Michael Jackson

2010年08月17日 | 人物 -

なんとなく思い出してしまう人・・・・・・マイケル・ジャクソン。


マイケルではないと似合わないような個性的な衣装は、彼の一貫した好みだった。
彼の衣装に、何らかの意味合いを求めても、きっと不確実な返事がかえってくるかも―。
何故なら、いつも自分で決めて、それも彼自身の感覚的なモノを重要視していたからだ。

白い靴下は、ず~っと履き続けたし、くるぶしまでの丈のズボンは(ダンスをする時の)
身体のラインを協調するための効果をねらっていたと言う。 そのための白靴下だった。

病気のため肌が白くなっていくにつれて、目立つ斑点がある右手にはいつも手袋をはめ、
ドーランで(全身に残る)まだらな色合いを消して、ステージに立っていた。
最初は黒いドーランで、そして、徐々に白いドーランを使うようになっていったという。




■1988年のグラミー賞でのステージ。
 「The Way You Make Me Feel 」& 「Man In The Mirror」




私は、寂しくなった時、上記の1988年のグラミー賞のステージを観ると・・・・
少しばかりの感傷を伴いながらも、前を向いていく「勇気」と「活力」をもらえる。
特に、このステージでは、後半部分あたりの「Man In The Mirror」からラストまでの
盛り上げ方が、たまらない。
まるで、今の自分を省みるのを促すように、彼がシャウトする言葉が胸に響いてくる。


一人ひとりが「変われるとしたら」・・・・
もしも、一人一人が、自覚を持ちながら、変わっていったとしたら・・・・
本当に「世界は変わるのかもしれない」と、マジに思えてくるのが・・・すごい!

一人ひとりが「向上心を持って過ごしたら」・・・・
もしも、一人一人が、自覚を持ちながら、変わっていったとしたら・・・・
良い天命がめぐってきて、皆が暮らしやすくなるかもしれないと、心から思える。

本当に、もしも、そうなったとしたら・・・・。 
そういうことが、実現したとしたら・・・・。
気持ちの良い「ピースフルな世界」のイメージが、漠然と、身体中を駆け巡っていく。

そして、憧れと一緒に、・・・この私にも「願い」や「希望」が、生まれてくるのだ。




この時期を過ぎて、程なくすると・・・・右の腕にラインを付けはじめる。
それは、平和への願いと、世界中の子供達の幸せを願っての「サイン」だった。
彼は、その願いのサインを、亡くなるときまで強調して、人前に立っていた。




そして、マイケル・ジャクソン と ライオネル・リッチー の二人が率先して、
実現したプロジェクト!  
忘れられないのが、この曲。 ~ WE ARE THE WORLD ~    
当時の USA を象徴する すばらしいメンバーが集い、熱気あふれる仕上がりになった。
(みんな、すごく若くて、観ていると、顔がほころんでくる)
ドキュメンタリーVideo にもあるように、夜を徹して録音された世紀の名曲だ。

マイケルは、この歌詞をネバーランドにある大木に登り、枝に寝そべって書いたという。

■WE ARE THE WORLD   / USA for AFRICA  
  written by Michael Jackson and Lionel Richie



イニシアティブ

2010年08月17日 | 仕事 -

私のプロジェクトが、次回も決定した。
現行のものの続行である。
しかし、会社の誰一人として、根幹の意図的なものを操作してほしくない。
そこを認められての外部スポンサーからの「OKサイン」だからだ。


社内では、能力もなく、「正社員だから」という理由だけで、成功報酬と安易なる立場を
勝ち得ている人々が、安穏と働いている。

私は、たった一人で、何でもこなす「一匹狼」のようなメンバーだ。
(実際、過剰労働を避けるためには、これで充分だ)


抵抗感はあるが、仕方がない。 

トップの決定ならば、あるいは、会社の決定ならば、従うしかないし・・・
自分が気に入らなければ(いつものように)会社を変えればよいだけである。
裏をかえせば、そういう弱い労働形態で働いているというのが「私の立ち位置」だ。


私は、弱い立場だけれども・・・・
自分の企画によるプロジェクトは、基本的に「自分でイニシアティブをとりたい」。
その自負だけは失うべきではない。

フリーランスだからこそ、こだわりたいプライドがある。




去年の頭、私の企画が決定して、数千万円のプロジェクトに発展していったが、
何もしていない正社員がイニシアティブをとることが分った途端、私は(現在の)会社に
真っ向から自分の意見を進言して、抗議をした。
会社をやめることも辞さない覚悟で、「自分の企画ができないなら、お金はいらない。
勝手にすればよい。私は、そういう立場で、この会社と関わっているわけではない!」
企画の「のっとり」(私の立場からは、“盗み”だ)である。
それが企業体という組織であれば、許されるのか! 
正社員であれば、何をやってもいいというのか!

そんな不遜で、不誠実なやり方には、モチベーションなんて、完全に無くしてしまう。
権力や、会社組織のセオリーなんて、くそくらえだ。

私は、現在の会社の中で、完全に浮いている(異質)ようだけれども・・・・
実力だけで勝負しなければならない「弱い立場」にあるのだから、その点だけは、
許すことができないし、「なしくずし」にしてはいけない事例だと思っている。
フリーランスを軽く見ていた正社員に、現実を思い知ってもらう「きっかけ」だったと
今でも感じているので、後悔は全く していない。
結局、会社側は、全てに対して、私との交渉に折れた。



多くの契約社員や、経験の薄い新入社員が、希望をもてるように・・・
やはり働いただけの報酬は、手にするべきである。

代表が大赤字をはじき出して、臨時ボーナスが2万円だなんて、バカもいいところだ。
今年の契約社員の言い分に耳を傾けると、本当に気の毒になってくる。

私も、たった一人で、全ての仕事をこなしているが・・・
それでも、一つのプロジェクトに、相当額の利益(1千万円以上)を会社に入れているのに、
全くボーナスもないし、私の通信費や交通費も頂けない。
待遇は、全く変わらず、こけにされているような気分にもなってくる。
手にする対価は、微々たるものである。
最初から契約書を要求しても、まだもらえない。いつまで待っても対処してもらえない。
明確にされない待遇面や立場のまま、ず~っと“だまされたかのように”働かされている。

だからこそ、自分の企画だけは、人に“のっとられたくはない”のである。
私にとっては、最後の砦であり、同時に「自分を守っているプライド」でもある。