サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

鹿はなぜ泣くの

2015-03-25 12:00:27 | 日記
ポニョ:ババが降誕祭のパレードで、山車に乗っておられる時に、腕から血が吹き出していてたなんて誰も知らなかったやろな。

ヨシオ:ババは、タオルでその血を拭いたりされて人に分からないようにされていたんやけど、そのタオルは血が絞れるぐらいやったんや。

ポニョ:普通の人やったら失血になって、気絶してしまうやろな。それを最後まで誰にも気付かれずにパレードを終えられたんや。すごい感覚のコントロールやな。

ヨシオ:またある時にも、アメリカの帰依者がババがシャワーを浴びた後、髪の毛を乾かすのに便利だろうと思って、ドライヤーをプレゼントしたんや。早速それをババが使われていたんやけど、インドって停電になったりするやろ。それで、ドライヤーが停電で止まったんや。ババはドライヤーの熱い空気が出るところを覗いていたら、突然電気が通じてドライヤーが動き、ババの目を焼いて失明されたんやで。

ポニョ:なに~!ババの片方の目は失明していたんけ?知らんかったな。

ヨシオ:ババは、周りの人が是非手術して下さいと、頼んでいたんやけど、一つの目だけでこの世界を見るには十分だ。と言われてそのままにしておられているんや。

ポニョ:でも、ドライヤーの吹き出し口を至近距離で覗くか?なんかおかしいで、それって。

ヨシオ:この前も言ったように、この地球上で人類は七十億人もいるけど、ババを除いては、その全員が何らかのカルマを持っているから、必然的にこの世に生まれ変わっているんや。でも、ババだけは、何のカルマも無く、人類やこの地球に生きとし生けるものの為に、人の姿を取ってこの地上に降臨されたんや。でも、帰依者のカルマを取るためや、地球のカルマ、例えば以前も言ったけど、ナラカという、太陽の周りを大きく楕円形の軌道に乗って回る小惑星を破壊されて地球を救われたり、国や地域が持っているカルマを破壊されることもある。そういう事の為に、自らの肉体を傷つけられる事はしょっちゅうされるんや。でも、決して誰々を助けるためにとか、何々のカルマを取るためにやられている、なんて言われないんや。例え言われても、その人の奥さんにに言われたりした事はあるけど、ほとんどの場合、誰の為に怪我や病気をされたか分からないんや。ババは、アヴァターがこうして地球に降臨して、全然ありがたく思わない事は罪だ。と言っておられたけど、本当にその通りなんや。実は、俺たちの見えない、知らないところで、大きな仕事をされているんや。ドライヤーの話にしても、ポニョの言った通り、突然止まったドライヤーの吹き出し口に、目を近付けるなんてとんでもない事やろ。誰もそんな事をしない。それに、百歩譲ってババが知らずに目を近づけたとしても、突然、熱風が出て来たら、普通は直ぐにドライヤーを手放すか、ドライヤーの角度を変えるやろ。それを目が焼けるまで、熱風を目に当てたままにするって尋常ではないやんか。

ポニョ:そうやな。普通やったら絶対そんな事をしないよな。とても不自然や。だから、誰かのカルマを取る為にわざとそうされたんか。それしか考えられないよな。今回は多分、この事を講話の中でアメリカの帰依者からもらったヘアドライヤー、と言っておられるから、アメリカという国が持っていたカルマを取られたかもしれないな。でも、そういうことを何も言われないって、ババさんらしいな。優しさの化身やもんな。

9年前のある日、私は頭を洗ったあとに髪を乾かしたいと思いました。
アメリカ人の医者の一人が私に愛を込めてヘアドライヤーをプレゼントしてくれたので、私はそれを使おうとしました。
そのとき停電になりました。
そして、私がちょうどドライヤーに目を近づけて見ていたときに電気が復旧しました。
その結果として、突如、熱風が私の目に当たり、網膜を傷つけたのです。
私は少しもうろたえませんでした。
この広い世界を見るにも片方の目で事足ります。5/7/03

ヨシオ:しかも、ほとんどの場合カルマを取ってもらった帰依者も、ババが自分のカルマを取って行かれた事に気づかないんや。

ポニョ:でも、死んで霊界に行ったら分かるやろ。死ななきゃ分からない、の世界やな。

ヨシオ:こういう風に直接、自分の身体に誰かのカルマを取り込む以外にも、ババは帰依者を救う為に、ありとあらゆる事をされるんや。昔、メキシコシティーで大地震があって、たくさんのビルが倒壊したんやけど、ある高層マンションも、隣のビルにぶつかって倒壊したんや。隣のビルはどうもなかったんやけど、倒壊した方のマンションには、たくさんの犠牲者が出たんや。そして、そのマンションの最上階にババの帰依者の家族が住んでいたんやけど、全ての家族が無傷やったんや。

