サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

S夫人と至福の体験❶

2015-09-25 00:00:10 | 日記
間もなく、私の神聖さはすべてに知れ渡るようになるのです。
私は意図的に私の神聖さが世界に広まるのを遅らせています。
しかし、一度、私が私の真の姿を顕現すれば、すべての世界がプラシャンティニラヤムになることでしょう。

ポニョ:このブログから削除してE-Bookに掲載した「神様との約束シリーズ」の中で紹介させてもらったS夫人に、S夫人の話を本に掲載させてもらったお礼を兼ねて、紙本を贈呈したんやけれど、S夫人は、S夫人のお友達が認知症の方をお世話されていて、その方にも読んでもらったら、とても役に立って良かったと言って喜んでおられたぜよ。
http://bccks.jp/store/114521
ヨシオ:そうか。その本の番外編にお袋が重度の認知症やったけれど、ルッドラムを毎日唱えたら記憶が蘇った話が載っているもんな。そうか。S夫人に喜んでもらって良かったな。S夫人とは、S夫人が星やんと一緒にオーストラリアに来られて以来会ってないからな。一時期、御主人を亡くされて落ち込んでおられた、という話は聞いたけどな。お慰みの手紙を書こうと思ったけれど、ありきたりの文章じゃS夫人の心に響かないので、何を書いて良いのか分からなくなって、何も書けなかったな。星やんも亡くなったし、御主人も亡くなって精神的にもしんどいやろな。星やんとS夫人御夫妻はいつも一緒に行動されていたもんな。

ポニョ:ババがサイババさんの子供の頃の姿になって、星やんたちと願望成就のタマリンドの木の祠の前で出現されたけれど、その時に一緒やったのがS夫人御夫妻やったもんな。

ヨシオ:頭をゴリゴリと岩に押し付けられて、もっと心から帰依しろって、子供の姿になられたババに言われたんやろ。そして、その後どんな果物が欲しい?と聞かれてインドには売っていない日本の平べったい柿を出してみろと言ったら、本当に、その子供が大きな柿を物質化したんや。それでその時に初めて、そのガキがババさんの子供の頃のお姿やって分かったんやったな。

ポニョ:ガキが柿を出したって言いたいんやろ。その岩に顔を押し付けられた時に、星やんが日本で新調した金色の軽合金のメガネのフレームが曲がってしまったけれど、その後で、ババがインタビュールームで曲がっているフレームを指で触れられて、良いメガネだねと言われたんやったな。そのあと目眩がするから大阪に戻った時に新調したメガネ屋に持って行くと、このメガネのフレームは純金です。うちで売っていませんって言われたんや。めちゃ面白い奇跡を体験されたんやな。

ヨシオ:そのあとコダイカナルで、星やんが、ババから直接、将来の嫁さん候補の四人の名前を手帳に書いてもらったり、S夫人もムンバイでババ御自身に呼ばれて何万人も集まっている会場で、ババの前で是非歌いたいと思っていたマーナサバジャレのバジャンを歌わせてもらったんやろ。すごいよな。その感激的な部分を掲載しよか。

どこへ行く時も、星やんは小さなかばんを持ち歩いているので、ある日一体何を入れてるのか聞いたことがある。すると、おもむろにカバンを開けると、大事そうに箱に入った小さい10cmぐらいのガラス付きのサイババさんの写真が入っている額を取り出した。
ババの顔はビブティに覆われていて半分ぐらいしか見えない。
そして、その箱もビブティだらけだった。
「ほっとくと、一杯になるんです。」と星やんは言った。
「バジャンの時にこれを祭壇に置くのに持ち歩いているんです。」
そして、バジャン会場に着き、お祈りが始まると、先ほどきれいに拭いたはずのビブティが写真から噴き出し始めた。
それも、今回はサイババさんの写真とガラスの間に出て来ているようだった。
バジャンが佳境に近づいた頃、突然パチンという音がしてガラスが割れた。大量のビブティが行き場を失いガラスを割ったのだ……。

