サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

ポニョのアシュラム滞在記

2016-03-13 00:00:05 | 日記
どの人にも心が与えられています。心は神秘なものです。
心は完全に静止しているように見えながら、光速より速く移動します。
人は何度も生まれ変わって名と姿をどのように変えようとも、心は変わらず彼と共に付いて来ます。
心は人の輪廻転生と共について回ります。
それが心の独特の行動です。28/3/96

ポニョ:昨日はババが小学生をいじめた話をしました。

ヨシオ:いじめじゃないやろ。ちょっとからかわれただけやないか。ババはあんな風な冗談をよく言って周りの人々を笑わせるのが好きなんや。

ポニョ:でも、サイの学校の子供って、めちゃ素直やぜよ。ババの言う通り、本当にテラスから飛び降りようとしたもんな。

ヨシオ:みんながみんな、あんな風な生徒じゃないんやけどな。人が集まっているところは、どこでもいろんな人がいてる。その時はババは素直な生徒を選ばれたんやろ。

ポニョ:でもおいらがサイカレッジの中をうろうろしている頃、知り合ったいろんな学生たちと話したけれど、みんな素直な良い子やったぜよ。

ヨシオ:中には変なのもいて普通やろ。消灯時間の後に寮から抜け出して、バンガロールの映画館に行った学生がババから退学処分を受けた話も知っているし、ババの手のひらが突然スクリーンになって、そこにトイレで隠れてタバコをプカプカ吸っている動画を、他の学生たちの前で見せられて恥をかいた学生もいるで。

ポニョ:もちろんいろんな学生もいるやろな。だってサイカレッジの学生って、カレッジに入学する前は、サイの帰依者がじゃない人がほとんどやもんな。おいらがキャンバスの中を歩いていると、髭を生やした若者が、タバコの箱を胸のポケットに入れたまま二人の学生と一緒に歩いていたんや。それで一緒にいた学生に、その若者は誰やと聞くと転入生やって言っていたな。しばらくしてその同じ若者が、髭を剃ってキャンバスを歩いていたので、新しいカレッジに馴染んだか?と話しかけると、若者は、初めの頃は毎朝めちゃ早く起きて、ナカサンキルタンやお祈りをするので戸惑ったけれど、自分のカーストはブラミンなのですぐに慣れたし、そういう習慣が他のカレッジには見られないし、ユニークで。そういう習慣は良い事だし、自分に合っていると分かったから好きになったと言ってたな。それに寮の同じ部屋の学生たちが、よく面倒見てくれるので嬉しいと言っていた。また、カレッジで講義中でも、ババが車で来られると、すべての学生たちがペンを放り出し、一階までババの車をめがけて階段を駆け下りて走っていくのを見るのが面白かったけれど、今では、自分も他の学生より速く階段を駆け下りてババの車に向かって走って行くんやと言っていたのが面白かった。

ヨシオ:ふーん。それは面白いな。でもポニョはインドのアシュラムに行ってダルシャンに出たりして忙しいのに、よくそんなカレッジの中をうろうろする時間があったな。

ポニョ:どこが忙しんや?アシュラムにいる時は、いつも暇を持て余していたぜよ。特にホワイトフィールドでは何にもする事がないぜよ。早朝ダルシャンに出て、ババのお顔を拝み、ラッキーな日は、ババの御足に触れたり、もっとラッキーな日は、ババと視線を合わしたり、キャンディーを投げてくれたり、インタビューに呼んでくれたりして神様と一緒に過ごしたな。神の化身と一緒の空間で、一緒の空気を吸い、一緒の時間を過ごし、そして同じ地面を歩けるんや。それって至福のひと時やぜよ。そのあと、おいらが一番楽しみにしている朝ごはんを食べたあと、昼食まで何もやる事はないやろ。昼食が終われば少し昼寝して、夕方のダルシャンに行くまで、日本人のグループの人たちとバジャンをしたりババの話をして、ダルシャンの後は、また美味しい夕飯を食べ、そのあとダルシャングランドに行けば、どこかのグループがバジャンをしているので、一緒に歌ったりして一日が終わるんや。だから昼間、ずいぶん暇を持て余していたので、カレッジの中をうろうろしてたんや。主には図書館で本を読んだりしてたんやけどな。そういや、アシュラムの周りの畑や雑木林の中を毎日一時間ぐらい歩き回っていたぜよ。村の子供たちと遊んだり、昔懐かしい手押しポンプが付いている井戸で水を汲んだりして面白かったぜよ。また、ある村人は、ババがホワイトフィールドにある王女様の土地を寄付してもらってアシュラムを作る前からそこに住んでいるんだけれど、まだ若かったババと一緒に、いつも森の中へ出かけて遊んだと言ってたな。その頃には、森の中には野生のトラがいたって言ってたぜよ。それでみんなで輪になってバジャンを歌ったり、ババととても楽しい時を過ごしたって言ってたな。それでババが将来の事も言っておられて、ここには、将来君たちが想像出来ないほどの人々が世界中からやって来るので、絶対この地を離れてはいけない。生活の糧が要るのであれば、世界中からやって来る人々のための生活用品を売って生活しなさいそれで充分生活をしていけるようになる。そして、将来もっとたくさんの人がここにやって来るけれど、その理由をババがだれにも言ってはいけないと口止めされているので、君にも言えないんや。と言ったので、その理由をおいらは知っているよ。水やろって言うと、大きな目を開けて、おいらの目を驚いたように見てたぜよ。

