サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

それからのラーマ【12】

2015-12-28 00:00:48 | 日記
今、自然は世界の多くの地域で、地震、飢饉、洪水、火山の噴火といったさまざまな災害を引き起こしています。
その理由は何でしょう?
人間の精神の堕落がそうした災害の原因です。
心の乱れは地震に反映されます。
よい思いで心を満たし、よい行いをしなさい。
神の御名を唱えなさい。
空気が神の御名のバイブレーションで充電されると、環境全体が浄化されます。
そうした神聖化された空気を吸う人は、純粋な思いを抱くようになります。
大気を浄化しなさい。
今、大気は汚染されています。SSSVol.26” C31

ポニョ:前回の話の中で、ラーマが統治されていた頃のアヨーディアの生活の様子が具体的に述べてあったけれど、それっておいら達がもうすぐ経験する事になる、ゴールデンエイジの社会と一緒やぜよ。その部分だけを引用すると

ラーマが国を支配されていた間は、肉体的な病い、精神的な不安や道徳的な堕落は、全く存在しませんでした。人々はお互い深い愛情や思いやりを持って接していました。一人一人が自分の属している社会や職業で、ヴェーダによって定められている義務と権利を喜びと共に履行していました。禁欲生活、慈善事業、犠牲、霊的な儀式や研究が衰え無いばかりか、国中の人々が熱心に取り組んでいました。罪深い思いは、夢の中でさえ人々の心に浮かぶ事はありませんでした。
女性を始め、男、高齢者や子供たちも含めて、ラーマへの思いで心がいっぱいでした。天災や何の自然災害も起こりませんでした。
ラーマの時代には、貧しい者や悲しみに打ちひさがれた人は一人も無く、身分が低い者や落胆した者も見れないばかりか、残酷で嫌われ者や醜くて不快な気持ちを起こさす者なども見かける事はありませんでした。全ての人々が魅力的な特徴を持っていました。誰も自分が誇りに思っている事を見せびらかしたりする為に、他人を傷つけたりする者はいませんでした。すべての人々はアートマに関する英知に精通していました。そして、すべての人々はダルマを実践し、保護する事を切望していました。全ての人々は思いやりがあって、お互いに助け合う事に熱心でした。人々はそれぞれ、お互いの長所を褒め讃え合って、心にエゴの一片もありませんでした。


ヨシオ:すごい世界やな。こんな世界に住んでみたいよな。誰でも。ラーマの時代には、これだけではなくて、子供が親より先に死ぬ事は一例も無かったんや。俺の親父が二十九歳で死んだけれど、俺の祖父母の悲しみは尋常じゃ無かったな。俺はそれを目の前で見てきたから、子供をなくした親の気持ちがよく分かるんや。もちろんそういう子供は親不幸やから、祖父母は葬式にも出なかったし、お墓参りも祖父は一周忌を過ぎてから初めて行ったんや。でも、祖母は一生行かなかったな。息子の事を思い出しては部屋に籠って泣いていたな。可哀想やった。

ポニョ:今の世の中は、子供が親より先に死ぬってあまり珍しい事じゃ無いもんな。病気や交通事故などで若い生命を落とすってどこでも聞く話やぜよ。

ヨシオ:それにラーマの時代って自然災害に見舞われ無かったって述べてあるやろ。今の時代とえらい違いやな。今は自然が人々に牙をむいているとババは言っておられるよな。

最近、自然が災害という形で反旗を翻しているのをよく目にします。
それは人が自然の資源を強奪する際に、あらゆる限度を無視しているからです。
豪雨、干ばつ、地震、洪水は人間の貪欲に対する反作用です。
科学の進歩を理由に、科学者たちは世界の幸福を考慮する事なく、ますます利己的になっています。
科学者たちは、自然を報復へと駆り立てているのです。 25/5/95

ポニョ:このブログで何度も人を襲う自然災害は、人の想念や悪いカルマ、そして無分別に収奪されている石油や様々な鉱物資源によって地球が痛めつけられているので、地球のバランスが崩れている事が大きな原因やって発信して来たよな。

