精神疾患者の突飛行動

2015年03月29日 | 雑感 -
数日前に、ルフトハンザ航空機が墜落し、150名の命が
奪われたが、その中には 日本人二名も含まれていた。

その原因が、副操縦士がコックピットに立てこもり、
意図的に航空機を墜落させた
という現実が発表され、
スペインもフランスもドイツも、日本でも・・・
おそらく世界中が驚いている。

副操縦士のテロ行為を疑ったが、ボイスレコーダー解析と、
家宅捜索で判明したのは、自殺 ( うつ病 ) だということ。
報道では 「 殺人行為 」 という解釈がなされている。

これまで、このような要因で、航空機が墜落した事故を
私は知らない。



だからと言って、 「 うつ病 」 に侵された患者が全て
恐ろしいことをするわけではないし、「 必ず治癒する
病気である 」 というのは正しい認識だけれど・・・、
再発したり、慢性化したり、少しのことで揺らいだり、
そういう危なげな経緯をふむ人がいるのは 事実だ。






かつて、私は、経験豊富な精神科医から話を聞いた。

 精神疾患に かかったことのない人は、
 この世の中には いない。

 100人の内で、100人全員が 精神疾患を経験済だ。
 眠れないほどの悩みを抱えたり、軽いノイローゼや、
 不安症などは、治療しないでも 自然治癒している。
 そういう人を含めると、すべての人が経験しているのだ。





今回の副操縦士のような出来事は、今後も発生する可能性が
耐えることがないと思う。
産業医から 「 仕事をやめ、休みなさい 」 と診断されても、
本人が抵抗感を示したり、会社側が後任人事をケアできず、
無理に 働かせているケースも多いと 聞く。


現在の社会環境は、容易に “ 心のバランスを壊す ” 。
そんな可能性をはらんだ 条件優先の構造 をしている。


民法で、精神疾患者の労働に関することが設定されても、
まだまだ意識は低いのかもしれない。

都会の悲劇的な自殺行為が減らない要因を、あらためて
克明に検証するべき時期がくるのではないかとも感じる。



悩ましい事故や、ショックなニュースを耳にすると・・・
そのことが頭から離れないことがある。
しかし、それは・・・ 自分にとっては良くないから、
つとめて 明るい気分で 楽しいことをして、
自分の気持ちをコントロールしなければ、何かに・・・
ひっぱられそうで怖い。 
そんな気分が ないわけではない。
そういう影響を受けて、どんどんと変化していった研究結果が アメリカにはある。



現代社会では、誰もが皆、急に 「 うつ病 」 になる可能性が
あるのではないかと 感じている。
それは、まるで、突然発病する 「 花粉症 」 のように・・・。
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