すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

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穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

「縁側の日」、始まりはじまり~~!!

2008-06-18 | 縁側の日

6月5日(木)より

●「縁側の日」の始まり、はじまり~~!!

 「インタビュー」で出逢わせていただいた中道和久さんをお招きして、
 「縁側の日」というのを
 私の教室で月に一度することになりました。

「認知症に関心のある人なら誰でもどうぞ」というものです。

 今日が、その第一回目。

教室の縁側を開けて、
「前を通りかかった人でも気軽にどうぞ!」
そんな気持ちをこめて、名づけました。

うちの教室、日当たりだけは最高!

ぽかぽかした場になりますように。


今回は、母の具合が悪かったので、
お年寄りは、お誘いしませんでした。

参加者は、
ケアマネージャーをしている人
家族に認知症の方がいる人
そろそろ自分の親も怪しいと感じている人
そして、中道さんの6人。

● 「認知症って何?」
  「ケアマネージャーって何?」
  「介護保険を使うにはどうしたらいい?」
 
認知症の介護って、
「他人事」と思っていたところに降って湧いたように始まる。
そんなケースが多いのではないでしょうか? 

だから、「介護保険」の使い方が、全然わからないのですよ。

「認知症って何?」
「ケアマネージャーって何?」
なんて話から、
自分が介護していて、困っていることまで、
いろいろな話が出ました。

「認知症とは?」と聞けば、
資料つきで、
中道さんが、わかりやすく説明してくれます。

こんなにざっくばらんに話すことができて、
こんなに専門的な話も聞けるなんて。

なんとありがたい場が授かったことでしょう。


では、私の心に残った話から、
「ひとつ」ご紹介いたします。 


●『生活暦の記録』が、役に立つんだよ。
  
「生活歴」を知っているって、
とっても役立つんだそうです。

例えば・・・

認知症の方は、昔の記憶の中でも、
自分の栄光の時代の記憶に戻ることが多い。
異常に遠くまで行ったと思ったら、
昔の自分の全盛期に働いていた場所だった、
ということもよくあるのだそうです。

また、頻繁にする過去の話にも合わせやすくなる、
とうことでした。

●「セカンドオピニオン」的存在。

(※注)セカンドオピニオンとは・・・? 

よりよい決定をするために、もう一人の人から聴取する意見。医療の分野では、一人の医師の意見だけで決めてしまわずに、別の医師の意見も聞いて患者が治療法などを決めることを指す。

担当のケアマネージャーさんの他にも相談できる「セカンドオピニオン」が
いてくれるといい、という話が出ました。

ということは、
ここでケアマネージャーさんに出会ったのは、とっても心強い!

しかし、後でふと思いました。 

今日の出会いの場そのものが、「セカンドオピニオン」的存在。

そう言えるのではないだろうか・・・? 

●ここに認知症の方が加わると・・・?

 さて、このメンバーに私の母のように認知症の方が加わると、
 どういう場になるのでしょうか? 

「認知症の人」
認知症の人をお世話する人
そして、専門家。
この人たちが、場を共にするのです。

「どの立場の人も対等に」。

そんな場になってほしいのです。

そのために どうしたらいいのか? 

正直なところ、私には皆目見当がついていません。

でも、
これまで真剣にお年寄りに関わってこられた方が
たくさん、いてくださるのです。
きっといい場になるに違いありません。

そう思ったら、楽しみになってきました。

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