サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

ユングの友達

2017-06-21 16:00:59 | 日記
皆さんは神をどこかで探す必要はありません。
その代わりに、あなたの目を内に向けなさい。
外側の世界で見る顔はどれも、実際のところ、あなたの中に既にあるものの投影にすぎません。
ですから、万物はあなたの中にあるものの反映であり、反動であり、反響です。
誰かがあなたを批判していると、あなたは悲しくなります。
誰もあなたを批判していません。
あなたがあなたを批判しているのです。
他人が自分を傷つけていると、あなたは考えますが、実際には他人など存在しないのです。27-7-02

ポニョ:以前霊体の錆びを取ってくれるサヴィトリー神の話をしたけれど、おいらがやっている霊性修行の一つは太陽を凝視した後、すぐに目を瞑るんや。すると今見た太陽が自分の網膜に映っているのが見えるやろ。その太陽を出来るだけ動かさずに集中して見続けるんや。するとだんだん太陽が小さくなって行って、薄暗くなり消えてしまうんやけれど、その間その網膜に映った太陽に集中していると、この世的な物事に振り回されて、いつも物を追いかけて忙しくしている心をコントロール出来るようになっていくような気がするんや。

ヨシオ:それは良い修行やな。聖者ラーマクリシュナさんも、集中力を身に付ける為に、夜になると一つの星を出来るだけ長い間見続ける修行をしたと言っておられたな。でも一つの星を見ていると星があちこち動き始めるから面白いよな。それを止めるには大変な集中力がいるもんな。確かにポニョがしている太陽を凝視した後、目を瞑り、網膜に映った太陽に集中するって良い修行やな。

ポニョ:でも面白いのはその網膜に映った太陽の映像がだんだん消えていく途中で、太陽の映像の周囲が黒くなり始め、その時に太陽が動かないように集中しているけれど、少しでも右や左に動くと、太陽の周囲の黒くなった部分が太陽から離れて尾を引くように見えるんや。それはまるで太陽から尻尾が生えているようで、太陽の動きに合わせて右や左に尻尾を振っているようで面白いで。その後、だんだんその尻尾が生えた太陽全体が黒っぽくなって行き、最後には真っ黒太陽になった後、消えて行くんや。それでおいらの太陽凝視集中修行は終わりなんや。

ヨシオ:ふーん。それって大変興味深い体験やな。俺は学生時代ユングの心理学を研究していた事があって、その中に元型というか全ての人の深層意識は繋がっているというユングの仮定があるんや。それを証明する為にユングは今、ポニョが言った太陽に尻尾があってそれが右に揺れると東風が吹き、左に揺れると西風が吹くという幻影をユングの精神分裂病患者が見たと言ったんやけれど、それと全く同じ事を古代の文献の中に見出すことが出来るんや。もちろんその分裂病患者は、そんな古代の文献なんて読んだ事もなければ見た事もないんや。

ポニョ:という事はおいらは精神分裂病なんかな?

ヨシオ:誰もそんな事を言ってないやろ。たとえそうであっても。

ポニョ:たとえそうであってもは余計でござんしょ。でも少しその気はあるかも。というのもおいらの家族の何人かが統合失調症になっているんや。心配になって来たぜよ。おいらも統合失調症かも。

ヨシオ:勝手に心配しとけや。俺がユングに興味を持ったのはユングが「貴方は神を信じますか?」と問われた時に、「私には神を信じる必要がありません。私は彼を知っているのです。」というのを聞いたからなんや。俺はすぐに、この人は本物やなって思ったんや。

ポニョ:それってすごい答えやぜよ。そんなふうに普通の人は答えられないぜよ。

ヨシオ:そのインタビュー記事を読んだ後、俺はユングの本を読み始めたんや。ユングは人間の内側、ユングの言葉で言うと集合的無意識の中に神は存在すると言っているんや。その集合的無意識という言葉をアートマに置き換えたら、ユングの言っている事はとても正しいんや。

