積しています。
・頭打ちになっている司法試験の合格者数
・それにも係わらず高いとは言えない合格者の質
・合格者の就職先
・資格を取れない法科大学院の修了生
・予備試験と法科大学院との関係の歪み(ウチでも法科大学院ン在学中に予備試験に受かった学生も複数います!)
・法科大学院への志望者数の減少や取り合い
・結果としての法科大学院の経営悪化(ウチの奨学生の在籍している法科大学院の一つも来年ヵら募集停止になりました)


これらを鑑みると、問題点と言うより「司法制度改革は失敗」ということでしょう。


そんな中、昨日の日経新聞、です。

こちら

私の履歴書」です。

現在の連載は政治家の高村正彦さん。
巡り合わせで総理大臣にはなれなかったけど、まだまだ現役だと思っていましたが、そういうことなのでしょうか。

で、昨日のタイトルは

「司法制度改革 法科大学院構想に懸念 「予備試験」の道 確保に目配り」

思わず読んじゃいました。

 2000年(平成12年)12月、森喜朗首相に法相に任じられた。半年前に旧河本派を継承したばかりだったので、閣僚経験のない若手を押し込もうとしたが、森さんは「あなたにぜひ、入ってほしい」と譲らなかった。

という書き出しで、法相時代の回想なのですが、その頃は、司法制度改革の議論がまっさかり、だったようです。

タイトルの「法科大学院構想に懸念」は大きく二つあるようで、そのうちの一つは、経済的理由などで法科大学院に行けない人への対応。

大学院を出ていなくても司法試験に進める予備試験というルートを残した。

予備試験制度を導入したことを(自画)自賛しています。
予備試験制度には色々言いたいこともありますが、この制度自体やその目的はもっともなものですし、現在の冴えない運用状況が高村さんのせいという訳ではないのでここではさておきましょう。

タイトルの「懸念」のもう一つは、合格者数の拡大等なのですが、これについての記述には目を疑いました。

-3000人は全く現実離れした感があった。

-(弁護士経験もふまえ)急に弁護士を増やしたら勉強の場がないまま放り出される。

-私の懸念はその後、的中した。



はぁい?

制度創設以来の大改革を、法務大臣が「現実離れ」などの懸念を持ったまま進んだということにも驚きますし、その失敗に対し「私の懸念はその後、的中した」とむしろ的中したことを誇っているような書きぶりってなんなんでしょう。

まさに(集団)無責任体質というか、何も考えていないというか、ボケているというか。


ひょっとして3年後の8月、酷暑の下での東京オリンピックでバタバタと人が倒れた際、安倍さんとか森さんとかが「私の懸念は的中した」とか威張るんでしょうか。

あり得そうで怖い、というか腹立たしい。




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