残念ながら、今、科学技術の進歩の結果として人間性が衰退し、世界は楽しむためにあると人は考えています。
そのため、世界に脅威を引き起こす形で自然の力が使われています。
世界は単なる楽しみのために創造されたのではありません。
自然の資源を乱用し、自分の根本的な人間性を忘れて、人は創造の目的に反しています。
多くの天災は完全に人間の振る舞いのせいです。
地震、火山の噴火、戦争、洪水、飢饉(ききん)といった災難は、自然が深刻な異常をきたしている結果です。
こうした異常は、もとをたどれば人間の行いが原因です。
人間は人類と自然界との切っても切れない関係に気づいていません。
人体においては、目や耳や口といったあらゆる器官は互いに完全に結びついています。
人間にとってこうした器官が重要であるのと同じように、社会にとって個人は社会有機体の手足として等しく重要です。個人は人間社会の一部です。
人類は自然の一部です。
自然は神の手足です。
人間はこうした相互関係に気づいていません。Sathya Sai Speaks Vol.25 C37

ヨシオ:ババは講話の中で、ラーマの時代は天が人々の農作業を手伝うように、雨も適時に降り、灌漑や洪水などは無かったと言っておられたな。

ポニョ:本当に今の時代と全然違うぜよ。早くおいら達の時代にもそんな素晴らしい事が起こったらええよな。待ち遠しいな。

ヨシオ:そういう時代は家の居間でのんびり座ってみかんを食べながらテレビを見ててもやって来ないんや。今、今日のこの瞬間からポニョが先ず自分の周りの人々からポニョの愛を広めて行き、身近な人から幸せにして行けば、社会全体も幸せになって行くんや。もちろん人だけではなく、動物に対しても一緒や。実は今日、俺は面白い体験をしたんや。鯉やフナがたくさんいるタンクの上に太陽の光が当たって強過ぎるので影になるようにタープを上にかけてあるんや。ところが一匹の赤白黒の三毛猫みたいな鯉が高く飛んでその上で横たわっていたんや。

ポニョ:あのね、その鯉には名前があって昭和三色って言うんや。何が三毛猫や?

ヨシオ:その三毛猫鯉が死にかけているのに気づいた時は、もう鯉も口を開け閉めしていたけれど、少しも動か無かったのでもうだめやと思ったんや。でも服を脱いで胸まで水に浸かりながら三毛猫鯉をタープの上から取って水の中に入れるとゆっくりと泳いで行ったんや。助かったと思って胸をなで下ろすと、その三毛猫鯉がまた戻って来たので、俺はその三毛猫鯉に「良かったな。間に合って。気づくのがもうちょっと遅かったら、お前はあの世行きやったな。」と話しかけたらその三毛猫鯉は俺の近くまで泳いで来て、右手の甲にキスをしてくれたんや。俺は驚いて、お前は俺が言った事が分かるんか?と言うとさっと潜っていなくなったんや。俺はこの時、自然って全てに心が宿っているって思ったな。

ポニョ:人は、自然をただの石ころや、心が入っていない物体やとか思っているけれど、魚のような生き物にはもちろんの事、全てのものには心が入っているので、注意して自然に対処しなくてはいけないぜよ。だって自然は人より一段階上のレベルにいるんや。だから、人が自然に対して悪い事をしたら罰せれる権利を持っているってババが言っておられたぜよ。という事で今日の話には入りましょか?

科学者は無制限に自然を探求、開発して、自然災害の原因となる恐るべき不均衡を作り出し、人類を危険にさらけ出しています。
この事に関して科学者を責めることは出来ません。
識別心を用いること無く、科学の発見を無分別に運用する人間こそ責められるべきです。
彼らは、天然資源を過剰に撮り尽くせば如何なる結果が発生するかについて、深く考えることをしません。
~自然は人間よりも一段上のレベルにあり、その自然を保護するために自然の開発には限度を設けなければなりません。
人間が無思慮に自然に干渉するならば、自然は人間に逆らい問題が生じます。
自然を守るために欲望に限度をもうけねばなりません。
自然が人間に対して不利益をもたらさぬように十分に配慮しなさい。
この点に関して、科学者達は彼らの発明が社会にもたらす有害な影響については全く無関心です。21/1/93
多くの自然災害は人為的なものなのです。地震、火山の噴火、戦争、洪水、飢饉や他の災害は厳重な自然の乱れの結果です。それらの乱れは人の行為の帰結なのです。人は、未だに人と自然の関係を完全に理解していないのです。SSvol25chap37

