そよかぜから-映画

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旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

2009年02月16日 | 人間/社会派ドラマ


2009年 日本 112分
2009.2.7 TOHOシネマズ緑井
■監督 マキノ雅彦
■出演
   西田敏行(滝沢寛治=園長)
   中村靖日(吉田強=獣医・飼育係)
   前田愛(小川真琴=獣医・飼育係)
   堀内敬子(池内早苗=動物園管理係)
   笹野高史(磯貝三郎=商工部長)
   梶原善(三田村篤哉=市議会議員)
   吹越満(動物愛護団体のリーダー)
   萬田久子(平賀鳩子=新市長)
   長門裕之(韮崎啓介=飼育係)
   平泉成(上杉甚兵衛=市長)
   六平直政(三谷照男=飼育係)  塩見三省(砥部源太=飼育係)
   岸部一徳(柳原清之輔=飼育係)  柄本明(臼井逸郎=飼育係・絵本作家)  
   麿赤兒  春田純一  木下ほうか  でんでん  石田太郎  とよた真帆
   天海祐希

 《story》

「あの感動の物語が映画になる」

北海道旭川市旭山動物園は、施設が老朽化し入場数も減少。ジェットコースターを入れるも動物園とは不釣り合い。冬や積雪のため休園。そんな動物園に、子ども時代にいじめられ人嫌いの新人獣医吉田がやってきた。元動物愛護団体の小川を迎え、施設の修繕費も出ない中、園長をはじめ飼育係たちは入場者を増やすために奮闘する。飼育係による動物ガイド、冬の動物園体験ツアーなど、新しい試みのチャレンジ。しかし、敷地内に忍び込んでキタキツネの影響でゴリラがエキノコックス症に倒れる。この事件をきかっけに入場者数は激減、市長による閉鎖提案の噂も流れる。園長たちは署名運動を起こす。そして市長のいる役所の前に数千人の動物園閉鎖反対を呼びかける人たちが集まる。市長は閉鎖を撤回。次の選挙で敗れ、新しい市長が誕生。園長たちは、新しい市長に、「空を飛ぶペンギン」の施設作りを提案。了解を得て作られた施設にはたくさんの入場者。さまざまなアイデアで観客を楽しませてくれる旭川動物園は、上野動物園の入場者を上回る日本一を達成。

 動物園の動物と野生の動物

ディベートで、動物園の動物と野生の動物はどっちが幸せかという議論がある。もちろん野生だという答えが多いなか、どれだけ動物のことを知っているかと言われたら、ほとんど知らないことに気づく。野生に帰れば動物は幸せだとは言い切れない。野生の方が過酷で生き延びる可能性は少ない。それが野生の本来の姿だと言われたら、絶滅していく野生もただ見守るしかない。人間だけが楽しむエゴではない。入場者数だけが価値があるのではない。動物を思う気持ちに大切なものがある。この議論には結論がない。どちらが正しいとは決められない。
飼育員n人たちは、きっと動物や生き物が大好きなんだと思う。入場者数よりも、少しでも動物たちが活発に楽しく生活できるように願っているのだと思う。そしてそんな動物たちの姿をみんなに見てもらいたいと思っている。生き物を守るためにはお金がいるのは当たり前。それが役所の仕事だ。考え方一つで、動物も飼育員も観客も生き生きしてくる。身の回りのそんな視点の変換で活気がでるのものがけっこうあるかもしれない。

 公式サイト「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

 『予知夢』 東野圭吾 ガリレオのテレビは見ていないが、映画を見て感動。さっそくシリーズものを古本屋で見つけたので買って読んだ。案の定おもしろい。オカルト的な事件を、きちんと科学的に解決していく。小さな事を見逃さず、そこからヒントを得て、不思議でも何でもない事実。意図的なトリックであることを解明していく。実におもしろい。テレビドラマの「ガリレオ」をいつかレンタルして見たいと思った。
いろいろあるけど、兆しはいい。ただ朝がつらい。体が動かない。「開き直り」暗示を忘れてしまう。「開き直り」お守りのようなものがあればなあ。追いつめられた精神状態になったら、そのお守りを見る、また握る。すると「開き直り」効果で、みるみる元気が出てくる。何もしないでそんな効果は期待できない。準備と片づけ、それがキーワード。