ヨシオ:ふーん、面白い話やな。俺もホワイトフィールドに住んでいる人から、将来ババが、ブルーマウンテン山脈を持ち上げるという途方もない奇跡をされる時に、その奇跡がよく見れる場所があるとババが言っておられた場所があるって言ってくれたな。

以前、ゴヴァルダナギリの丘が小さな少年によって高く持ち上げられた時、牛飼いの少年少女たちはクリシュナが神だと気づきました。
今日、ゴヴァルダナギリのような丘ではなく、山脈全体を私が持ち上げるのをあなた方は目にすることでしょう。
その時が来るまで我慢強く私を信じて待つのです。P 22cap5SSS,Vol3

ポニョ:それは何処ズラ?

ヨシオ:地名も聞いたけれど、インドの地名なので半分忘れたな。カダルーかなんかやったな。それよりポニョが、カレッジの中をニセ学生になってうろうろしていた時って、ババがホワイトフィールドに滞在されていた時やろ?誰でもカレッジの中をうろうろ出来るんか?

ポニョ:今は知らないけれど、おいらは毎日カレッジに行ってたから、警備の人とも知り合いになったし、まるで学生になったような気分でキャンパスの中を自由に出入りしてたぜよ。ある学生は修士課程を履修していて経営学を学んでいたんや。それでおいらが日本から来たと言うと、修士論文のテーマを、ホンダが如何に世界的な企業になったのかという論文を書き終えたので見て欲しいと言うのでその要約を読んだことがあるぜよ。

ヨシオ:本田宗一郎のお話やな。インドのアシュラムのカレッジでそんな事を研究しているって本田宗一郎も夢にも思わないやろな。

ポニョ:そういや、先日スズキの会長が比良さんに連れられてアシュラムに行き、ハヌマーンの像にプージャを捧げていたぜよ。

ヨシオ:何でハヌマーンの像やねん。

ポニョ:だってスズキがインドで作った会社の名前がマルチスズキという名で、マルチってハヌマーンの事なんや。それでヒルビュースタジアムにある世界一巨大なハヌマーンの像にお参りをされたんや。そしてババの無料の病院なんかを見学されて、とても感心されていたぜよ。日本では奉仕ってやらされるものやけれど、インドではみんな喜んでやっているって言っておられたぜよ。

ヨシオ:ババの病院のスタッフは、医者も含めてみんな天使みたいな人ばかりやもんな。俺の子供も看護師をしてるんやけれど、近いうちにババの病院に奉仕に行くって言ってたな。

ポニョ:とにかくババが設立されたいろんな組織は、カレッジや病院も含めて全て愛で満たされているから、どこに行っても天国にいるような気分になるぜよ。

ヨシオ:俺もプラネタリウムが出来た時に、ただのチケットをもらって鑑賞しに行ったことがあったな。隕石が地球に落ちて恐竜が絶滅した話をやってたけど、インドのアシュラムで、まさかそんなストーリーを見るとは思わなかったな。でも、ポニョはアシュラムの中やったらどこにでも行ってたんやな。

