そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ドリームガールズ

2007年03月11日 | ミュージカル


2006年 アメリカ 130分
■原題「Dreamgirls」
2007.3.3 TOHOシネマズ緑井
■監督 ビル・コンドン
■出演
  ジェイミー・フォックス(カーティス・テイラーJr.)
  ビヨンセ・ノウルズ(ティーナ・ジョーンズ)
  エディ・マーフィ(ジェームズ・“サンダー”・アーリー)
  ジェニファー・ハドソン(エフィー・ホワイト)
  アニカ・ノニ・ローズ(ローレル・ロビンソン)
   ダニー・グローヴァー(マーティ・マディソン)
  キース・ロビンソン  シャロン・リール
  ヒントン・バトル  ジョン・リスゴー   
  ロバート・チッチーニ

《story》


「夢は永遠に生き続ける」

1962年デトロイト。エフィー、ローレル、ディーナのコーラストリオは、歌で成功しようとさまざまなオーディションにチャレンジしていた。ある日、カーティスという男が、ジミーのバックコーラスにならないかと声をかける。カーティスは、全財産を投げ打って、彼らを売り出す。その後、3人は、「ドリームガールズ」としてデビューし、一躍有名になる。しかし、カーティスは、歌のリーダーをエフィーからローレルに変えるのだった。そこから亀裂は生じ、途中でエフィーはメンバーから降ろされることになる。そのエフィーのお腹には子どもがいた。新しいメンバーを迎え、ますますドリームガールズは売れていった。しかし、カーティスとメンバーとの亀裂も大きくなっていった。

 見応えのあるミュージカル
だれかが言っていたけど、確かに音楽や歌に興味がなくても、引き込まれていく映画だった。体全体で歌うというのはこういうことかと納得できた。口先で歌う歌が小さく感じられた。エディ・マフィーの歌も迫力があった。俳優というのは、さまざまな技術があるものだなと関心した。
しかし、売れるためには金が必要だということにがっかりきた。特に黒人だからという偏見や差別があった。でも、たとえお金を使って売り出したとしても、それを聞いて認めるのは国民だ。下手な歌は、心に響かない歌は受け入れない。あとは実力の世界だ。
人間は、もうこれで満足だという限界を知らない。ひとつうまくいけば次を求める。小さな舞台で歌っているときが幸せだったかもしれない。一度、上を見て進み始めたら止まらない。心が満たされていくはずなのに、隙間が広がる。ジミーだって死ななくてすんだのに。解散ということがその隙間を埋めることだったなんて。でも、それが実は最高の道だったりしてね。

公式サイト「ドリームガールズ」 

  信用されてない
何がつらいって、それは信用されてないこと。頼りにされてないこと。料理なんてやらせてもらえない。広島風のお好み焼きを作ったことがあるが、黙って食べて、たくさん残された。うどんを作ってもそばを作っても、みそ汁を作っても、つけものを作っても、私が作ったものはだれも食べない。私が買ってきた食料品は、いつまでも手がつけられることなく、捨てられる。意見なんて求められないし、いつの間にか私抜きにして事は進んでいく。まあ、寝て食べるだけの居候みたいなものだ。風呂の水を汲むポンプが便利だよというとバカにされた。でも数ヶ月後に誰かが同じ事を言ったら採用された。そんなことはいっぱいある。睡眠は1時間30分の倍のリズムがいいんだって、と言ったら信用されなかった。バカにした雰囲気で、どこに書いてあるのかだってさ。それでなくても、いつも自信をなくして小さくなっているのに、休日になるともっと情緒不安定になってしまう。好きな映画も遠慮していけなくなった。塾のお金がかかって暗に節約を押しつけられた。タバコもお酒も飲まない。何の楽しみがあるのだろう。あなたは、あの北向きの暗い狭い部屋で1日中縮こまっていなさい。ああ、そうだね。



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