仕事から帰宅すると嫁さんが首に双眼鏡を下げてベランダで月食観測してはる。こちらもつられてCOOLPIX L820で撮影しようとしたけれど露出補正上限は-2.0、フォーカスはAFのみ。RAW撮影は未対応という痛い仕様。いまさらフィールドスコープと一眼を持ち出すのも面倒。撮影は諦めてビクセンの7×50の双眼鏡で観測。この双眼鏡とて天文少年時代に買った40年もの。
線は細くまるでロットリング描写かエッチングのように緻密。周辺部まで破綻なく優秀。作例はどれも絞り値が11。300mm相当なのでシャッター速度も1/300sec以上を心掛けた。しっかしこのトプコール200mmの作例、ネットにあたるもロクな作例画像が見つからなかった。人気ないレンズなのが可哀そう。やれば出来る子なんですよ。
開放F値は5.6と暗いがデジタル時代ではISO感度を簡単に上げられるのでそれほど問題にはならない。単焦点レンズだけあって解像度も高く安定の描写。ボケも自然でクセのないレンズ。難点をあげるなら最短撮影距離が3メートルと長いこと。フードも鏡胴にセットされているが伸ばして固定ができずやや不安定。200mmレンズだがAPS-Cでは300mm換算なので気楽に手持ち撮影は困難。何か支えを探してレンズを固定安定しながら息をとめてレリーズ。そうすればレンズ性能を最大限に引き出せる。
先週の京都帰省で鈍った身体に喝をいれるべくロードバイクで家を出る。先ずは海軍道路を南下して藤沢を目指す。藤沢の歴史を紹介する“ふじさわ宿交流館”5周年記念で四季のスタンプラリーイベントに参加していた。既に春・夏とスタンプを2個押してふじキュンメモ帳をもらっていた。そして秋スタンプは11月までなので行けるうちにと押しておきたかったのだ。先日の逗子走行時はスタンプカードを忘れていて押せなかった。四季で4個のスタンプを集めるとふじキュンクリアーファイルが貰えるらしい。因みに最後の「冬スタンプ」は12月~2月、なんと1年がかりのイベントとなる。秋スタンプを押して一安心、いつもの萬福酒楼で昼食をとり鎌倉を目指す。先々週鎌倉から逗子まで走ったけれど今日は逗子を抜けて久々に横須賀ポタリングとした。鎌倉の下馬交差点から横須賀逗子線を辿り16号へ。トンネル抜ければ海が見えたけれどドン突きまで行かずヴェルニー公園でバイクを停める。軍港に係留されている潜水艦や護衛艦を撮影してまわる。今日の機材はフジのミラーレスにマウントアダプターでトプコールを着ける。公園には軍事オタクのカメラ親父も多かった。キヤノンの一眼に白レンズの長玉を得意げに振り回していたがこちらはヒエラルキーの蚊帳の外。撮影していると港に小型モーターボートが入ってきた。ほどなくして海上保安庁の巡視艇が来て「船長!入港の許可は取っているのか?」と拡声器で𠮟りつけていた。軍港撮影のあとは“どぶ板通り”にも行くか悩むも日没も早いので諦めて帰途につく。いまの季節、日が傾くと一気に気温が下がっていく。もう、冬も目の前だ。本日の走行距離 85.74km ロードバイク積算 17,539km
本日の走行動画
観光客向けに着物の貸衣裳があるらしい。外国人が好んで利用するのはよいけれど浴衣のようなペラペラな着物が目に付く。夏場ならまだしもこれからの季節は見ていて寒々しい。そんな浴衣スタイルでも無地の着物から帯まで全身白ずくめのものまである。夜の街角では出会いたくないものだ。「びっくりしたなぁ もう!」である。