ポニョ:どのようにしてそんな奇跡が起こったんや。不可能やろ。倒壊したビルの最上階に住んでいたのに。

ヨシオ:ところが、そのマンションが隣のビルにぶつかった瞬間に、最上階の部分だけがちぎれて、隣のビルの屋上に乗ったんや。

ポニョ:なに~。それってダルマさん落としのゲームみたいやんか。ほら知ってるやろ。木のカナヅチで積み上げてある丸い木を下から一つずつ横から叩いて、取って行き、最後に一番上のダルマさんが下まで無事に降ろして行ったら勝ちなんや。

ヨシオ:あったな。そんなゲーム。俺もやったことがある。いつも途中でダルマさんが落っこちて、上手くいかなかったけどな。

ポニョ:それと一緒のことが起きたんやろな。神さんがダルマ落としゲームをされてたんやろな。他の階にいて犠牲になられた方には、申し訳ないけれど。

ヨシオ:たくさん亡くなったからな。ということで、今日もヴィジャヤサイ君の話をしよか。今日は鹿の話から始めよか。ポニョがホワイトフィールドでインタビューに呼ばれた時に、ゲートをくぐったところに、鹿が何頭かいるのを見たやろ。

ポニョ:うん。鹿だけやない。他にもウサギや小鳥のような色んな生き物がいて、さながらに、ミニ動物園みたいやったな。ババが、バナナをあげたりして面倒を見られておられんやろ。

ヨシオ:ある日、その中の一頭の鹿の目から、涙が流れ落ちているのをヴィジャヤサイ君が気付いたんや。それでババに、あの~。スワミ、あの鹿が泣いていますけど、と言うと、ババは、彼の時間が残されていない。鹿としての生が終わりに近づいている。と言って、その鹿にバナナを食べさせていたんや。ババが言われた通り、その日の晩にその鹿は死んだんや。

ポニョ:以前、誰が、どのくらい生きるか、いつ死ぬか、もうその人が生まれる前から決まっているって記事にしたよな。その人が、不摂生しているから、寿命が短くなったとか言うけど、実は、その人が不摂生することも、すでに織り込み済みなんやって。生まれる前に、もうすでに自分の命日が決まっているのに、人は自分の死を恐れるって滑稽やな。

ヨシオ:ババは死を恐れるな。と言っておられる。その人が一生の間に何回、息を吸って吐くか、その人の生涯における心臓の鼓動数まで知っておられる。また、何度、その人が一生の間に嘘をつき、人を傷つけるか、また、何回、神のことを思って胸をときめかすのかも知っておられる。ポニョが言ったように、全ては神様によって織り込み済みの事なんや。だから本当は、ガンを宣告されて自分の死に直面しても、ジタバタする必要なんてないし、身内や友人の突然の死に接しても、全く泰然とした態度を取らないといけないんや。

ポニョ:そういう態度を取るって難しいよな。執着心って誰でも持っているから。でも、淡々と、飄々と、その人の行為は、まるで水の上に書いた字のように、書いては消えて行くように、スゥ~っとクールに人生を送れば良いなって、以前も記事にしたことがあったな。

ヨシオ:ポニョはよく覚えているな。確かにその通りやな。神様に近い帰依者って、そういう人なんやろな。神の帰依者の神に対する思いって、神様を束縛するって言うやろ。神様は帰依者の召使になるって。俺は、それは一体どういう事なんかなと思っていたら、こんな話をヴィジャヤサイ君が言ってた。ダサラ祭の日に、プーナチャンドラホールに入りきれない程の人々が詰めかけていた時に、ババは、学生たちと一緒に緞帳が閉じられている舞台の上におられて、ダルシャンを与えようと椅子から立ち上がろうとされてたんや。でも、ヴィジャヤサイ君たち学生は、こんなにも近くババと一緒にいることが出来る機会は余り無いので、ババに、心からもう少し僕たちと一緒にここにいて下さい。とお願いしてたんや。ババは、ホールに集まっているたくさんの人々が、私が行かなかったらカエルになってしまう。つまり、ハスの花の近くにいながら、その蜜の味を味わえない。だから、今からホールで待っている人々にダルシャンを与えないといけないのだ。と言われたんや。でも、ヴィジャヤサイ君達が、もう少し僕たちと一緒にいて下さい。と頼むと、ババは、君たちのそうした祈り、願いがどれ程の力を持っているのか君たちは知らないだろう。私は、その君たちの純真な祈りの力によって、この椅子から立てないのだよ。と言って、そこに二十分近く座っておられた。ババは、少しだけダルシャンを与えたら、すぐに帰って来るので行かせて欲しいと、言われたんや。そして、ダルシャンを与えにカーテンを開けて人々の前に出て行かれると、ババをを待ちわびた人々がババが出て来られたのを見て、大きな拍手をしたんや。ババは、会場を一回りして舞台の上に戻って来られると、ヴィジャヤサイ君達に、彼らはカエルからミツバチになった。遠路遠くからやって来て、私の神聖な蜜を味わった。と言われたんや。