いつでも、どこでも星やんはバジャンを口ずさんでいた。
そして、少し間が空いたかなと思って顔を見ると、サイババさんへの思いに感極まって涙を流していたのだ。

コダイカナルでは、ボランティア達が一列になって竹で編んだザルに土を載せ、ビルの建築現場に運んでいた。
星やんも列の中央付近にいたが、とても辛くなって罪の意識を感じながら列を離れ、誰からも見えないビルの反対側の木陰で腰を下ろしていた。
すると、いつの間にかサイババさんが目の前に立っておられた。
星やんは、サイババさんが、自分が仕事から逃げて隠れて休んでいるのを咎めに来られたと思い、
「すみません。ババ様。すぐに列に戻るので許して下さい。」と言った。
するとサイババさんは、
「いいんだよ。ゆっくりそこで休んでおきなさい。ところでお前は毎日、日記をつけている手帳を持ち歩いているだろう。ちょっとそれを私に貸してごらん。」と言われたので星やんは胸のポケットから手帳を出してサイババさんに手渡した。
するとサイババさんは手帳をめくり、ペンで空いているページに何やら書き始められた。そして、手帳をポンと返しながら、
「ここにこれからのお前が、どのように生きて行ったら良いか、人生の指針を記しておいた。それらをよく読んでおきなさい。そして、将来のお前の花嫁候補の名前も書いておいた。四人の娘の名前が書いてあるが、どの娘もとても良い娘だ。お前が一番気に入った娘を選ぶが良い。」と言って立ち去られた。
星やんは、その手帳をおいらに見せながら
「このうちの三人にはもう出会ったんやけれど、あと一人はまだなんです。」と言った。
おいらは「ところで、その三人の娘さん達はええ娘やったか?」と聞くと
「はい。とても。でも四人目の娘と会ってから決めようと思ってます。でも、僕、本当は結婚なんかしたくないんです。神さんの事だけ思って生きて行きたいんです。」
と寂しそうに答えた。
そして、星やんはそれを貫き通した。
彼は、一生結婚しなかったのだ。

サイババさんがムンバイへ旅立つことになり、星やんも一緒について行くことにした。
今回、星やんはS夫妻と同行した。
やがて、ムンバイのダルシャン会場に着いたが、信じられないぐらいたくさんの人が集まっていた。
すると、S夫人に突然、セヴァダル(ボランティア)が来て、「あなたにバジャンをサイババさんが歌って欲しいと言っておられますので、最前列まで急いで来てください。」
と言って彼女を連れて人混みの中へ消えて行った。
星やんは唖然として、S氏に「こんなこともあるんや。」と言った。
S氏は「あいつの夢やったんやで、サイババさんの前でマーナサバジャレの歌を唄う事が。」
と言う声が泣き声になっていた。
その間、S夫人は他のインド人のバジャンシンガー達から怪訝な顔で、ジロジロ見られながら最前列に席を取った。
少し緊張したのでチューンがハイピッチになったが、自分でとても満足だった。
何と言っても、目の前に憧れのサイババさんがいて、自分の歌を聞いていてくれているという、これ以上の幸福な事はないと思った。

バジャンセッションも終わり、信者達がぞろぞろ帰り始めた時、またセヴァダルが来てサイババさんがお呼びだと伝えに来た。
急いで、ドキドキしながらサイババさんのお部屋へ行くと、サイババさんは部屋の横にあるトイレにちょうど入られるところだった。
こんなところを見られちゃったなと、少しバツの悪い顔をしてトイレに入られた。
ほんの数人だけしか部屋にいなかったけれど、それを見て皆で顔を見合って微笑んだ。
そのうち、お小水の音が聞こえて来たが、その直後にその音を聞かせないようにする為にか、サイババさんが大きな声でトイレの中でバジャンを歌い始めた。
皆は、もうたまらず笑いこけてしまった。
ニコニコしてトイレから出てこられると、サイババさんは床に直接座られた。

