すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

縁に導かれて こん こん こんの こんちくしょう

2012-06-24 | 素老日誌

2012.6.24.

今日勉強会で一緒になった方をご自宅まで車で送っていくと・・・

なんと!

母がお世話になったデイサービス・ぬくもりさんのすぐ近く。

母の女学校の時のお友だちの娘さんがしていらっしゃって、
母とそのお友だちは、いつも一緒でした。

二人の認知症の程度が同じくらいだったのも幸いしました。

「あらー、女学校以来やなあ」

この挨拶で、毎回毎回始まっていたそうです。(^_^;)

けれど、

進行が進み、
母がグループホームに移って間もなく、
そのお友だちは、先に逝かれてしまいました。

懐かしい・・・

娘さんのお顔を見るだけでも、
と立ち寄ってみました。

すると・・・

「今日は、母の命日で 
今帰ってきたところです!!
 ちょっと、待ってください」。

戻って来られた手には、この本が。

ぬくもりさんに温熱療法に来てくださっている方が
詩集を出されたのだそうです。

その中に「母」の詩が載っているというのです。

 

お風呂嫌い

今日は頭が痛くって
お風呂に入りたくないよ

今日は寒気がするから
お風呂に入りたくないの

胸がドキドキしてきた
お風呂に入りたくない!

ヘルパーさんは困り果て

「娘さんに頼まれたので
お風呂にはいりましょう」

「うちの娘は
 こん こん 
 こんの
 こんちくしょう」

言い残したおばあちゃん、
何処かに行っちゃった


ほんとだぁ~。
まちがいなく「母」です。

この本を持ってその足で母の病院に行きました。
ご縁に導かれて行きました。

山本紫苑さん、
母は、今なお眼力で言ってます。

「こん こん こんの こんちくしょう」

おじいちゃん、
おばあちゃんの代弁のような詩集。

認知症やお年よりならではの
ユーモアと周りのぬくもりがつまっています。

ここにも そこにもあるシーンばかり。

でも、見落とされてないかしら?

ぜひ、覗いて見てください。

 

 


 

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2 コメント

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素敵な詩集ですね。 (智子)
2012-06-26 11:12:09
「こん こん こんの こんちきしょう」

晴子さんのお母さんの顔が目に浮かびました。
返信する
まんまでしょう。 (haruko)
2012-06-27 15:45:06
たぶんね
「こん こん こんの こーーーーんちくしょう!」
くらい言ってますよ(^_^;)
返信する

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