ポニョ:帰依者の神への祈りって、それほど神様を束縛出来るんやな。本当はすごい力を持っているんやな。だから、ババは心から神に祈りなさい。それは神に必ず届くから。と言われているんやな。

カルマを支払い、奉仕や霊性修行を行う上で、あなたは様々な困難に出合います。
しかし、それはあなたが生きているこの世界では自然なことです。
この世界には善と悪、喜びと悲しみ、光と影といったように二面性を持っています。
それらのことにあまり重きを置かないようにしなさい。
あなたに降りかかるものを、あなたの義務として神への祈りと共に受け入れることです。
そしてその結果については神の御手にゆだねなさい。SS11/1996


ヨシオ:俺も祈りの力って、このようなすごい力があるって知らなかったので、今度からしっかり祈るようにしようと心を新たにしたんや。あるオーストラリアから来たプアーな失業中の帰依者が、ババに何が望みだと聞かれて、毎日、札束を数えるのが仕事のような生活をしたいな。と言ったんや。すると、彼はオーストラリアに帰るとすぐに仕事が見つかり、毎日、銀行のカウンターで札束を数えている仕事をしてるんや。

ポニョ:なんやそれって。彼がババに言った意味は、毎日札束を数えるのが仕事になるぐらいリッチになりたい、っていう意味やろ。人の札束を数えてどうするんや。

ヨシオ:ババに祈ったり、お願いしたりする時は、正確な言葉で、きちんと意味が通じるように、正しいセンテンスで言わなければ、このようになってしまうんや。だって、神様の話されることは全て真理で、言霊そのものなんや。だから、その神様に何かお祈りや、お願いをする時は、言葉自体がマントラだと思って話さなくてはいけないんや。二年以上も失業中の俺の友達も、ババに、何か良い仕事を与えて下さいと頼んだんや。するとババは、四月に良い仕事があるから、その仕事をすれば良い人生が待っている。と言われたんで、四月になるのを心待ちにしていたんやけど、やがて五月になり六月を過ぎてしまっても、何の仕事も見つけられなかったんや。でも、その人は、正式な仕事に付くまで四月に開設されたサイババブックショップの奉仕をしていたんや。でも、ババが約束してくれた良い仕事に付けなかったので、失望して奉仕活動もやめてしまったんや。俺は、ババの言われた仕事って、今あんたがしている奉仕活動の事やで、と言ったんやけど、こんな事をしていたら金もなく結婚も出来ない。僕が望んでいたのは、高給がもらえるような仕事なんや。と言っていた。ババは世俗的な仕事など、何の興味もない。神の目から見たら、その帰依者が神に近づく為の仕事のみが、有益な仕事なんや。だから、その奉仕活動に身を捧げたら、必ず生活の面でも面倒見てくれるし、良いパートナーも必ず見つけてくれるんや。それが、神さんの帰依者に対する仕事、義務なんや。帰依者が神の方に一歩近づくと神様は十歩近づいて下さるんや。それが、真の帰依者と神様の関係なんや。

ポニョ:神様に自分のエゴや欲望を捧げずして、どうして神の方に近付いて行けるのか?それが問題や。

ヨシオ:なんで、それが問題やねん。ポニョは俺と居てたら、日本語が変になってきてるんと違うか。きちんと話さないと、変な望みを神様が叶えてくれはるで。

ポニョ:それは、論理的ではない。

ヨシオ:今度は宇宙大作戦のスポックか?ポニョと話していたら、こっちが精神分裂になりそうやな。

あなたが何をするにせよ、それはあなたの自己自身の満足の為であり、他の人の為ではありません。
そしてその自己とは神であることを理解しなさい。
あなたは人生という劇で自分の役をうまく演じなければなりません。
スワミが演出家であなたが俳優です。
願望成就を祈ってはなりません。
神と共に、そして神とのみ在るようにと祈りなさい。
そうすれば、他のすべてがあなたに与えられるでしょう。
常に謙虚で礼儀正しくありなさい。STPSp250

