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今度は朝刊です。
先日夕刊コラムでネタにした日経新聞の一昨日朝刊、最終面のコラム「遊遊漢字学」。筆者は阿辻哲次さん。
タイトルは、「酒」弁護の成句あれこれ、というもの。
出だしは、こう。
正月は屠蘇(とそ)、春は花見、夏は夕涼みのビールと、私たちは年中なにかにことよせて酒を飲んでいる。そしてもちろん、名月がかがやく秋の夜更けには、静かに飲む酒がふさわしい。
さすが古典の大先生、格調高いです。
続けて、お酒の是非についての議論に触れます。
しかしそれでも、酒を愛好する者は、適当な量の酒は食欲を増進させるし、健康にとって有害ではないと主張する。
そしてその時に彼らが論拠とするのが、「酒は百薬の長」という成語である。
そうそう、言葉だけは知っていますよ。
これは前漢の歴史を記した『漢書(かんじょ)』の「食貨志(しょっかし)」(経済関係の記録)に見えるのが最初である。
おっと、何か深いモノが出て来そうです。
前漢末期の皇后の父親であった王莽(おうもう)は、あくどい手段を弄して権力を一身に集め、やがて皇帝の位を奪ってみずからの王朝「新」を建てた。その頃、塩と鉄と酒は国家による統制販売がおこなわれていたが、背後で官吏と大商人がグルになって価格をつりあげていた。
そこで王莽はその情況を打開するために命令を出し、その円滑な流通を命じた。
その命令の出だしの部分に「それ塩は食肴(しょくこう)の将なり。酒は百薬の長にして、嘉(よ)き会の好(よしみ)なり。鉄は田農の本なり」という文章がある。
なるほど、これが原典なんですね。
これが酒飲みたちがいつも飲酒にあたえる最大の弁護の出典であるが、しかし塩と鉄については一句しかないのに、酒に対してはご丁寧に二句も費やされている。あるいは王莽も酒が好きだったのだろうか。
いやぁ、よき(良き)会のよしみとは、言い得て妙、我が意を得たり、です。
でも、飲みすぎは注意、です。
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