ある日、ヴァシシュタは色んな分野で国に繁栄をもたらせているラーマに見まえる為に、宮殿にやって来ました。
ラーマはヴァシシュタの足を洗浄し、聖別水を与え伝統的な様式に従って彼を迎えました。ヴァシシュタは自ら合わした手のひらを頭の上に上げてこう言いました。
「おお!大海のように憐れみ深いお方よ!私はあなたに頼み事があってやって来ました。私は、あなたが人として行為をされているのを見て、とても嬉しく思っています。でも私は、大きな疑問を抱えています。あなたのお力は無限です。ヴェーダでさえ、あなたの事を全て述べているとは言えません。主よ!どのようにしてあなたの事を説明し、理解すればよろしいのでしょうか?私どもは、今、あなた様の王国の教師や司祭としてお仕えさせていただいておりますが、そういう仕事に就く事自体が、ヴェーダやシャストラ、プラーナにも司祭者はもともと貧しい者がやる仕事で、劣った職業だと述べてあります。また司祭者はそれが縁起が良い事であろうが不吉な事であろうと仕えている主人の為に儀式を執り行わなければいけないので、それを執り行う者は汚されてしまう事になります。それで当初は、私どもはこういう事をしたくなかったのです。

しかし、ブラフマー神が私の窮状を理解し、こう言いました。『息子よ!あなたは将来、何が起きるのか分からないだろう。お前の職業についてうだうだと不満を言う事をやめなさい。次の数年間、お前は非常に多くのものを得る事が出来るのだ。と言うのも至高の神ブラフマー神がラグー王朝に生まれる事になっているからだ。』これを聞いて私はブラフマー神に頭を下げ、司祭者としての職業を受け入れ、ラグー王朝の家族司祭となったのです。私は今、その時の決断の結果として、こうしてあなた様に見まえる事が出来ました。そうでなければ今頃私は、多年に及ぶジャパ、苦行、瞑想やヨガだけでは無く、数え切れないほどの多くの祭式や供儀をしているところでしょう。私はそういう苦しみを経ることなく、至高の原理を勝ち取ることが出来ました。おかげ様で、私は良いカルマにより、人生の目標に成功裏に到達出来たばかりではなく、あなた様をも得ることが出来たのです。

私が、自分自身で選んだ仕事より、私がしなければならない仕事をする方がどれほど良い事でしょうか!?神々の主よ!ジャパ、苦行、祭式、供儀、誓い、儀式や儀式の段取りの仕方がヴェーダによって決められており、それに従う必要があります。しかし、英知を養い、生きとし生けるものに対して思いやりの心を持ち、高潔な行いによってあなた様にお近づきになることが出来、祝福を得る事が出来ます。主よ!私は、あなたから恩恵を得て、あなた様の無限の慈悲を私どもに与えて頂きたく祈っております。あなた様の慈悲に満ちた目から、あなた様の祝福を、この私どもに雨の様に降り注いで下さいませ。私どものあなた様への信仰心が永遠に続きます様に。そしてこの生の後も、私は何度も生まれ変わらなければいけないのでしょうが、今のこの願いが、私があなた様に切望している願い事でございます。」と言ってヴァシシュタはラーマの元をおいとまをし、彼の家に戻って行きました。

人は欲に限度を設けるべきです。人間の行いが本末転倒しているために、今日、自然災害が起きているのです。皆さんはグジャラート州で起こった地震による惨害を知っていますね。何万という人が命を落としました。このようなことが起こる原因は、人が過度の欲望を心に抱いていることにあります。神は自らが創造した宇宙の完全なバランスを保っています。神の創造物の中で、大地と海はバランスが授けられています。
ところが、人間は地球の天然資源を無分別に採取して、石油を採掘しています。毎日何万トンもの魚介類が海で捕獲されています。このような天然資源の無差別な収奪が地球のバランスを失わせ、人間の生活を破綻させています。心の不安定さから解放されたとき、初めて人は地震に悩まされることがなくなります。SSS Vol.34C3

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