暑さと寒さ、損と得のように対立する様々なものは、他のすべてのものと同じように、それぞれが世の中に役立っています。
どんなものも目的があってこの世に生まれたのです。
そのすべてを、自分の人生のために、自分の成長の段階にふさわしく、正しく活かしていくことが大切なのです?SGc2

蟻さんは髪の毛の中を這うのか?

2015-03-25 00:00:15 | 日記
ポニョ:頭の毛をタダで刈ってくれるティルパリの寺院へ行ったぜよ。

ヨシオ:ポニョには刈る毛なんてあったんか?

ポニョ:まだ残っているぜよ。でももうツルツルピカピカになっちゃったぜよ。毛を剃る為の刃は買わないといけないんやけれど剃り代は支払うかどうかは自分次第やねん。めちゃ長い行列で丸一日かかるけどな。

ヨシオ:なんでそこまで行って剃らなきゃ行けないんや。

ポニョ:髪の毛を剃ってもらうと同時に自分のエゴもそこで神様に捧げるんや。

ヨシオ:そんな事やったらその寺院に行かなくたって出来るやろ。

ポニョ:そういう神事が催されてるところでやるのがええんや。髪の毛を刈って、頭が軽やな刈った。

ヨシオ:なんやそれ、なんかオチでもあるんか?

ポニョ:その寺院で髪の毛を剃る事をカルヤナカッタと言うんや。

ヨシオ:それって日本語みたいやな。

ポニョ:昔、日本語とタミル語が似ているって指摘した本を読んだことがあるけれど、本当に似ているぜよ。カルヤナカッタはタミル語かどうか知らんけれど。でも、すごい金をみんな寄付してたな。

ヨシオ:インドも賽銭箱があるんか?

ポニョ:いや、行列の途中にあちこちハンモックみたいなのが吊ってあってそこに金を投げ入れるんや。

ヨシオ:その寺院はよく儲かっているんやろな。

ポニョ:何万人も毎日参拝に来るんやで。しかも、剃った毛をかつら用に売るからその収入が莫大なんや。

ヨシオ:インドは世界一の人毛輸出国やもんな。

ポニョ:でも、頭の髪の毛が無くなってツルツルピンポコになったら淋しいな。

ヨシオ:ポコを最後に付けるなよ。卑猥な響きになるやろ。

ポニョ:なんでやねん。不二家のポコちゃんのどこが卑猥なんや。あんたもツルツルピンポコにしたことはあるんか?

ヨシオ:あるさ。二十五年ほど前やけどな。嫁さんの髪の毛を切ってあげたら、ちょっと短くなりすぎやって怒られたんや。それで、すみません。それじゃ責任を取ります。と言って自分で頭の毛を剃った事がある。そのあと、車を運転してたら飲酒検問があって車を停められたんや。それで俺は冗談のつもりで私は仏門に入っている僧です。お酒なんて飲みませんと真面目な顔をしながら手を合わせて警官に言ったら、警官も手を合わせて車を停めてすみませんでした。どうぞお行きください。と言ったんや。一緒に乗っていたオージーの友達はそのあとメチャ笑っていたな。

ポニョ:あんたらしいな。そのノリは。

ヨシオ:また、サイセンターに行ったらいつの間にアシュラムに行ったのって皆によく聞かれたな。

ポニョ:そういや、プッタパルティに行った人も毛を剃って帰って来る人がいたよな。でも、日本に帰ったらまだ寒いし頭のてっぺんが風邪引くぜよ。

ヨシオ:なんで頭のてっぺんだけが風邪を引くんや。それに瞑想していたら頭のてっぺんが熱くなるやろ。

ポニョ:そうなんか。頭のてっぺんに電熱器でもあるんか。でも毛が無くて瞑想して頭のてっぺんが熱くなったらゆでダコみたいになるぜよ。

ヨシオ:なんやねんそれって。俺は昔よく瞑想をしていた時、身体の中に光の玉
を想像するんや。そして、その光は神さんで自分の中にいつもおられるんや。その光の玉を身体中に回して肉体が持ついろんな欲望やら怒り、嫉妬の気持ちなどをジューッという感じで、焼いて無くして行くんや。

