サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集(78)ハッピーでいなさい

2019-03-01 04:00:36 | 日記

ポニョ:今回のインタビュー記事で興味深かったのは、サイババさんってなんでも知っておられるけれど、知らないふりをされて質問されるやろ。それっておいらの流儀じゃないから少し戸惑うぜよ。

ヨシオ:ポニョ太郎はなんでもストレートやからな。神の化身の一つの特徴は、帰依者に考えさすために間接的に教えを説かれるんや。でないと帰依者はいつまで経っても自分の中におられるサイババさんの声に耳を傾けるのではなく、肉体を取っているサイババさんばかり追ってしまうやろ。それって霊的には幼稚園のレベルなんや。

ポニョ:そのレベルの人間が、ムッディナハリにサイババさんの微細体が若造の身体に乗り移ったと聞いた途端、肉体のサイババさんを追い求めてそっちの方になびいてしまうんやな。彼らこそ、幼稚園のレベルから抜け出さないと。

ヨシオ:またムッディナハリの話か。ムッディナハリは、ほっときナハリや。

1997 年 2 月1 2 月 1 日朝

スワミはバジャン後、バジャンホールの中に入ってこられた。プージャーリ(礼拝担当の 僧侶)が日課の朝の礼拝中でヴェーダのマントラを唱えていた。

スワミ: 彼は誰かを叱っているのかね?(冗談)

8時15分ごろ、スワミは学生を二人呼んで、ケーララ州から来たセヴァダルたちに配るためのヴィブーティの小袋とプラサーダム〔神の恩寵としての食べ物など〕をインタ ビュールームから持っていくようにとおっしゃった。スワミが戻ってくる途中、10年生
〔日本の高校1年生に当たる学年〕の学生たちがインタビューをねだった。

スワミ: 朝のダルシャンで〔満足して〕ハッピーでいなさい。

2 月 1 日夕方

インタビューの後、学校の教師の一人に話しかけて、

スワミ: (冗談で)ハイヤー セカンダリー スクール〔中高等学校〕、義理のお母さ ん? 三人の義理のお母さん! 一番目の義理のお母さんはジャナルダン、二 番目の義理のお母さんはラーマ モーハン ラーオ、三番目の義理のお母さん はサティーシュ。(バガヴァンは寮の男性教師たちを義理の母親になぞらえ て、義理の母親が義理の娘に厳しくして嫁ぎ先の家の作法を身につけさせる のと同じように、寮の教師も学生たちに厳しくして理想的なサイの学生にし ようとしているということをお伝えになった。)

(ジャナルダン氏はプラシャーンティ ニラヤムの中高等学校の学生寮の寮 長で、ラーマ モーハン ラーオ氏とサティーシュ氏は年長の教師。)

帰依者たちがインタビュールームから出てくると、スワミはイギリスから来た一人の帰依 者を途中で止めて学生に紹介なさった。

スワミ: (その人物に)とても良い歌い手です。とても良い歌い手です!

スワミはその男性にクローブ〔スパイスの一種で抗菌作用や眠気覚ましその他の効用もあ りインドでは口に入れて噛んだり舐めたりもする〕を一つ与えて祝福なさった。ある学生 が自分の喘息の問題について尋ねると、スワミは温かくその学生をポンポンと叩き、

「パー パム、パーパム」〔罪、罪〕とおっしゃった。

スワミはV・K・ナラシンハン〔妻に先立 たれた老齢の帰依者でサナータナ サーラティ誌の二代目の編集長〕の方を向いておっ しゃった。

スワミ: (冗談で)あなたは結婚したいですか?

V・K・ナラシンハンからの答えはなかった。スワミは質問を繰り返された。

VKN:私にはこの主(ババ)がおります、スワミ。

~サイと共に~学生とババとの対話集 70 サティヤ サイ出版協会

2 月 2 日朝 スワミは教師の一人にMBAの学生の産業見学ツアーについて話をしていた。

スワミ: マドラス〔チェンナイ〕に行かないのですか? どうやって今行くことがで きますか? 三月には最終試験があって、今はもう二月です。

教師: スワミ、前にも二月に行ったことがあります。

スワミ: そうしたいなら、皆で行けばよろしい。私は行きません。場所がありません。 スワミはダルシャンや一般の行事での帰依者のための場所のことをおっしゃった。

それからスワミは話題を変えて、来るチャイニーズ ニューイヤー〔日本の旧正月〕のこ とを〔アニル クマール教授(AK)に〕おっしゃった。

スワミ: 2月4日から中国人が来はじめます。そうしないと、希望の航空券を取るの が難しいからです。9千人ほどの中国人帰依者がやって来ます。

AK: スワミ、では私たちの場所はゲートの外になりますね。

スワミ: 中国人だけでなく、日本人やシンハラ人〔スリランカに住む仏教系の民族〕 や仏教徒たちもやって来ます。

AK: スワミ、中国人を変えることができたのはスワミだけです。他には誰もでき ませんでした。

スワミ: 私が彼らを変えたのではありません。彼らは自分で変わったのです。もし変 容が外からの力によるものであれば、人は昔の習慣に戻ってしまいます。彼 らは自分で変わりました。その変容はハートからのものです。ですから、永続します。