ポニョ:昔、プッタパルティのダルシャングランドの真ん中にあったロータスの像が、ホワイトフィールドのカレッジの中庭で見つけた時は嬉しかったぜよ。あの像は、ババが直接手から、そのミニチュアの像をカスツーリさんに物質化して、これと同じ物を造りなさい。と言われたチョースペシャルな像なんや。そういや、あんたもその像と同じ像を、オーストラリアのアーティストに造らせて家に置いてあったな。

ヨシオ:本物よりちょっと小さいけどな。でも俺の背の高さより大きいんや。ちょっと重たすぎて、今は分解しているけどな。そのババが物質化されたロータスの像は、ヨガの塔とも言われていて、深~い霊的な意味が有るんや。だから、その像をコピーして造る時に、オリジナルと同じ物を、とても正確に造らないといけなかったんや。例えば、下の丸い基礎の部分から一番上まで七つのくびれがあって、それはヨガの行者が一つひとつ昇って行かなければならない霊的段階を現しているんや。そして、その七つの段階を登りつめたら、そこには大きな蓮の花があって、それは頭のてっぺんにある大泉門、つまりサハスラーラチャクラを現しているんや。そこはクンダリーニのパワーが背骨をクルクルと蛇のように回りながら昇って上がると辿り着く霊的な場所で、数日前も言ったけれど、人が自然を超越する為には、その霊的レベルにまで到達しなければいけないんや。でも人が世俗的な欲望を持ったままそのチャクラに到達すると、サハスラーラチャクラの花びらの形をしたものが、真ん中にある神聖な光に近づき、逆に人が神聖な性質を持ってサハスラーラチャクラに到達すると、光が大きくなって、光の方から花びらに触れるんや。どちらも自然を超越できる力を得ることが出来るけれど、霊的に見たらその違いは一目瞭然なんや。

ポニョ:おいらにはちょっと難しいけれど、ヒラニヤカシプや悪鬼の王ラヴァナは、そういう自然をコントロール出来るパワーを持っていたけれど、多分欲望をたくさん持っていたから前者の方なんやな。神様が真の帰依者を探すってババは言っておられたけれど、光自体が大きくなるって、その事と少し似ているぜよ。

ヨシオ:別に何にも難しい事は言ってないんや。実は神聖な光って、愛の事なんや。人はクンダリーニヨガやヨガの呼吸法をしなくても、毎日、全てのものの中に愛を見て、自分自身の中にある愛を膨らませて、その神聖な愛そのものになり、愛に満ちた人生を送る事によって、クンダリーニヨガで得ることが出来るのと同じ体験をすることが出来るんや。

ポニョ:そうなんや。おいらは呼吸をコントロールするヨガをすると、息が出来なくなってきて、しまいに苦しくなって来て死にそうになるんや。でもいつも気がついたら寝てしまっているんや。

ヨシオ:なんやそれって?ほんまに真剣にやってるんか?また美味しいものをたらふく食べた後に瞑想をしたんやろ。

呼吸の制御の修行はグルの管理と指導のもとに、正確で完全な方法で執り行わなければなりません。
この修行には、三つの段階があります。
一つ目は、吸息です。
二つ目は息を止める保息。
三つ目は呼息です。
これら三つの段階に費やす時間は同じでなければなりません。
人体の脊柱上には、シャド・チャクラと呼ばれる生命を維持する六つのポイントがあります。
一番低いところに位置するのはムーラーダーラー・チャクラと呼ばれる、生命を維持する根本的、根源的なポイントです。
プラーナーヤーマでは、二番目の段階である保息をしている間に、シャドチャクラを通過する空気の供給が欠乏するために、クンダリーニーが目覚め動き出して上昇し始めます。最上部には、サハスラーラチャクラすなわち「大泉門」があります。
そこには花びらに囲まれた神聖な光りが存在しています。
サハスラーラーチャクラは、千枚の花弁がついた蓮華の花のようなものです。
人が鬼のような性質を持つと、それらの花びらが中央の神聖な光りに触れます。
逆に人が神の性質を持ち始めると、神聖な光りの方から花びらに触れ始めるのです。
このように、霊性修行を行うとクンダリーニが、人体に影響を与えるのです。
一日の呼吸回数の多い生き物は短命です。
犬のようにたくさん呼吸すると、寿命は短くなるのです。
蛇やマングースは一日に少ししか呼吸をしません。
それゆえ蛇もマングースも長生きします。
呼吸は寿命に影響を与えるのです。STPSp213