ポニョ:それってお好み焼きとかたこ焼きが好きな人向きな瞑想方法やな。ジューッという音が美味しそうやぜよ。「お客さん、ちょっと焦げ目が付いた方がいいですか?それともこれぐらいでいいですか?まだ、触らないで下さいね。もう一度ひっくり返しに来ますから。」なんて言って、メガネをかけた生真面目な職人肌の菊水のお好み屋のおっちゃんがよく聞いて来たよな。

ヨシオ:瞑想の話からなんでいきなりお好み焼きの話に変わるんや。ポニョはお腹が空いているんやろ。それで、その光の玉を最後に頭の頂点に持って行くんや。すると頭の髪の毛の中を蟻が何十匹も這っているような不思議な感じがするんや。そしてその光の玉が自分から浮かび上がり家族を包み友達や知り合いを包んで最後には世界中、宇宙までを包んで神様と一緒になって行く事を想像するんや。

ポニョ:おいらもそんな体験をした事があるぜよ。最初はあんたが言ったように蟻が何十匹も頭の毛の中を這っているような気がするんやけれど、それが大きくなっててんとう虫ぐらいになって頬や耳まで這いながら下りて来るんや。気持ちが悪くなってやめてしまったぜよ。でも、時間が無い時は頭のてっぺんの髪の毛をちょっと触れるとそこに意識を集中出来るぜよ。

ヨシオ:それって邪道と違うか?それになんで髪の毛があんまり無いのにそんな事が出来るんや。普通やったらてんとう虫がつるりと滑って落ちて来るやろ。

ポニョ:あのねおいらも昔はフサフサの長髪やったんやぜよ。でも長いから毛が重たすぎて一本一本抜けて行ったと思う。

ヨシオ:ポニョの髪の毛はそんなに重いんか?俺はそれが原因ではないと思う。

ヒスロップ: スワミのおっしゃった「欲望が起こる土台は比較する心である」ということ を知るのは大変重要です。私がスワミジに巡り会うという幸運に恵まれる以前、 妻と私はヴィッパーサナー瞑想の修行をしに毎年ビルマに行っていました。そ れはアーナーパーナで始めます。
サイ: 知っています、鼻と唇の接点の番人です
ヒスロップ: 心がそこに腰を降ろすほどに集中すると、瞑想の師が、集中を頭頂に移すようにと指示します。
サイ: すると、頭皮に蟻が這いまわっているような感じになる。
ヒスロップ: そうです、スワミ。私がどこに注意を置いても、燃えるような激しさがあり ました。その火は、体を構成してる最小微粒子が、生成されては即座に分解されているのを感じ取る、直接的な知覚だという話です。意識的知覚であるその 火は、すべての不純物を燃え尽くす、と。

ヨシオ:俺は子供の頃お袋の膝にお頭を乗せて耳かきをやってもらうのが楽しみやったんや。耳かきが終わってもお袋の膝の上に頭を乗せたまま長い間横になるんや。その頃、親父も病気で亡くなったばかりやったし妹もまだ赤ちゃんでいつもベビーベッドにいたし俺は一人でお袋を占領出来たんや。お袋は、世潮、耳かきは終わったで。と言っても俺は知ってる。もうちょっとこのままでいたいねん。と言うと優しく髪の毛を撫でてくれたんや。その時お袋は泣いていたと思う。身体が少し震えていたから。俺はそのままお袋に髪の毛を撫でられるままにしていたんや。すると突然、頭のてっぺんが熱くなって来て意識がそこに集中するような感じで、至福って言うか何かが身体の中からとても幸せなフィーリングが湧いて来たんや。

ポニョ:何才ぐらいの時やったんや。

ヨシオ:四つか五つの頃やったな。それ以来、意識を頭のてっぺんに集中するのが癖になったな。

ポニョ:お袋さんが寡婦になられたんは確か20歳前半やったな。若い後家さんやぜよ。あんたも小さい頃からそんな体験して、ませたガキやったんやな。

ヨシオ:なんでそれがませガキになるんや。

私は天地創造の秘密をこの地上や天国にしまっているのではなく、この二つの境目のところにしまっているのです。
あなた方は、それを瞑想などによって目覚めの状態と睡眠状態の間のかすかな隙間から一時的に見ることが出来ます。
神はその創造の二元性を人の身体の中にしまっておきました。
あなたはその二元性のうちのひとつでも見ることが出来ますか?P, 344 ANDI