ポニョ:ユングって悟った魂を持っておられたんやろな。もうすでに霊的に高いところまで達していたんや。前世はヒマラヤの聖者やったかも。

ヨシオ:そうやったもしれんなと俺も思った。それでさっきのポニョが見た太陽の尻尾の話に戻るけれど、ユングは精神分裂病の患者が見たという太陽の尻尾の話を聞いた時に、たまたまミトラス教という宗教の本を読んでいるところやったんや。そのミトラス教の儀礼に参加している人達が太陽を見ると、太陽は尻尾があって、その尻尾が、右側に揺れるときには、東風が、左側に揺れるときには西側に吹くだろうという記述があったんや。その記事と精神分裂病の患者の言った事が偶然に一致していたので、ユングは全ての事象の後ろには元々のものがあってそれを人は深層心理と呼んでいるんじゃないかなと思い、ユングはそれをシンクロニシティと名付けて研究し始めたんや。

ポニョ:ふーん。面白い。でも、その患者さんは以前、その本を読んでいたかもしれないぜよ。

ヨシオ:その本は、ギリシャ語で書かれてあるから、患者が読める筈がないんや。またユングは人の元型、つまりさっきも言ったけれど、集合的無意識状態から人はいろんなメッセージを得れるんではないかと考えて、夢から得られるメッセージを大切にしたんや。その中には予知夢やら、前世の夢などいろんな人が普通の状態では知りえないようなメッセージが隠されていると信じていたんや。

ポニョ:おいらのように普段夢を見ない人はどうしたらええんやろうか?

ヨシオ:寝る前に食べ過ぎるから消化不良になって、デーヴァ達が消化作業で忙しく働いているから夢でメッセージを送るなんてできないんやろ。この前も言ったけれど、腹一杯飯を食ったらマラソンで消費するのと同じぐらいのエネルギーを使うんやで。だから食べ過ぎや良くないんや。

ポニョ:そういや朝起きてもまだ、夜に食べたものが消化出来ずに胃に残っているんや。

ヨシオ:そうやろ。ババさんは俺たちのような年寄りは、食べ過ぎないようにと言っておられるんや。そして寝る前は食べない事やな。ユングはそういう夢からのメッセージを研究したりする中で、起きている時も無意識からのメッセージが得られるのではないかと考えたんや。それで覚醒している時も白昼夢をみるようになったんや。

ポニョ:それはおいらも出来るでヤンス。ぼーっとしている時にいろんな想念やイメージが渦を巻いておいらの頭の中を去来するんや。おいらが見る白昼夢って晩飯のおかずが多いぜよ。オクラの天ぷら蕎麦だとか、オクラの唐揚げだとか。

ヨシオ:それってちょっと違うと思うけどな。ユングが見た白昼夢は、ユングの分身が出て来るんや。その分身の名前はフィレモンというんやけれど、ユングより賢くって経験も積み、ユングにいろんなアドバイスもしてくれるんや。

ポニョ:それってサイババさんみたいやぜよ。一度サイババさんと友達になったら、いつも一緒にいて、いろんな人生の場面で忠告や警告などをして導いてくれるって言ってたよな。

神は人間の姿を好みます。
神は、人々に神を体験さすために人の姿を取ったといわれています。
友として、仲間として見られる時が神は最も満足します。
おお、誰より親しい友よ。わたしのハートの愛しい友よ。と呼びかけるとき神は最も喜びます。SS8/89

ヨシオ:そう。人生を歩むには神さんを親友と見て一緒に歩んで行けば、全てが上手く行くんや。だってその親友である神さんは本当の自分なんや。それと同じように、ユングも、真の自分であるフィレモンと名付けた存在からこんなメッセージをもらったんや。「おまえが考え出した理念や思想は、おまえが創り出したものではなく、はじめからこの世にあったものなのだ」と。

あなたの中にある愛の火花は、神に到達することができるよう、大切に養われ、油を注がれなければなりません。
そうすれば、すべての存在は神になり、すべての行為は神聖になり、外界からあなたが得るすべての反応は、プレーマ〔愛〕に満たされ、その甘露によって甘くなることでしょう。あなたがあらゆる存在の中にいる神を愛するとき、あらゆる存在にいる神は愛を込めて応えます。
神を愛しなさい。
たとえ苦難があなたの運命であったとしても。神を愛しなさい。
たとえ拒絶され、叱責(しっせき)されたとしても。
なぜなら、厳しい試練という坩堝(るつぼ)の中でのみ、金属は純化され、汚れは取り除かれるからです。
神への崇敬は一つの御名と御姿を通してなされねばなりません。
しかし、だからといって、あなたの忠誠心がその特定の範囲のみに限定されるべきではありません。18/7/70





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