そして、とてもリラックスした様子で幾つか、冗談を言って皆を笑わしたあと、横になって目を閉じられた。
皆はそっと、サイババさんの身体を囲むように、座り直した。
そのうちの一人が、目配せをしてS夫人にも、横に来て座るように合図をした。
やがて、目配せをした信者が小さい声でバジャンを歌い始めた。
他の信者達もそれに合わせて、小さい声で歌い始めた。
横になって休んでおられるサイババさんを起こさないように、優しいチューンのクリシュナバジャンだけを選んで一人ひとり順番に歌った。
サイババさんは、静かに寝息を立てておられた。
オレンジ色の見慣れたローブが、静かに、そしてゆっくりと、寝息を立てる毎に上下に動いていた。
だんだんとS夫人は、自分がいるところが、地上か天国かサッパリと分からなくなって来てしまった。
もう自分が生きている世俗的な世界に戻りたくなくなって来た気分だった。
この世の世俗的な事には、一切関わりたく無くなって、全く関心も無くなってしまった。
このままずっと、時間が止まればいいのに...と願った。
このままずっと、サイババさんと一緒に....... ずっと 一緒に.....ずっと ずっと 一緒に.........

星やんは、S夫人が戻って来て以来、無口になっているのに気がついた。

「僕も、その気持ちがよく分かる。もう神さんしか欲しくなくなるんや。」
「やれ結婚だの、財産だの、人間関係のゴタゴタだの、お金だの、政治や世界の事なんかどうでも良くなってしまうねん。」
「神さんしか欲しく無くなるねん。神さんだけしか要らんようになるねん。神さんだけやねん。でも、そうしてたら、やがていつか、神さんでさえも、要らんようになる日が来るらしい。だって、自分自身が、実はその、自分があれだけ追い求めていた神さんだったと分かる時が来る.....」
「その時まで、その時が来るまで....神さん~。神さんよ~。神様~。神様よ~!と泣いて叫ばなあかんねん。」

「あんたの奥さんの気持ちはよく分かるで。ほんまによく分かる。」とS氏に言った。

私たちが、より強い愛で神に向けば向く程、この世界は小さく感じられて行き最後にはほとんど認知出来ないくらい小さくなってしまいます。実際のところこの世界はハート以外何も無いのです。サイババとの会話p99

ヨシオ:いつ読んでもすごい話やな。星やんもS夫人御夫妻も、前世ではシルディババの帰依者やったようやな。
純金になったメガネのフレームの話や、ババが子供の姿にもどって、S夫人たちに柿をプレゼントされた話を聞いていると、俺たちは神話の世界に生きてるような気になるよな。

ポニョ:これまでいろんな神の化身がこの地上にやって来て、様々な奇跡や神の不思議な神業をお示しになられたけれど、もうすぐしたら、今までの全ての奇跡を凌駕するような大奇跡を見ることが出来るんだってばよ。ババが空に現れたり、山脈を持ち上げられたりする大スペクタクルなシーンを、全ての人々が見ることが出来るんやぜよ。しかもただで。嬉しカルカルやな。

ヨシオ:ただで見れるは余計や。

@まもなく、全ての国々が一つになるでしょう。
全世界は一つになるでしょう。
カーストや宗教や国籍という狭い考えは消え失せ、全ての人が一つになって神聖さを体験するでしょう。
全ての人が愛の思いを深め、お互いを兄弟姉妹と考えるようになるでしょう。
@あなた方は、これからすぐ間もなく、スワミが今まで明らかにしてこなかった栄光を見ることになるであろう。
そうなれば多くの人々がやってきて立錐の余地もないぐらいになるであろう。
@私自分自身が空を飛び、大空を駆け抜けるだろう。
すべての人はそのことを同時に見るだろう。