労働審判

2009年02月02日 | 出来事 -
頑張っているつもりはないが、許せないことは、許せない。


昨年12月、1年以上契約して労働を提供した会社を相手どって、
やっとの想いで、地方裁判所に申し立てを提出した。
労働審判である。

不当な扱いを受けて辞めていった若者達の苦労を思うと・・・
自分が長年身を置いてきた業界の衰退(横暴)を許せない。
相手は、会社の一方的な「漢字ばかりの契約書」に印を押させて、
過酷な労働を強いる上場会社である!


今日は、弁護士さんと打合せ。

私の申立書に対する答弁書を読んで、あきれて、あきれて、
話にならない「嘘」を並べ立てていることに、本当に腹が立った。
でも、興奮した方が負けだから、嘘も“ねじまげられた現実”も、
「冷静に裁判官に話しましょう~」と弁護士さんと話した。

何故か弁護士さんからは、
「貴方はしゃべれない人ではないので・・・安心です」とほめられたが、
「かえって、言わなくても良い事まで言わないように」と釘をさされた(笑)。
「聞かれたことだけ、答えればよいのですね~。はい、わかりましたぁ~」
「余計なことを言いそうだったら、とめてくださいね」と言って、二人で大笑い!
シリアスな状況にもかかわらず、大笑いで閉められた本日の打ち合わせ。



これまで、この件があって非常に気持ちが落ちつかず、
ストレスをかかえる日々だったが・・・
やっと腰がずしんと落ちて、今、腹がすわったような感覚を覚えている。
いらいらしないし、どきどきもしない。
意外と落ちついている自分がいる。
「不思議だな(笑)」
かえって、明日は「相手側は誰が来るのか」楽しみでもあるぐらいだ。


泣き寝入りをしてきた多くの人々の心を代弁するかのように、
明日は(しっかりと)弱い立場の労働者として、我が主張を通してきたい。

わたしが、この数ヶ月の間に経験して、収集した情報を週刊誌に持ち込んだら、
大変なことになるだろうな・・・なんて思いながら、明日を楽しみに迎えたい。
相手次第では、もっともっと「腹をすえてやる」という気持ちもあって、
私の中に、強く、大きく、燃え上がる炎を感じている。


へたに、何十年も生きてきていないし、
同じ業界で、何十年も一線で仕事してきていない。
その自負だけはなくさないように、明日は、「頑張るぞ!」

※労働審判は、平成18年に施行されたものである。
 3回で、裁判官からの審判がでるので、短期(三ヶ月)ですむことや、
 最近申し立てをする人も増えている。
 昨今の「派遣切り」でも、あったような・・・記事を読んだ記憶がある。