すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

私の精神的サポートが要る

2011-09-30 | 素老日誌

●2週間から見えてきた「恐れ

これまでは
「母がよくなるように」としたことで、
必ず何かしらよくなっていきました。

ところが、

リハビリ専門の病院に移った初日から、
ガクンと母の状態が落ちたのです。

私も交えていただき先生方と取り組みましたが、
成果らしきものはありませんでした。

どうして? 環境? 

私には不思議でなりませんでした。

家でゆっくりすれば、
前の病院でできたことができるんじゃないの? 

「在宅」にはそういう思いもありました。

家に帰ると、スプーンでガバッと口を開けて食べる、
ということを再びするようになりました。

しかし、それも束の間。

自分から口を開けることも次第に減っていきました。

これからは下降していくんだ。
そういう時期に入ったんだ。

この現実を肌身で感じました。

刻一刻と人生の終盤に向っていく母の変化を受けとめること。
見守っていてよい状態か、
医療行為が必要な状態なのか、
その見極めが難しい上に、
私だけの母ではないのに私一人で判断すること。

これは、今後私の精神的負担になっていくに違いない。
   
それは、疲れた私には恐れにすら感じられました。

「私の精神的サポートがいる」。

それを痛切に感じました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「あー、もうダメだー!」結... | トップ | 考えないで、自然にゆだねる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

素老日誌」カテゴリの最新記事