すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ハーゲンダッツ抹茶アイス作戦・大成功!

2011-05-24 | 教室

2011.05.21より

私は毎日病院に行っているのだが、
食事の気配がない。

お茶もゴックンと飲むことができているのに、
どういうことなんだろう?

母は言葉が出ないし、
音楽を聞いてもリズムを取ることもなくなっている。

食べていないからか、
どんどん元気がなくなってきているのだ。

今回より飲み込みがうまくできなかった昨年ですら、
もっと早い時期に食べていた。

お医者さんの話によると・・・

「嚥下機能(飲み込み)も働いている。
ただ、食事を試みても口をあけない、
口に入れても飲みこまない。

『食べ物』を認識することができないのではないだろうか?

認知症からか、脳梗塞からかはわからないが・・・」

ということだ。

なるほど・・・そんなこともあるんだ・・・

でも、母の様子を思い浮かべてみても
私には合点がいかない。

そこで、翌日私はちょっと試してみることにした。
母の大好物、ハーゲンダッツの抹茶アイスを持って。

「ハーゲンダッツの抹茶アイスよ」。

目をパチとした。

(あ、わかってる!)

まず私が一口・・・

「おいしい~!お母さんも食べてみる?」

すると、また目をパチ。

(やった!)

一口食べては、また一口。

それはそれは、時間がかかります。

でも、だんだん口も大きくあくようになってきて、
手がスプーンに!

(おー!・・・口まで運べるか・・・?・・・入った!)

さらに2.3口食べて、声を出した。

「おいしーねー」

やったー!
ちゃんと認識しているよ。
大丈夫!

「食べる」って、
生きる力・生きる源なんだとつくづく思う。

これから元気が出てきますように。

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