AK: どうすればその種の変容が得られるのですか? スワミ。

スワミ: 信仰心、揺らぐことのない信仰心が不可欠です。

スワミはさまざまな方法でのお金集めについて語り、それらの活動に対する不快感を表さ れた。

スワミ: 私が花輪を受け取るのをやめたのはいつだか知っていますか?

AK: スワミ、グントゥール市でのことだったと思います。

スワミ: いいえ、マドラスでです。彼らは式典のために四輪荷車に大きな花輪を積んできました。当時の金額で2千ルピーかかりました。6人がかりで運んでき ました。巨大です! 私は彼らに、それをそこに置いてパーダ ナマスカール〔御足への礼拝〕をしなさい、そうでないと、私に触ることもできません、 と言いました。私はその花輪に触わりさえしませんでした。それはただずっ と吊るされていました。壇上にも持ち込まれませんでした。豪勢な見せびら かしは必要ありません。ハートに愛があれば、それで十分です。ハートとハートの関係があるべきです。

2 月 2 日夕方

MBA〔経営学修士〕とMFM〔財務管理学修士〕の1年生が、マドラスへの産業見学ツアーにいっしょに来てくださいとスワミに懇願した。スワミはおっしゃった。

スワミ: (タミル語で)君たち皆で行けばいい。

学生たちはもう一度せがんだ。

スワミ: 私のダルシャンを求めて30万人がやって来るでしょう。スンダラム(スワ ミのマドラスの住居)はとても小さい。宿泊場所の問題がたくさん起こるでしょう。
インタビューの後、スワミはある学生のもとに行き、お尋ねになった。 スワミ: 試験は終わりましたか?

学生: はい、スワミ。

スワミ: どうでしたか?

学生: よかったです、スワミ。

スワミ: どのくらいできましたか? 学生: スワミ、85%です。

別の学生を見て、

スワミ: どのくらいできましたか? 学生: スワミ、75%以上です。

別の学生の方を向いて、

スワミ: 君はどれくらいできましたか? 学生: スワミ、70%です。

スワミ: もし取れていなかったら、(スワミはご自分の人差し指を鼻と耳に当てなが ら)シュールパナカー(『ラーマーヤナ』の中でラクシュマナに耳と鼻を削 がれた羅刹女)。

笛の音楽が流れている中、ある学生がスワミに尋ねた。

学生: スワミ、ウパナヤナム〔聖紐式〕、スワミ。

スワミ: 何なに?

スワミはご自分の手を優しくその学生の頭の上に置いて、腰を下ろさせた。


2月3日朝
インタビューの後、スワミはバジャンホールにお入りになり、10年生の何人かに話しか けた。

スワミ: よく勉強しなさい。よく勉強しなさい。とても、とても大事なことです。よ く勉強しなさい。どの科目が難しい?

生徒たち:数学です、スワミ。

スワミ: スッバ ラーオ?(教師の名前)

生徒たち:ヴェーンカテーシュワルル先生です。(ヴェーンカテーシュワルル氏はプラ シャーンティ ニラヤムの中高等学校の年長の教師)

スワミ: スッバ ラーオ? 生徒たち:その先生は12年生〔高校3年生〕を教えています。 スワミ: 12年生、おお!

ある生徒がスワミにハンカチを渡すために立ち上がった。
スワミ: 座りなさい、キリン! (スワミは背の高い生徒をよく冗談で「キリン」と お呼びになる)何年生ですか?

生徒: スワミ、12年生です。

スワミ: 12年生は水牛(愚鈍なたとえ)。(ある生徒がスワミにクローブの入った箱をお見せした。)それは私が先日君にあげた箱かね?

生徒: はい、スワミ。 スワミは別の生徒を見て、お尋ねになった。

スワミ: 君はどこから?

生徒: ネッルール県です。

スワミ: (ある女性を指して)彼女はチェンナイ出身。君はネッルール出身。彼女は 君を選ぶでしょう!(冗談)